「親の愛…」ベイビーティース ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
親の愛…
クリックして本文を読む
死期が迫っていることをわかっているので、余生をせめて娘の望むことをさせてあげたいと、ジャンキーでどうしょうもない男を家に招き入れ、共に暮らすことを許す両親。母親も抗不安薬を服用し、精神が安定しなかったり、父親も家庭のことで悩み、隣人の妊婦にキスしてしまうなど、破茶滅茶な両親だが、男に薬を渡してまでも、娘のそばにいさせようとする親…切ない。ジャンキー男は実の母親に愛されず、不遇な人生を送っているが、病気の娘を夜置き去りにするなど、どうも共感できない部分があった。ストーリーのテンポが唐突感があり、苦手で睡魔に襲われたが、ラストは娘自身が死を悟っており、何とも切なかった。親の愛に尽きる映画。
コメントする