劇場公開日 2021年2月19日

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「わたしの若草物語の三女役だった若い女優さん。また、病人の役です」ベイビーティース カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0わたしの若草物語の三女役だった若い女優さん。また、病人の役です

2021年3月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

母親が精神的にすごく不安定でした。父親は精神科医。
場面の説明が画面の端に入ったり
変わったテイストでしたが、好きな映画でした。
冒頭、父親の精神科医が患者さんと机でまぐわるシーン。次の患者さんは4時半だから、時間はあるけど、早めにくるひとなんだとか。おいおい。
なんだ、奥さんが患者かよ。それは同情申し上げます。オーストラリアの精神科医は出張診療メイン?
お向かいの妊婦さんは双子並みのお腹なのになかなか生まれない。どうやら、シングルマザー。ちょっと変な人。
お父さんが親バカ過ぎる映画でしたけど、おじさんはお父さんに共感せざるを得ませんでした。
電車を何本もやり過ごす最初のシーン、いいですね。興奮して鼻血がでたのかなぁ?と思ってしまいましたが、自分のTシャツを脱いで拭いてあげるなんて、グッときちゃいました。

16歳で抜けた乳歯をグラスに入れてからキスをする。抜けた歯の歯肉を舌がまさぐる快感を想像するとなかなかエグいものがありました。しょっぱいのかなぁ?

あの奥さんと娘が死んだあとの生活を考えると暗澹たるものがありますが、隣人たちと共有したあの日々は彼にはきっと救いになったと思いました。

ミラ役のエリザ・スカンレンがとてもよかったです。旬の彼女といった感じでした。

最後の海のシーンは昔のATGの映画みたいでした。

カールⅢ世