アメリカン・ファクトリーのレビュー・感想・評価
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ドキュメンタリーの良さ爆発
へ~こんなことあるんだ
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中国人の働き方すごいな
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アメリカの人ってこれが普通なんだもんな
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まあこうなるよなあ
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え、どっちが正しいの
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わたしならどうしてただろう
この流れがきっちり出来てて、まず世界の現状を知る、そして他国との文化の違いを知る。
問題の解決策を考える。自分ならどうするかと考える。
これが出来るのって作品として素晴らしいよ。
難しいことは理解しきれていないが、あの思想に合わすに解雇されてしまった人々は単純に可哀そうだと思うし、どうしてもあそこで生活するしかない人なんて環境を恨むしかないじゃない。
自分なら声をあげるかな、環境に順応するかな。
もっと人々に様々な選択肢が与えられる世の中になればいいのにと思った。
【”高い共通認識を求めて” ”思想信条、国境、民族風習・気質、文化”の壁は越えられるのか。重い問題をフラットな視点で切り取った秀逸なドキュメンタリー作品。】
ー今作がドキュメンタリー作品として秀逸なのは、中国共産主義思想とアメリカ民主主義思想のどちらかにスタンスを置く訳ではなく、お互いに”努力”して融和しようとする”経営トップクラス”から”作業者”までの幅広い人々の姿を”虚飾なく”描き出しているところだろう。-
「高い共通認識」:今作の製作に関わったオバマ前大統領の言葉。現在のアメリカのトップを務める男にこの意識が僅かでもあれば、と切に思う。
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2015年 GMデイトン工場閉鎖のシーンから映像は始まる。そして、進出してきたのは、中国企業の”福耀”(フーヤオ)。
当初、”福耀”を一代で築いた会長は”郷に入れば、郷に従え”という言葉と共に、FGA(フーヤオ・アメリカ)の社長、副社長に、アメリカ白人を据えるが・・。
■印象的なシーン
・FGA開所式でスピーチするUAW(全米自動車労働組合)よりの議員の言葉に過剰に反応するFGA経営層の姿。
ーアメリカの(UAWは特に強硬な姿勢で有名であるが)労働組合の会社への介入を嫌うのは、中国企業なら当たり前だよな・・と思いながら、鑑賞。-
・FGAアメリカ人幹部クラスが中国の”福耀”工場を”研修”名目で見学する姿。作業者たちの淀みない作業風景。昼礼の際の一糸乱れぬ整列シーン。”異生物を見るような、太目のアメリカ人たちの表情。
ー日本の製造業でも、あそこまではやらないよ・・。(知っている限り)-
そして、労働条件、環境の凄さに驚くシーン。特に安全面。
ー日本の製造業では、あんな事はやらないよ・・。(安全第一である。)ー
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・彼らが、アメリカに帰国して同じような事をしようとするが・・。
ーだからあ・・。そういう文化じゃないでしょう・・。-
・”組合回避コンサルタント”なんて、仕事があるのね・・。
・FGAアメリカ人労働者たちが組合介入を求めて活動する姿。無人化により、”レイ・オフ”されていく作業者たちの姿。
ー省人したら、レイオフじゃなくて、改善スタッフに回して、”組織力”
を上げるんじゃないの?-
2018年、FGA(フーヤオ・アメリカ)は漸く、黒字化するが、作業者
の時給は14ドルのまま・・。
<すいません・・。どうしても、民主主義的立場からのコメントになってしまいました・・。
それにしても、ラストに出たテロップ
”このまま、無人化が進むと2030年には3億7千600万の失業者が出る・・”
には、衝撃を覚える。
”重い命題”を静に私たちに問いかけて来るドキュメンタリー映画の秀作である。>
さすが中国。物真似真似映画。
完全にガンホーの物真似。さすが、オバマと中国のズブズブダッグ。中国人社長は、改善と叫ぶ場面。
わるいけど、日本人はそんなことやりませんよ。
ひどい映画。アメリカも早く中国とのズブズブ関係
キレたら良いですね。
国と国との埋められない溝
米オハイオ州のゼネラルモーターズの工場が不況のため閉鎖し、そこに中国のガラスメーカーが進出してくるというNetflixオリジナルドキュメンタリー。言語、文化、価値観、様々な国家間の違いが浮き彫りになり見ていて辛かった。
アメリカのオハイオに中国企業が進出
アカデミー賞をとった長編ドキュメンタリーでオバマ夫妻の第一作。
アメリカのオハイオでGMが撤退した後に、中国の自動車ガラスメーカー、フーヤオが進出してくる。
アメリカのプライドと中国の成果主義がぶつかり合いながら、なんとか軌道に乗せようと頑張る。
よくぞここまでカメラを入れてくれたものだと感心するが、これはどこでも同じで、チャンネルを増やさないことが大切だと思う。
設計者として
自分は設計者だが、自分がいい設計をし続けることは、それを買うお客さんのためであり、それを作る作業員の職のためでもあるって考えると気が抜けないし責任重大。
映画自体は、民主と共産の話であり、労働者と雇用者の話であり、異文化の話であるが、ラストシーンで示唆される自動化による職の喪失こそが絶対的な恐怖として感じられた。
異文化共存できるの?
米国オハイオ州デイトナのGMが閉鎖して、そこで働いていた人々は解雇されたから、地元の人々は何年間も失業していた。そこに中国FUYAOというのガラスの企業が入ってきた。失業者は仕事にありつけたが、時給はGMでは$29だったが、FUYAOでは$12.84とかいう低賃金で組合も作れず働かさせる。従業員は不平を言うわけでなく、仕事にありつけたことに喜んでいるよう。数多くの従業員は中国本土から派遣された中国共産党精神の十分身についている従業員で、米国文化も習おうとしているが、おかしなことに、銃の使い方(ユーモア)を習ったりしている。確かに『Made in USA』 ガラスだが、質は消費者のスタンダートと低クオ英語でリティーの中間だとある従業員はいう中国語人の生徒に聞いたが、中国人社長の中国語を全てポジティブに通訳していると。言葉の弊害により起こるユーモアな面が文化の違いを通して丸出しになっていて、中国の共産党精神で働かされる中国からの従業員と、米国の従業員を見下げている態度に腹立ちを覚える。
鑑賞後、討論するのにいい映画だね。中国共産党の存在があったからこそ、今の中国があるので、この共産党精神をもっと理解すると映画が面白いだろう。それに、中国語と英語を理解していると、両方の立場がわかるのでもっと滑稽さを知ることができる。
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