喜劇 愛妻物語のレビュー・感想・評価
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初見では見過ごしてしまった細部の妙
とにかく弁解も弁護もできないガチでクズな男が主人公なのに、ちゃんと人情物として成立していることに驚く。もちろん暴言妻も含めて不快になりすぎないようにバランスは取られているのだろうが、なかなかに成立しづらい難しいバランスであり、かなりギリギリのところを攻めているんじゃないだろうか。複数回観て気づいたのは、身も蓋もない罵詈雑言がカジュアルに飛び交うライトな外面のせいで見過ごしそうになるが、実は随所に繊細な心理描写が仕込まれている。ちょっとした瞬間の娘のアキの気遣いの描写にハッとさせられたり、見返す度に発見がある。音楽の使い方など演出面で短絡的に見えてしまうところもあるのだが、タイトルに「喜劇」とあるように「大衆喜劇」というフォーマットに収める意図的なものであるような気もする。いずれにせよ、簡単に全貌がわかったようなつもりになってはいけない類の作品だと思っている。
喜劇でも愛妻でもなかった
笑うところがなかった
夫婦あるある かもしれないけど、
不快感が続く
お金がないとイライラケチケチ。
満たされない妻。ダメすぎる夫。
本当に
金持ち喧嘩せず とはよく言ったものだと思う
普段の生活でも見たくないのに
汚い言葉の大声を出す人を1時間以上見ることになるとは…
セックスレスを謳ってたけど
2ヶ月とかなんとかって言ってたので深刻でもなく
ビミョー
誰でもいいのでやりたい
ヒモ生活の夫
娘を可愛がっているところだけが救い
妻からすればやりたいだけの夫はキモい
久しぶりだね は、萎える
男女の求めるものは違いすぎる
不快な映画も家族役の俳優さんを信じて最後まで見届けた。
共感する男性が爆笑するということかな。
賞を与えるのも男性なら納得の受賞作
合間のCMのドラマ 風間くんも、メグミもいいんだけど、内容に興味がわかなかったなー
誰目線の面白さなんだろうか?
やりたい夫と鬼嫁
今の時代 鬼嫁って…
河合優実ちゃんスゴかったね(笑)
よくわからない関係性‼️❓
1000回頑張る…何度も信じれるなんて凄い
ドМ歓喜映画
映画自伝小説を元にしている
ので夫婦とのやりとりや脚本家の
苦悩などほぼ事実なんだろうが
見ていて心が痛むシーンばかりで
追体験させられる。見ていて疲れる。
映像、脚本家業界の酸いも甘いもの
部分を垣間見れ、業界人が見たら共
感される映画なのだろう。
チカの暴言も度が過ぎるほど容赦なく、
フィクションかどうかはどうでも
良くなるほどで見応えがある。
水川あさみの魅力を引き出していると
思う。
あれほどの暴言の中にいる
子役の子に感服いたす。
夫婦との性生活にも焦点を当て
現代のリアル事情を表現している。
夫婦仲がいい=性生活もうまくいっている
大久保が自然体でいい仕事しています。
谷間を合法的に堪能できます。
スッキリするところが無い展開
濱田岳のダメ夫がいい
水川あさみ熱演‼️
☆☆☆★★★ ※ デ◯ト◯で行く(爆) 売れないシナリオライターの...
☆☆☆★★★
※ デ◯ト◯で行く(爆)
売れないシナリオライターの濱田岳にはポリシーが有る。
テレビは、山田太一と倉本聰以外は認めない!
金は無いし、仕事も無い!
人一倍映画に対するプライドは(おそらく)高く、夜の 〝 やる気 〟 だけは超一流。
それが売れないシナリオライターの濱田岳。
そんな、ほぼ紐状態の濱田岳を養っているのが。口から先に産まれて来たんじゃないか?と思わせる、毒舌女房の水川あさみ。
この2人が、殆ど映画全編で喋り合う。
ひたすら低姿勢の濱田岳に対して、言葉の暴力で殴り捲る水川あさみ。
観ている内に観客には、本当は《似た者夫婦》なんじゃなかろうか?とさえ思えて来る。
ところで、基本のラインを脚本家に置いていると思える足立紳が。新たな監督作品の題名に《愛妻物語》と付けた事から考えても。例え中身は違えども、その先に見えるのは。偉大なる脚本家にして映画監督である【新藤兼人】に対するリスペクトが、少なからずは有るのだろう?との考えは、どうしても脳裏によぎる。
新藤兼人は、その生涯に約400近い脚本を残した事から、多くの脚本家からの目標でも有り。日本のみならず、世界中の映画人から尊敬を集める。
今回、本作品を観るにあたり。新藤兼人版の『愛妻物語』を観返す機会が無かったのは残念でした。
過去に一度だけフイルムセンターで鑑賞してはいたんですが。最早細かなところは忘却の彼方で、、、💧
一応、ウィキペディア等で内容を確認。
新藤兼人の自伝的作品で、映画界で認められる迄の話は。読んで行きながら、「嗚呼!そんな映画だった気がする」…と、少しずつ思い出して行った。
勿論、新藤兼人が描いた物語は。何とか認められたいと思い、必死にシナリオライターを目指す真面目な夫婦のドラマだったのだが。
対して、足立紳が描く《新・愛妻物語》は。観ている間中「ここまで徹底して◯ックスにこだわるか!」…とゆうくらいのクスクス笑える艶笑コメディーでありました。
とにかく、水川あさみ演じる最初から最後まで濱田岳をなじり倒す悪妻が圧巻。
「何が空気だ!空気読めないくせに!」と罵倒するが。この程度のなじりは寧ろ軽い方で。絶えず「死ね!この野郎!」と、濱田岳を足蹴にする。
ここまでなじり倒す人間だと、最初は笑って見ていられても。途中から「もうイイよ!」…とウンザリしてしまうものなのけど。とかく、濱田岳演じるどうしようもないダメ男振りを散々見るにつけ。ウザい嫁だなあ〜と思いつつも、どうしても怒る気にはならなくなって来る。
こんなダメな男でも、いつの日にか期待に応えてくれるのではないか?…と思い、ひたすら耐えながら生活しているのを、観客には予想が立つ。
彼女の口から放たれる言葉は、大量の毒の中にも。ささやかな愛情に満ちているのを、映画が進んで行くにつれて観客の心にも響いて来るのだ!
だからこそ、寿司屋で周りの目を気にせずに罵倒した後に。近くの川沿いで家族が身体を寄せ合って泣き崩れる場面は感動、、、
しねえ〜んだなあ〜これが(u_u)
相変わらず◯ックスの事しか考えてない濱田岳( ´Д`)
まあ、でも少しはやる気モードのスイッチは入ったようで。結果として今は映画界にしっかりと根を張ったのだから、奥さんには頭が上がらないんじゃないかな?(;´д`)
ところで、映画は途中で舞台が小豆島に変わる。
濱田岳が書いたシナリオに「八日村の祟り」とゆう作品が有るのだが。これってもしかして、小豆島繋がりで『八日目の蝉』に掛かっているのかな?
だって映画の中で1回だけ、夫婦で罵倒し合う場面の途中。興奮して「八日目…」って言っちゃってるし(^^;)
大久保さんは巨乳 ∑(゚Д゚)
軽いライトコメディーなのだから、おかしな起用とは思わないけれど。メールと電話は良いとして、過去の浮気場面の挿入はいらなかったんじゃないかな。
幸運を呼ぶ赤いパンツを、履いて!目指せメディアミックス by光石w
※ そう言えば、◯ル◯ロは熱狂的な新藤兼人フアンだったのでは?
2020年 9月22日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン6
この喜劇は一発芸だった。最近見た日本映画で、この瞬間だけは笑えた
まぁ、こう言った。普通以上に仲の良い夫婦が描けるから、朝の連続ドラマが任せられるのだと思った。
自伝的脚本って言っていると言う事は、こんな恥ずかしい主人公は、この脚本家ではないと言う事。
こんな簡単に『サカル』っなら、少子化にもなるまいに。この脚本家が考える様な社会がくれば、子供が沢山沢山増えて良いだろう。是非是非、朝の連続ドラマにサカレル様なエロ話♥を、この脚本家には登場させて貰いたい。仕事に行く前に、国民的朝ドラ見ながら、生殖行為にはげんで、可愛い子供が増える美しい日本社会を実現させよう。
うっせぇわの妻版映画
妻のうっぷん代弁映画。キレまくる姿がカッコいい!言葉で叩きのめす姿が爽快!
夫の濱田岳をムカつく夫と重ね合わせて、妻の水川あさみに精神ダメージを与える気分で観れて楽しい。
あとは、他人の夫婦関係をめっちゃ覗き見してる気分になる!
生活してると、やはり気になる隣の芝生…。めちゃくちゃリアリティのある生活にボロボロの下着姿で寝る水川あさみ。長尺のお尻のドアップ。
トップを走ってる女優とは思えない程、貧乏パート主婦っぷり!罵倒暴言の数々も言わされてる感など皆無。本気でキレてる。なので、それぞれの喜怒哀楽のシーンに入り込める。
妻から夫へは99%嫌悪感を感じるけど、1%の愛情は確かに感じられる。離婚しないの?なんて、野暮な質問。その1%を糧にして、愛情が大きくなったり小さくなったりして、夫婦は続いて行くんだなと思わせてくれる映画でした。
ダメ人間を甘やかさずに描いたら客観に
喜劇と言うにはリアルさ、生々しさの方が勝っていたように思うが、それでも見辛く無いようまとまっていたので、まあ喜劇と読んで良いのかもしれない。
夫のクズぶりはここまで描いてよいのか?と思うほど。
痴漢までするとは…監督の原作に基づいた映画なのでそれだけではなく、全体的に言える事だがよくもここまでさらけだしたな、と思う(実際には見ていた、に留まっていたそうだが)。
実在の夫婦生活(しかも本人)を絡めて描いたからか、問題のある夫婦のサンプルをただ見せると言う形にならず、現実味のあるキャラクターの出来事、として捉えられたのがこの映画の面白さかと思う。
延々夫婦喧嘩が続くが、濱田岳も水川あさみもちょっとした心の機敏を含めて実に巧みに演じており、辛さをあまり感じない。
監督が脚本を書いていて「面白くないかも」と感じた部分は実際に監督とその奥さんで本読みをして作っていったと言うので驚き。
全体的に上手く計算した上で成り立っているギリギリの吐露映画。面白く身につまされる。
どんな作品にも自分の好きな所はみつかる
映画や音楽のアルバムなど、あらゆる作品に自分に合う合わないはあるが、どんな作品にも自分の好きなシーンや、曲はしっかり向き合えばみつかる
妻は夫の作品や、人柄のほんの一瞬に惚れ、夫のために努力をする
長く真剣に付き合っていれば、嫌いな部分がたくさんみつかり、嫌いな所ばかり気になるものである
それでも、そのほんの一瞬を信じ、好きになり、一緒にいることで、なんとか一緒に生きる喜びがみつかる
この映画は、コメディ6割、シリアス4割であり、メイン2人の役者によって大部分が成り立っている
2人役者は既婚者であるが、それゆえに映画を観てる感覚を忘れるほどのリアルとコメディのクオリティが高すぎる
ダメな夫のダメな部分が目立ちすぎるため気づきずらいが、妻のダメな部分も要所要所描かれているため、絶妙にバランスがよい
これからの人生
作品の、人の、嫌いな部分も好きな部分も愛し、コメディ6割、シリアス4割のバランスで生きていけたら最高だ
追記
オアシズ大久保について、エロい人妻としての存在感とリアリティは最高だが、水曜日の不倫についての回収がないため、ラスト15分は無駄な緊張感を感じてしまった
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