トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
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懐かしさ、興奮、感謝
アラフォーです。小学生の時トップガンを見てそれからずっとファンでした。レンタルビデオで何度も何度も見ました。トム・クルーズもかっこよかったけど、何よりF-14のカッコ良さと音楽が最大の魅力と感じていました。(いったいどれだけF-14のプラモを作ったことか 笑)
たまに続編の噂はありましたが、続編はもうないだろうなと思っていました。それでいいと思っていました。でも本当に作ってるというのを知って、マジか!!っと。
でもワクワクが過ぎて、仕事が手に付かなくなりそうなので、普段はあえてあまり考えないようにしていました。
そして公開当日、始まる前まであまり深く考えてなかったけど、映画の続編で良い感想を持つことが少ないので急に不安になってきました。
F/A-18でF-14の代わりになるのか?デンジャーゾーンを超える(戦闘機に合う)曲なんて作れるのか?見終わった後見なきゃ良かったなんて感想を持ったら、なんか過去の楽しかった思い出まで否定されるような感じになりそうで。。。うまく言えませんがそんな心配が急によぎりました。そして上映開始。。。
見覚えのある文章…ん?
何度も聞いたBGM…あれ!?
空母甲板…これは!!
ケニーロギンスのデンジャーゾーン!!!
きたー!!!!
もうね、気鬱でしたよ!これ以上言うとネタバレが過ぎるので書きませんが、トムはファンのことを本当に本当に考えて考えて、考え尽くして作ってくれたんだ!ってひしひしと伝わってきました。その気持ちに目頭が熱くなりました。最初から最後までファンが望んでいた映像が次々出てきます。これだよ!俺が望んでいたのはこれだよー!ありがとうトムー!!
前作ではトムクルーズのことをかっこいい役者さんと認識していましたが、違う、この人は最高のクリエイターでエンターテイナーで、最高に優しい人なんだと思いました。
年取ったトムクルーズ、老朽化したF-14、あー俺も年取るはずだと少し寂しい気持ちにもなりました。でも新しいの相手に頑張っていました。カッコ良かった!俺も頑張ろう!
前作ファンの人ぜひ見てください!本当に見て良かったです。私は今週も見に行きます!
前作未視聴組です
前作未視聴です。
映画館は満席だけど、60代くらいのおじさんしかいなかったです。
気乗りしないまま視聴しましたが、冒頭の音楽は聴いたことがあり、歌詞もこの映画のために作られたような内容で海軍カッコいいなと思いました。
トムクルーズは若く見えるし、すごく鍛えているけど若い人たちと比べるとお腹周りが太くて年齢を感じました。でもそれがリアルでした。
もうお爺さんに近いのに周りをワクワクさせる能力があって、女の人とも良い雰囲気になって、若者に憧れられて、自分の好きなことをして心の赴くままに生きている。
顔の皺もたるみもお腹もトムクルーズなら全部どうにかできたと思いますが、映画を観てるおじさんの共感を生むためにそのままにしたんだなって。
映画ってこういうものなんですね。
憧れのヒーロー、なりたい自分、見たこともない世界を感じました。
お金の力で流行りを買っただけの内容の無いNetflix系や原作ファンを無視して監督が自分が作りたい物を作るアニメの実写化も多い中でファンを楽しませるを強く感じるこの映画は素敵だなと思いました。
もし、私が前作をリアルタイムで観ていて数十年後にこの映画を観たらすごく嬉しいだろうと思いました。
前作のファンだけが楽しめるものではなくて前作未視聴の私も夢中になれました。
もう一回観たいなと思うくらい良い映画で最初は「おじさん無理するな」と思っていたのにエンドロールの時にはカッコよかった、、、と思っていました。
どの世代も楽しめる素晴らしい映画だと思いました。
いくつか「弱い部分」はあるけど、『トップガン』世界への没入が全ての問題を克服する一作。
『トップガン』と言えばこれしかない!という、ケニー・ロギンスの歌に乗せた戦闘機の発艦シーンで、観客は上演開始からいきなり『トップガン』の世界に叩き込まれます。まだトム・クルーズも登場しない段階でこの「揚げ感」はすさまじい。オープニングだけで選ぶとしたら、本作は間違いなく今年のベスト5には入るインパクトです。 戦闘機がまるでダンスのように舞う空撮映像も、座席が振動するほどの音響と相まって極上の臨場感。前作(1986)に登場した、F-14トムキャットの映像映えするシルエットと較べると、本作で主役を張るF/A-18ホーネットはちょっと地味な印象を受けるんだけど、いったん大空に舞おうものならそんな先入観はどこへやら、観ているこちらも画面に合わせて自然と身体が動いてしまいます。2Dでこれなんだから、4DXで観た日には気絶するかも…。 前作の登場人物がその後どのような人生を歩んだのか、こまかな説明や回想場面は最小限にして、「もう既に過ぎ去った出来事」として語るにとどめているのですが、具体的な状況は分からなくても目の前で展開するドラマで十分感情移入できる作りとなっています。主人公のマーヴェリック(トム・クルーズ)とブラッドリー(マイルズ・テラー)は、『クリード』(2015)や『コブラ会』と同様、一種の師弟関係ではあるんですが、過去の経緯で鬱屈を抱えています。そんな二人の関係がその後どんな経過を辿るのか、おおよそ予想は付きつつも、それでも彼らの関係が際立つクライマックスは手に汗握ってしまいます。さらにアイスマン(ヴァル・キルマー)はじめとした前作キャストにも、丁寧に見せ場が用意されていて、この隙のなさもまたさすが。さらにラスト近く、もはや出番はないと思われていた「あれ」にまでスポットライトが当たるあたり、特に前作ファンは感涙でしょう。 どこを切り取っても見せ場しかない本作だけど、一方で物語の設定としては、「世界の警察」としての米国の「正義」を何の疑問も差し挟む余地なく持ち出しているあたり、特に現在の世界情勢を踏まえると、ちょっとひっかかるものがあります。こういった「正義の米国」像は既に映画では相対化されたものだと思っていましたが…。もし本作の監督を、亡くなったトニー・スコットから兄のリドリー・スコットが引き継いでいたとしたら、もしかして『ブラックホーク・ダウン』(2001)みたいな映画にしてたんじゃ。もちろんジョセフ・コシンスキー監督はそんな要素を一切入れていないんだけど。 それと本作は、前述の『クリード』と同様、かつての英雄から次世代の若者への継承の物語でもあるはずなんだけど、本作のマーヴェリックは相変わらず超人すぎて、若手エース達の出る幕がなくなっており、結果として成長物語としての要素はちょっと弱くなってしまっています。トム・クルーズの「俺様映画」として観れば満点なんだろうけど…。このあたり、『スペース カウボーイ』(2000)のクリント・イーストウッドのように自らの「老い」を積極的にネタにする余裕を持って欲しいところ(バーでのエピソードで微妙に「ネタ化」してたけど)。 トム・クルーズの狂気とも言えるような役作りの徹底ぶり、徹底的に鍛え上げた肉体美など、もはや見慣れた感のある彼の佇まいですが、ラストシーンで彼とジェニファー・コネリーは、人類ではなくエルフ族であることを確信しました。 前作同様ケニー・ロギンスを大々的に使っているんだから、「ベルリン」も登場すると思っていたんだけど、解散したからかお呼びがかからなかったみたい。ここは期待していただけに、残念!
ブラッシュアップ・スカイアクション!
"トップガン" シリーズ第2作。
IMAXレーザー/GTテクノロジーで鑑賞(字幕,レイトショー)。
冒頭のシークエンス―空母から発艦していくF‐18を様様な角度から捉えたシーン、そのバックに流れる名曲「デンジャー・ゾーン」。1作目へ溢れんばかりのリスペクトとオマージュ捧げるだけでなく、「伝説的作品の続編をこれからぶち上げるぞ」と云う意気込みにも感じ、体中が興奮にたぎった。
続編ながら、ストーリーは1作目に似通っていた。だが決して二番煎じでは無かったことが、すごいところだと思う。
マーヴェリックが年月を経、若者を指導する立場となっていたことで、前作からの物語の広がりを生んでいたからだ。
彼が過去の悔恨やグースの息子と向き合うことで生まれるエモーショナルな人間ドラマが、過酷な訓練や最高難度のミッションにおいて繰り広げられる圧巻のスカイアクションと共に描かれており、カタルシス満載で突き進む様はまさに怒涛。
随所に散りばめられたオマージュは、1作目公開当時からのファンの方ならば、胸が熱くなることは必至であろうし、かつてのライバルであるアイスマンとの再会シーンでさえ、にわかの私にとっても、本当に素敵で感動的な名場面だった。
クライマックスは、「ジェリー・ブラッカイマーらしさ」が全開であった。80年代から2000年代初頭にかけて製作されたハリウッドのアクション映画を彷彿とさせる展開の連続で懐かしさを覚え、手に汗握らずにいられなかった。
旧型が圧倒的優位の新型に立ち向かうと云うシチュエーションが大好きだから、クライマックスのF‐14対第5世代機のドッグファイトでは興奮の坩堝に叩き落とされた。
操縦はマーヴェリック、後席にグースの息子・ルースターが乗り込む展開もアツ過ぎた(マイルズ・テラーに髭を生やすとグースにそっくりになると云うのは、まさにキャスティングの妙であり神懸っている。ほんのりそっくりなのも親子設定に説得力を齎していた。だからこそ、マーヴェリックの後席にルースターが座った瞬間の感慨も一入だったのだと思う)。
なんとニクい演出なのだろうと涙が出た。マーヴェリックの心には、常にグースの存在があった。その息子を後席に乗せて戦い、無事生還したことで彼自身が救済されたと云うだけでなく、ルースターとの関係も修復されて絆が生まれた。前作をきちんと踏まえた上で、最良の結末へと導き提示する。続編のお手本のような脚本と演出にさらなる感動を覚えた。
コロナ禍による延期に次ぐ延期に否応無しに期待値が上がっていた本作だが、その期待を遥かに上回る面白さであった。
劇中で語られていたように、戦闘機はいずれドローンに置き換わり、パイロットが必要の無い時代が訪れるのだろう。
これほどまでに感情が交錯する迫力満点のスカイアクション映画は、もしかしたら本作で最後となるのかもしれない。
今はまだその時では無いにしても、本作は素晴らしいタイミングで世に出され、鮮やかな輝きを放っているように思う。
[余談1]
アイスマン(ヴァル・キルマー)はどのように登場するのかが気になっていた。ヴァル・キルマーは実生活において喉頭がんを発症し、治療したものの後遺症で声が出せない状態だったからだ。そのことが考慮された設定が構築されていて、トム・クルーズの配慮と友情を感じると共に胸が熱くなった。
[余談2]
本作こそ、真にIMAXで観るべき映画だと思う。トム・クルーズがコロナ禍の影響で公開延期されても、配信ではなく、映画館での公開を切に願った真意がよく分かった。
テレビ画面では決して味わえない興奮と迫力が満載だったからだ。通常のスクリーンですら最大限に引き出せないかも。
CGを極力使用せず、本物での撮影と云うこだわりが炸裂した空中戦は、大画面や最高の音響で観てこそ、とてつもない迫力や戦闘機の爆音・振動を臨場感たっぷりに体感出来る。
本作の持つスペックを余すところ無く発揮出来るのは、きっとIMAXのスクリーンと音響なのではないだろうか。
IMAXで観てこそ、本当の意味で「トップガン:マーヴェリック」は完成するのだと、自信を持って断言する。
[余談3]
故トニー・スコット監督への追悼も忘れていない。
ここも本作が素晴らしいところである。
[追記(2022/05/31)]
近年人人の映画の鑑賞傾向が、コロナ禍の影響もあって、サブスクなどの配信をスマホやタブレットで楽しむ方へと変化して来ている中で、映画館で観てもらうことを絶対条件として主眼に置いた本作が公開3日ですでに国内において社会現象的ヒットとなっていることに喜びを禁じえない。
映画館でしか味わえない体験を約束した本作のクォリティーが高いことを証明しているのはもちろん、そのおかげで「映画は映画館で観るもの」と云う原点回帰を促す絶好の機会になるかもしれないなと、いち映画ファンとして嬉しいムーブメントになりそうな予感があり、とてもワクワクしている。
[追記(2022/08/20)]
ラストのマーヴェリックとルースターのやり取り…
マ:君は命の恩人だ。
ル:父の代わりです。
…をもう一度聞きたくて居ても立っても居られず、せっかくだからとMX4Dにて、3回目の鑑賞に挑むことにした。
結果、マーヴェリックと共に空を飛び、困難なミッションに参加しているかのような気分を味わうことが出来た。
過酷な訓練、ミッション本番を経、クライマックスのドッグファイトでは興奮のあまり泣きながら揺られていた。
その後の上記のやり取りに追い打ちの落涙である。
[以降の鑑賞記録]
2022/06/11:TOHOシネマズ梅田(TCX,Dolby-ATMOS,字幕)
2022/08/20:TOHOシネマズなんば(MX4D,字幕)
2022/09/11:Amazon Prime Video(購入【4K UHD】,吹替)
2022/12/03:Ultra HD Blu-ray(字幕)
2024/11/15:金曜ロードショー(地上波初放送)
※修正(2024/11/13)
続編で、1 作目に引けを取らずに面白いのは、ターミネーター以来でしょう!
金曜レイトショー『トップガン マーヴェリック』 西宮の最終のIMAXは、9割埋まる・・・ 大半は、オヤジ世代単独と熟年夫婦ww 2年公開遅れてしまいましたが、待った甲斐ありました。 続編で、1 作目に引けを取らずに面白いのは、ターミネーター以来でしょう!! 自身の出世作ながら続編を作るまで36年かけたトム・クルーズの全てが凄い! 開始5分で完全にロックオン‼️ CG を使ってない描写の迫力が半端ないし、ストーリー的にも完全な続編! 現実でも闘病中のヴァル・キルマー(アイスマン)の登場に涙。。。。 ケリー・マクギリスもメグ・ライアンらの女優陣の再演はありませんが・・・ 今回のヒロイン!?ジェニファーコネリーの違和感ないキャスティングは、お見事! ただ彼女演じるペニーとの過去や空白部分は気になりますが・・・・ 配役・ストーリー・演出・映像・音楽、全て完璧〜オール5点満点 1986年に魅了された人なら大画面で観るべき作品だし・・・・ ボヘミアンラプソディの時のように、それ以外の年代の人達も含め・・・・ 久々に映画観に行こう!って人も多いと思うので・・・・ 興行収入も前作の67億も凌駕しそうなコレぞ映画!これぞエンターテーメントな出来栄えにスタオベ☆☆☆☆☆彡 遠出してでも是非〜IMAXでの鑑賞をオススメします! 週明けMX4Dの吹き替え版も行く事決定〜〜〜^^!!!
万感の思い
F14を降りたルースター、胸がいっぱいで「大佐!大佐!」と叫ぶのが精いっぱい、思いがこみあげてきて言葉が出ない。 名シーンは多々ありましたが、私はここが本作のベストシーンでした。
私も胸がいっぱいで、涙をこらえられませんでした。
前作のチャーリーはポルシェ356に乗ってましたが、本作のペニーは銀のナローポルシェ!
めっちゃ似合う、素敵すぎる。
マーベリックのGPZ900Rニンジャ→H2ニンジャといい、乗り物がとても効果的に、魅力的に登場するのがたまらんです。
公開2日目、4DX、21時過ぎの回でしたがほぼ満席。みんな待っていたんですね。
期待を裏切らない傑作です。
王道でも作り良ければここまで響く、傑作
とても面白かった。
ストーリーはこの手の映画において王道に王道もいいところで、
ハリウッド脚本的には教科書通りと言っていいほどの内容。
ほぼ開き直っており、終始「先の展開も予想できる」と感じながら観たし、実際そうだった。
しかし、そうであることが全然「退屈」に繋がらず、減点対象と思わせない作り。
終始、とにかく興奮~感動しっぱなしなのである。
シーンの繋げ方がうまくて、終始「観客の気持ちを狙った方向に乗せる」のがとにかく上手。
脚本的に、珍奇性による言い訳や誤魔化し、「開発側からの見方のお願い」が無いまま、
気づけば、マーヴェリックたちをハラハラしながら見守り、応援している自分がいる。
捻りに捻った脚本とか衝撃の結末という言葉とは無縁の映画だが、
シーンのわかりやすさ、感情移入と没入感の構築・維持という、
物語コンテンツにおける最も大事なものを最も大事にしてやりきった完成度。
なぜこんなことができるのか?
それは、関係者たちの普遍的なヒューマンドラマへの造詣の深さゆえだろう。
製作総指揮トムクルーズも、ここまで高度に映像的な作品を作っておいて
「ストーリー・イズ・キング」(脚本が最重要)と明言するだけのことはある。
1作目を観ていなくても、
そして今でなく10年後や20年後に観ても、
興奮あり涙ありで楽しめる普遍的な傑作の1つであると感じる。
『ローマの休日』や『サウンド・オブ・ミュージック』のような、
地域性や時代性にとらわれず「人間」そのものをしっかり描いた、
「いつ見ても、いいものはいい」と言える王道作品の誕生だった。
<具体的に良点指摘>
・掴みが速い
マーヴェリックのキャラクターを、冒頭の「ダークスター試験」のエキサイティングな内容で一気に描く親切設計。最初から楽しませようという気概にあふれている。
・作中目標のわかりやすさ
「マッハ10に到達しないと予算剥奪だ」
「3分以内にすべてを完了するための訓練だ」
「敵の第五世代戦闘機は、こちらのF-18を上回る」
「高度5000フィート以下は墜落の危険性がある」
「滑走路が穴だらけで誘導路しかない。それもあまりにも短い」
などなど、「何が困難か」を具体的に提示して、それに対する対応や結果で観客の感情をリードし続けてくれる。
隣に座っていた上映前は興味がなかった風の女性客も、「タイマーセット、2分15秒」の所では「やば……(笑)」とつぶやいており、のめり込んで見ていたように感じた。この手のミリタリ色の強い娯楽映画で、彼氏の付き合いで来た女性客まで「人間の命を賭けた挑戦の物語」として楽しませきったのはすごい。
・主人公もヒロインも50代
これが一番やられたと感じたところ。
一作目の30年以上経過後の続編となれば、「新しい若い主人公(とのその彼女)」「サポートする、賢者的な前作主人公」「受け継がれるなんちゃら、新世代主人公誕生」という脚本に、作品的にも商品的にも興行的にもなりがち。
ところが、かつての相棒グースの息子は濃厚な配役的に出てくるものの、本作のスポットライトはずっとマーヴェリックに当たっており、再会し脛も傷だらけになった者同士のしっとりした恋愛に発展する相手役も同年代。「若いヒロインを用意して年齢を超えた恋愛」とか「アラフィフという設定なのに異常に若作り」とかではなく、また「枯れた者同士の恋愛」でもなく、アラフィフ~50代だが一個人としてたくましく生きている者同士の心の交流→恋愛がしっかり描かれているのである。
また、それもあくまで物語に深みを持たせる一側面という控え目な塩梅で描かれており、胸焼けするようなことや、「海軍パイロットが戦闘機で飛び回る映画」という軸がおざなりにされていることはない。
・プロフェッショナルの描き方
脚本に捻りがないのなら、シーンを魅力的に成立させるのは画と言動の迫真性である。
例えば、後半のF-14で「ハンドサインで味方のふりをする」シーン。
マーヴェリックはここ一番での機転と度胸を発揮するが、敵も気づいていないふりをしてすぐに気づき、さりげなく攻撃態勢へと移る。それで、マーヴェリックも気づかれたことに気づく。戦うか脱出装置を使って降伏するか一瞬の迷い、そしてルースターの声で「戦う」と決めれば、その瞬間に回避行動+奇襲攻撃で相手の1機に大ダメージを与えながら、決死の戦闘開始となる。
マーヴェリックと敵2機は一切の会話が無いにもかかわらず、お互いがプロらしい非情な最善手を尽くし合う緊張感のある駆け引きと、静と動が瞬時に入れ替わるダイナミックな行動のシークエンスが成立している。
敵を攻撃する前に長々と前口上を垂れるようなよくある脚本とは、「プロの戦闘者のかっこよさ」に対する造詣がちがうと感じた。これぞリアリティという品質。
・控え目なファンサービス
前作のキャラクターも、わずかだが出てくる。その関係性も本作で自然とわかるようになっており、「シリーズを知らないと意味が分からないシーン」というものが無い。そして当然だが「シリーズキャラクターを並べること自体が目的となるような本末転倒」にも陥っていない。すべてのリブートもので徹底されてほしい塩梅である。
・妙にいぶし銀な描写
ここからはかなり好みの話。
「海軍のこの40年で、3機を撃墜した伝説のパイロット」という、飾らない設定。
空軍ではなく海軍の飛行機乗りたちの話で、つまり空母艦載機=爆撃任務が主らしい(作中でそういうセリフがある)ので、フィクションではそうなりがちな何十機~何百機も落としている撃墜王がいる世界観ではない。だが本作を観れば、それがいかにすごいことか納得できる内容となっている。
「自分たちよりも、敵国の戦闘機の方が性能が高い」という、米国娯楽映画らしくない設定。
マーヴェリックたちが使用するF-18ホーネットは15年前のゲームですでに最新鋭の扱いではなかったし、F-14トムキャットなどエリア88の時代の戦闘機だ。つまり「ベテランパイロットが、旧型機で敵の最新鋭機に挑む」という、本邦が世紀をまたいで失った浪漫をやってくれている。
・管理職の苦悩
飛びたがり屋の最強パイロットが、いきなり教官をさせられる話。
名誉だ、君が必要だと言われても、うまくできるわけがないのだ。
現場のベテランエースが管理職や経営陣に引き上げられて「うまくできない」苦悩は、世界共通か。ほとんどの、現場で功を成した人こそドロドロに感情移入する内容のような気がする。
ただ、自分はまだ現場仕事の人間だが、それでも非情に楽しめた内容であったことは記す。
5月は実写映画を日・洋で一つずつ観たが、
どちらも「話題の娯楽作×ヒューマンドラマ」の文脈だったので、
その制作における姿勢と完成度に、正直「差があってしまった」と感じている。
本作は、文句なしにおすすめできる。
ラストの飛行戦は大変に楽しめる
しかし、「マトリックス」の復活といい、ハリウッドもヒット作を作らなければならない事に必死なんだろうね・・・ とうとう「トップガン」の続編までが出来てしまいました・・・・ ま、何とも内容の方は、想像がついていましたが、しかし、よくよくこんなお話を作り上げたと言うより、まとめ上げましたね、関心するよ。 「トップガン マーヴェリック」を見たひと言言えば、映画としては大変に楽しめる作品でした。 途中、ちょっとだるいなと思うシーンや流れも有ったものの、ラストの飛行戦は大変に楽しめると言うか、「凄い」のひと言・・・ ま、ちょっとね、話が上手く出来過ぎている感はあるけれど、それはそれで、エンターテイメントだから仕方がないかと・・・ しかし、トムクルーズの作品って、本当に楽しませてくれるよね。 で、強いてと言うか不満を言うのなら、チャーリーとはどうなったのよ・・・ケリー・マクギリスが出るかと思っていたけど、ちょっと残念・・・前作のトップガンでは、本当に美女だったもんね・・・・スゲー綺麗な女優さんだったな・・・ ちょっとでも、何とかならなかったのかな・・・・ 「トップガン」の方は数年前に爆音映画で見たけど、「トップガン」も色褪せなく今でも本当に楽しめる映画、確かトムクルーズの吹替えで渡辺裕之さんがやっているのを見た記憶が蘇りました。 本当に最後に、トニー・スコットに捧ぐと出ていて思い出しました・・・ 前作はトニー・スコット監督だったんだよ・・・本当に残念だね・・・・ 改めてトニー・スコット監督の偉大さも痛感しました。
めちゃくちゃ良かったです🎵
前作は当時人気だったのでみましたが、人気の理由があまりわからなかった。メグ・ライアンが人気になったのはわかりました。トムクルーズがなぜ人気なのかよくわからずカクテルも見に行ったりしましたがわかりませんでした。今作もそこまで期待せずに見に行ったら比べ物に無いほど良かった。皆におすすめしたいほどに良かった。トムクルーズがめちゃくちゃかっこいいと感じました。以前よりかっこいいし大好き。若いときより今のトムクルーズが好き。ストーリー展開も完璧に構成されてる。ここは無理があるのでは?と突っ込みたくなるところも考え込んでこうしたんだなと結局これで良かったんだと思わせてくれます。そしてこうだったら、ああだったらと考えたり。一週間はひたれるかも(いい意味で)。とてもとても⤴️⤴️おすすめします。
「かっこいい」が全てをねじ伏せた
面白かった、大傑作! トム・クルーズが、過去最高にかっこいい!! 1作目の『トップガン』を観てない人でも大丈夫。 初の「トム・クルーズ映画」体験になる人々にとっても、良きものだと思います。 もちろん、1作目の『トップガン』を観ている人には、胸震える仕掛けもあります。 しかし1作目の鮮明な記憶がノイズになって、「単に繰り返しじゃないか?」と本質を見誤る危険も内包している気がしました。 (そのあたり、最近公開した『シン・ウルトラマン』に通じる部分があります) お話には「嘘つけ」と突っ込みたくなるような部分が多いのですが、かっこよければそんなことはどうでもいいんだよという。 後半の「実戦」になったらもう怒涛の展開。 伏線にすらなっていない、わかりやすい符丁もしっかり回収。 かっこいいことが、すべてをねじ伏せていました。 そして…… 『トップガン』を観に行ったはずなのに…… 『バトルシップ』を観たような気がするぞっ! 観たら脳内麻薬がドバっと出た感覚が。 劇場が明るくなった瞬間、「もう一度、すぐにでも観たい」という衝動がわきました。 また、本作が面白かったと思った人は、遡って一作目を観るのもお勧めです。 先に観ても観なくても構いません。 そして、一作目を観たらぜひ、『デイズ・オブ・サンダー』と『バトルシップ』も観てください。 おじさんからのお願い。
とてもよかった!ただひとつだけ質問です、、、
前作の流れも踏襲していてとてもよかったし、
純粋に最後まで楽しめる映画でした
ただ、ひとつだけ
ミッションがデススターの破壊と一緒じゃん!
って思ったのは僕だけでしょうか、、、
対空砲を兼ね揃えているけど、
狭い谷に入ってくる戦闘機に対応していない基地
狭い穴にミサイルを投下
スターウォーズに重なり過ぎていましたけど、
面白かったので満足しています笑
IMAX(画角1.90:1撮影)で見る為の映画、ドックファイト同乗擬似映像体験 だけでない(軍隊、訓練、ドラマ、お笑い、ロマンス、他)が詰まってる
トニー・スコット監督の前作にはあまり入りこめなかったですが、今作品は、このての映画として完璧でした。他の作り用がないと(私個人)思えます。
クリストファー・マッカリーの脚本、製作者にジェリー・ブラッカイマー(派手な見せ場を作る)、トム・クルーズ(徹底的に作り込む)、が揃ったうえに、IMAX企画で、全てが完璧に仕上がったと思います。ドラマとしてマーヴェリック自身の今現在、過去作からの因縁としてのグースの息子ルースターとの心の澱の解消は?、ペニー演じるジェニファー・コネリーとの進展は?、トップガン隊員の成長は?、軍事ミッションは達成できるか?、の間に笑わせる所を入れ、・・・ストーリー展開のどんな結末の締め方で・・・でエンドロール流してくるかと?
観る者の予想展開が楽しめました・・・が、もう一つ先の・・・先の・・ミッション達成?、因縁の修復は?など・・
と、ワクワクドキドキと共に涙腺は緩み、このての映画で泣かされるとは・・。
IMAXは、迫力ある高画質拡大画面でのみ得られるイメージですが、この作品は、それ以上に作品内に入り込める感情移入が最大限楽しめる要素になり得たIMAXに感じました。
⭐MAXレーザーGT観賞
★重低音 ⭐
★音圧 ⭐
★分離度 ⭐
★移動音 ◎
★サイド、上、後(活躍度⭐ドックファイトでもコックピット内飛行エンジンバーナー音や音楽などで、銃撃、ミサイル移動音は使用せず。
★サラウンド ⭐
★音楽 ⭐
良い意味で期待を裏切られた
過去の栄光のリメイク的な作品は、あまり良かったことがないので、期待0で映画館へ。しかし、見事に裏切られました。前作のキャストの年齢を重ねた姿に、一緒の時間を生きてきたんだと、ある種の感慨を覚えました。アクション映画で泣けるとは。空中戦のシーンも見事です。F18はあまりカッコ良くないと思っていたけど、最後にはトムキャットが登場。やはりF14のカッコ良さは群を抜いています。前半で敵国?F14が配備されていることも、さりげなくふっています。旧式機がちゃんと整備され武器も搭載されてるご都合主義もF14の勇姿の前では許されます。F18の後継機がF35とは、アメリカ海軍の主力制空戦闘機はカッコ悪いのを選ぶようになったのか、しかも空軍と同じ機体とは。YF23を艦載機に採用して欲しかった。アメリカの力が弱まった証左のひとつですね。空母もミニッツ級ですが、やはりここはジェラルドRフォード級の電磁カタパルトが見たかった。と、書けばいろいろありますが、面白い、懐かしいで今年初の⭐️5です。そういえば、和製トップガンてきな織田裕二が主演の映画ありましたね あれなんだっけ。さ
今年一番の映画になりました!
トップガンを見たのは、高校生の頃でそれからトムクルーズにはまり、気づけばおっさんになりました! 難しい事はなしで、やっぱりトムクルーズは最高のエンターティナーだと思う! 最高な続編でした! 現在コロナ渦な状況ですが、皆さん万全な対策で、是非映画館へ行きましょう!そこには最高な幸せが待っております! 感動した🥲
やっぱり「トップガン」はF-14じゃないとね・・・などとうそぶいていた自分が恥ずかしい
30数年ぶりの「トップガン」の続編に、何の違和感も感じられないことに、まず驚く。それは、トニー・スコットを彷彿とさせる映像や音楽のみならず、トム・クルーズが、あたかもマーヴェリックとして年を重ねてきたかのように見えるからだろう。まさに、納得のはまり役ぶりである。 そして、戦闘機の飛行シーンのみならず、コクピットの中で遠心力に振り回され、加速度に顔をゆがませる俳優たちの姿からは、最高のスカイ・アクションを撮ろうという作り手たちの心意気と本気度が伝わってくる。 極め付きは、何と言ってもF-14「トムキャット」。話の運び方には少々無理があるものの、ファンが望むことを理解し、それを実現させようという心配りとサービス精神に、思わず胸が熱くなった。 観客を喜ばせるためだったら、どんな苦労もいとわない。そんな「活動屋魂」のようなものを感じさせてくれた、幸せな映画だった。
予告でヒロイン女優さんに目が留まり
なので、私のような人は少数かも。 女優さんも然りエドハリスさん存在感が素晴らしくとても良かった。 はっきり言って、不満がほぼ無いのでは?と思える内容(トムさん好きなら) ただし客観的に観ると…ま、そーなるわな。って感じです。 当然ながら戦闘機好きも楽しめる作品
数年に1本あるかないかの完璧な娯楽映画
完璧な娯楽映画というのは、そうそうないものだ。
大金をつぎ込み、多くの手間と時間をかけながら、大衆を真に楽しませる映画を作ることは、意外に難しい。自分の感覚では数年に1本あるかないか。
そして、本作は、まさにそれに該当する。
あなたが、もしも映画好きなら、悪いことは言わない、出来るだけ大きなスクリーンで見るべき作品。観て損は絶対にない。
大風呂敷を拡げても夜郎自大にならず、納得の大団円で終わらせる。
脚本上の唯一の欠点を挙げれば、作戦のメンバー選出に至るプロセスが、やや説明不足か。
だが、その後の怒涛の展開は、スリル、アクション、スピード、すべての面で圧倒的。そして迎えるは、もちろんハッピーエンド。前作で死なせた相棒グースの息子ルースターとの確執をも乗り換えたカタルシスは、少しのキズも忘れさせてしまう。
本作は歳を重ねたヒーローの描き方としても興味深い。
トム・クルーズ演じる主人公マーヴェリックは、かつてのライバル、アイスマン(ヴァル・キルマー)のように出世し、一線から離れてもおかしくはない年齢である。
だが、本作のマーヴェリックは、老害でもなく、安易な“おっさんバンザイ”でもなく、必然性と説得力のあるヒーローとして描かれている。
ヒロインもしかり。
主人公はおっさんだが、不自然に若い女性にモテる(例えば昔の007のように)というのは、MeToo以降のハリウッドの視点で見れば、男の期待(つまりスケベ心)への“過剰適応”だという批判があり得る。
その点、本作の相手役のペニー(ジェニファー・コネリー)についてもまた、年齢を重ねたことが(おそらくあったであろうシングルマザーとしての苦労も含めて)、その人の魅力として描かれているのも素晴らしい。
なお、本作の裏テーマはシンギュラリティ問題(AIが発達すれば人間の仕事がなくなる、という問題)だろう。
マーヴェリックに対して、「人間のパイロットは、いずれ不要になる」というセリフが突きつけられる場面がある。
そして、この問題は現代の映画作りにも投射される。
本作の圧巻のスカイアクションはスゴ腕のパイロットたちを集め、全編CGナシ、合成ナシで撮影された。
トム・クルーズを始めこの映画の製作者たちは、コンピュータの作り出す映像ではなく、ホンモノの持つ迫力にこだわったのだ。これは現代の映画作りに対する問題提起だとも受け取れる。
人は歳を重ねると失うものも増える。親友グース、ライバルのアイスマン、かつて別れた恋人ペニー…
だが、マーヴェリックにとって絶対に失いたくないものがある。それは空を飛ぶことだ。
クライマックスで彼が挑む作戦は、国家の利益や、世界の平和秩序のため生まれたものだろう。
だが、彼は、そうした大義のために挑むのではない。彼自身が失いたくないもののため、つまり極めて個人的な想いを賭けて作戦に挑むのだ。
だから、本作を観る者はアメリカという国家の成功に感情移入するのではない。トム・クルーズ演じるマーヴェリックという人と同化して、スリルを味わい、ハラハラし感動する。
ここまで持ってくる脚本と演出、役者の演技、そしてスカイアクションの合わせ技の、圧倒的な説得力に唸る。
そう、マーヴェリックは決して最新鋭の戦闘機に乗って敵機を撃墜したいわけじゃない。
だから本作は、空母の甲板で作戦成功とマーヴェリックたちの帰還に沸くシーンでは終わらない。
ラストに、この物語のハッピーエンドとして描かれるシーンは、時代遅れのプロペラ機にペニーと乗る姿なのである。
そしてこれは、俳優トム・クルーズからの、(人間のパイロットが空を飛ぶように)「スクリーンの中では生身の役者が演じることを大切にしたい」という、この映画作りを通じたメッセージともつながるはずだ。
終盤にF14まで登場、相棒はグースの息子というサービスぶりにお腹いっぱい。
エンドロールが終わったら映画館に拍手が沸いたのも納得。
ちなみに字幕は久しぶりに見た戸田奈津子。
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