トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
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万感の思い
F14を降りたルースター、胸がいっぱいで「大佐!大佐!」と叫ぶのが精いっぱい、思いがこみあげてきて言葉が出ない。 名シーンは多々ありましたが、私はここが本作のベストシーンでした。
私も胸がいっぱいで、涙をこらえられませんでした。
前作のチャーリーはポルシェ356に乗ってましたが、本作のペニーは銀のナローポルシェ!
めっちゃ似合う、素敵すぎる。
マーベリックのGPZ900Rニンジャ→H2ニンジャといい、乗り物がとても効果的に、魅力的に登場するのがたまらんです。
公開2日目、4DX、21時過ぎの回でしたがほぼ満席。みんな待っていたんですね。
期待を裏切らない傑作です。
王道でも作り良ければここまで響く、傑作
とても面白かった。
ストーリーはこの手の映画において王道に王道もいいところで、
ハリウッド脚本的には教科書通りと言っていいほどの内容。
ほぼ開き直っており、終始「先の展開も予想できる」と感じながら観たし、実際そうだった。
しかし、そうであることが全然「退屈」に繋がらず、減点対象と思わせない作り。
終始、とにかく興奮~感動しっぱなしなのである。
シーンの繋げ方がうまくて、終始「観客の気持ちを狙った方向に乗せる」のがとにかく上手。
脚本的に、珍奇性による言い訳や誤魔化し、「開発側からの見方のお願い」が無いまま、
気づけば、マーヴェリックたちをハラハラしながら見守り、応援している自分がいる。
捻りに捻った脚本とか衝撃の結末という言葉とは無縁の映画だが、
シーンのわかりやすさ、感情移入と没入感の構築・維持という、
物語コンテンツにおける最も大事なものを最も大事にしてやりきった完成度。
なぜこんなことができるのか?
それは、関係者たちの普遍的なヒューマンドラマへの造詣の深さゆえだろう。
製作総指揮トムクルーズも、ここまで高度に映像的な作品を作っておいて
「ストーリー・イズ・キング」(脚本が最重要)と明言するだけのことはある。
1作目を観ていなくても、
そして今でなく10年後や20年後に観ても、
興奮あり涙ありで楽しめる普遍的な傑作の1つであると感じる。
『ローマの休日』や『サウンド・オブ・ミュージック』のような、
地域性や時代性にとらわれず「人間」そのものをしっかり描いた、
「いつ見ても、いいものはいい」と言える王道作品の誕生だった。
<具体的に良点指摘>
・掴みが速い
マーヴェリックのキャラクターを、冒頭の「ダークスター試験」のエキサイティングな内容で一気に描く親切設計。最初から楽しませようという気概にあふれている。
・作中目標のわかりやすさ
「マッハ10に到達しないと予算剥奪だ」
「3分以内にすべてを完了するための訓練だ」
「敵の第五世代戦闘機は、こちらのF-18を上回る」
「高度5000フィート以下は墜落の危険性がある」
「滑走路が穴だらけで誘導路しかない。それもあまりにも短い」
などなど、「何が困難か」を具体的に提示して、それに対する対応や結果で観客の感情をリードし続けてくれる。
隣に座っていた上映前は興味がなかった風の女性客も、「タイマーセット、2分15秒」の所では「やば……(笑)」とつぶやいており、のめり込んで見ていたように感じた。この手のミリタリ色の強い娯楽映画で、彼氏の付き合いで来た女性客まで「人間の命を賭けた挑戦の物語」として楽しませきったのはすごい。
・主人公もヒロインも50代
これが一番やられたと感じたところ。
一作目の30年以上経過後の続編となれば、「新しい若い主人公(とのその彼女)」「サポートする、賢者的な前作主人公」「受け継がれるなんちゃら、新世代主人公誕生」という脚本に、作品的にも商品的にも興行的にもなりがち。
ところが、かつての相棒グースの息子は濃厚な配役的に出てくるものの、本作のスポットライトはずっとマーヴェリックに当たっており、再会し脛も傷だらけになった者同士のしっとりした恋愛に発展する相手役も同年代。「若いヒロインを用意して年齢を超えた恋愛」とか「アラフィフという設定なのに異常に若作り」とかではなく、また「枯れた者同士の恋愛」でもなく、アラフィフ~50代だが一個人としてたくましく生きている者同士の心の交流→恋愛がしっかり描かれているのである。
また、それもあくまで物語に深みを持たせる一側面という控え目な塩梅で描かれており、胸焼けするようなことや、「海軍パイロットが戦闘機で飛び回る映画」という軸がおざなりにされていることはない。
・プロフェッショナルの描き方
脚本に捻りがないのなら、シーンを魅力的に成立させるのは画と言動の迫真性である。
例えば、後半のF-14で「ハンドサインで味方のふりをする」シーン。
マーヴェリックはここ一番での機転と度胸を発揮するが、敵も気づいていないふりをしてすぐに気づき、さりげなく攻撃態勢へと移る。それで、マーヴェリックも気づかれたことに気づく。戦うか脱出装置を使って降伏するか一瞬の迷い、そしてルースターの声で「戦う」と決めれば、その瞬間に回避行動+奇襲攻撃で相手の1機に大ダメージを与えながら、決死の戦闘開始となる。
マーヴェリックと敵2機は一切の会話が無いにもかかわらず、お互いがプロらしい非情な最善手を尽くし合う緊張感のある駆け引きと、静と動が瞬時に入れ替わるダイナミックな行動のシークエンスが成立している。
敵を攻撃する前に長々と前口上を垂れるようなよくある脚本とは、「プロの戦闘者のかっこよさ」に対する造詣がちがうと感じた。これぞリアリティという品質。
・控え目なファンサービス
前作のキャラクターも、わずかだが出てくる。その関係性も本作で自然とわかるようになっており、「シリーズを知らないと意味が分からないシーン」というものが無い。そして当然だが「シリーズキャラクターを並べること自体が目的となるような本末転倒」にも陥っていない。すべてのリブートもので徹底されてほしい塩梅である。
・妙にいぶし銀な描写
ここからはかなり好みの話。
「海軍のこの40年で、3機を撃墜した伝説のパイロット」という、飾らない設定。
空軍ではなく海軍の飛行機乗りたちの話で、つまり空母艦載機=爆撃任務が主らしい(作中でそういうセリフがある)ので、フィクションではそうなりがちな何十機~何百機も落としている撃墜王がいる世界観ではない。だが本作を観れば、それがいかにすごいことか納得できる内容となっている。
「自分たちよりも、敵国の戦闘機の方が性能が高い」という、米国娯楽映画らしくない設定。
マーヴェリックたちが使用するF-18ホーネットは15年前のゲームですでに最新鋭の扱いではなかったし、F-14トムキャットなどエリア88の時代の戦闘機だ。つまり「ベテランパイロットが、旧型機で敵の最新鋭機に挑む」という、本邦が世紀をまたいで失った浪漫をやってくれている。
・管理職の苦悩
飛びたがり屋の最強パイロットが、いきなり教官をさせられる話。
名誉だ、君が必要だと言われても、うまくできるわけがないのだ。
現場のベテランエースが管理職や経営陣に引き上げられて「うまくできない」苦悩は、世界共通か。ほとんどの、現場で功を成した人こそドロドロに感情移入する内容のような気がする。
ただ、自分はまだ現場仕事の人間だが、それでも非情に楽しめた内容であったことは記す。
5月は実写映画を日・洋で一つずつ観たが、
どちらも「話題の娯楽作×ヒューマンドラマ」の文脈だったので、
その制作における姿勢と完成度に、正直「差があってしまった」と感じている。
本作は、文句なしにおすすめできる。
ラストの飛行戦は大変に楽しめる
しかし、「マトリックス」の復活といい、ハリウッドもヒット作を作らなければならない事に必死なんだろうね・・・
とうとう「トップガン」の続編までが出来てしまいました・・・・
ま、何とも内容の方は、想像がついていましたが、しかし、よくよくこんなお話を作り上げたと言うより、まとめ上げましたね、関心するよ。
「トップガン マーヴェリック」を見たひと言言えば、映画としては大変に楽しめる作品でした。
途中、ちょっとだるいなと思うシーンや流れも有ったものの、ラストの飛行戦は大変に楽しめると言うか、「凄い」のひと言・・・
ま、ちょっとね、話が上手く出来過ぎている感はあるけれど、それはそれで、エンターテイメントだから仕方がないかと・・・
しかし、トムクルーズの作品って、本当に楽しませてくれるよね。
で、強いてと言うか不満を言うのなら、チャーリーとはどうなったのよ・・・ケリー・マクギリスが出るかと思っていたけど、ちょっと残念・・・前作のトップガンでは、本当に美女だったもんね・・・・スゲー綺麗な女優さんだったな・・・
ちょっとでも、何とかならなかったのかな・・・・
「トップガン」の方は数年前に爆音映画で見たけど、「トップガン」も色褪せなく今でも本当に楽しめる映画、確かトムクルーズの吹替えで渡辺裕之さんがやっているのを見た記憶が蘇りました。
本当に最後に、トニー・スコットに捧ぐと出ていて思い出しました・・・
前作はトニー・スコット監督だったんだよ・・・本当に残念だね・・・・
改めてトニー・スコット監督の偉大さも痛感しました。
めちゃくちゃ良かったです🎵
前作は当時人気だったのでみましたが、人気の理由があまりわからなかった。メグ・ライアンが人気になったのはわかりました。トムクルーズがなぜ人気なのかよくわからずカクテルも見に行ったりしましたがわかりませんでした。今作もそこまで期待せずに見に行ったら比べ物に無いほど良かった。皆におすすめしたいほどに良かった。トムクルーズがめちゃくちゃかっこいいと感じました。以前よりかっこいいし大好き。若いときより今のトムクルーズが好き。ストーリー展開も完璧に構成されてる。ここは無理があるのでは?と突っ込みたくなるところも考え込んでこうしたんだなと結局これで良かったんだと思わせてくれます。そしてこうだったら、ああだったらと考えたり。一週間はひたれるかも(いい意味で)。とてもとても⤴️⤴️おすすめします。
「かっこいい」が全てをねじ伏せた
面白かった、大傑作!
トム・クルーズが、過去最高にかっこいい!!
1作目の『トップガン』を観てない人でも大丈夫。
初の「トム・クルーズ映画」体験になる人々にとっても、良きものだと思います。
もちろん、1作目の『トップガン』を観ている人には、胸震える仕掛けもあります。
しかし1作目の鮮明な記憶がノイズになって、「単に繰り返しじゃないか?」と本質を見誤る危険も内包している気がしました。
(そのあたり、最近公開した『シン・ウルトラマン』に通じる部分があります)
お話には「嘘つけ」と突っ込みたくなるような部分が多いのですが、かっこよければそんなことはどうでもいいんだよという。
後半の「実戦」になったらもう怒涛の展開。
伏線にすらなっていない、わかりやすい符丁もしっかり回収。
かっこいいことが、すべてをねじ伏せていました。
そして……
『トップガン』を観に行ったはずなのに……
『バトルシップ』を観たような気がするぞっ!
観たら脳内麻薬がドバっと出た感覚が。
劇場が明るくなった瞬間、「もう一度、すぐにでも観たい」という衝動がわきました。
また、本作が面白かったと思った人は、遡って一作目を観るのもお勧めです。
先に観ても観なくても構いません。
そして、一作目を観たらぜひ、『デイズ・オブ・サンダー』と『バトルシップ』も観てください。
おじさんからのお願い。
とてもよかった!ただひとつだけ質問です、、、
前作の流れも踏襲していてとてもよかったし、
純粋に最後まで楽しめる映画でした
ただ、ひとつだけ
ミッションがデススターの破壊と一緒じゃん!
って思ったのは僕だけでしょうか、、、
対空砲を兼ね揃えているけど、
狭い谷に入ってくる戦闘機に対応していない基地
狭い穴にミサイルを投下
スターウォーズに重なり過ぎていましたけど、
面白かったので満足しています笑
IMAX(画角1.90:1撮影)で見る為の映画、ドックファイト同乗擬似映像体験 だけでない(軍隊、訓練、ドラマ、お笑い、ロマンス、他)が詰まってる
トニー・スコット監督の前作にはあまり入りこめなかったですが、今作品は、このての映画として完璧でした。他の作り用がないと(私個人)思えます。
クリストファー・マッカリーの脚本、製作者にジェリー・ブラッカイマー(派手な見せ場を作る)、トム・クルーズ(徹底的に作り込む)、が揃ったうえに、IMAX企画で、全てが完璧に仕上がったと思います。ドラマとしてマーヴェリック自身の今現在、過去作からの因縁としてのグースの息子ルースターとの心の澱の解消は?、ペニー演じるジェニファー・コネリーとの進展は?、トップガン隊員の成長は?、軍事ミッションは達成できるか?、の間に笑わせる所を入れ、・・・ストーリー展開のどんな結末の締め方で・・・でエンドロール流してくるかと?
観る者の予想展開が楽しめました・・・が、もう一つ先の・・・先の・・ミッション達成?、因縁の修復は?など・・
と、ワクワクドキドキと共に涙腺は緩み、このての映画で泣かされるとは・・。
IMAXは、迫力ある高画質拡大画面でのみ得られるイメージですが、この作品は、それ以上に作品内に入り込める感情移入が最大限楽しめる要素になり得たIMAXに感じました。
⭐MAXレーザーGT観賞
★重低音 ⭐
★音圧 ⭐
★分離度 ⭐
★移動音 ◎
★サイド、上、後(活躍度⭐ドックファイトでもコックピット内飛行エンジンバーナー音や音楽などで、銃撃、ミサイル移動音は使用せず。
★サラウンド ⭐
★音楽 ⭐
良い意味で期待を裏切られた
過去の栄光のリメイク的な作品は、あまり良かったことがないので、期待0で映画館へ。しかし、見事に裏切られました。前作のキャストの年齢を重ねた姿に、一緒の時間を生きてきたんだと、ある種の感慨を覚えました。アクション映画で泣けるとは。空中戦のシーンも見事です。F18はあまりカッコ良くないと思っていたけど、最後にはトムキャットが登場。やはりF14のカッコ良さは群を抜いています。前半で敵国?F14が配備されていることも、さりげなくふっています。旧式機がちゃんと整備され武器も搭載されてるご都合主義もF14の勇姿の前では許されます。F18の後継機がF35とは、アメリカ海軍の主力制空戦闘機はカッコ悪いのを選ぶようになったのか、しかも空軍と同じ機体とは。YF23を艦載機に採用して欲しかった。アメリカの力が弱まった証左のひとつですね。空母もミニッツ級ですが、やはりここはジェラルドRフォード級の電磁カタパルトが見たかった。と、書けばいろいろありますが、面白い、懐かしいで今年初の⭐️5です。そういえば、和製トップガンてきな織田裕二が主演の映画ありましたね
あれなんだっけ。さ
今年一番の映画になりました!
トップガンを見たのは、高校生の頃でそれからトムクルーズにはまり、気づけばおっさんになりました!
難しい事はなしで、やっぱりトムクルーズは最高のエンターティナーだと思う!
最高な続編でした!
現在コロナ渦な状況ですが、皆さん万全な対策で、是非映画館へ行きましょう!そこには最高な幸せが待っております!
感動した🥲
やっぱり「トップガン」はF-14じゃないとね・・・などとうそぶいていた自分が恥ずかしい
30数年ぶりの「トップガン」の続編に、何の違和感も感じられないことに、まず驚く。それは、トニー・スコットを彷彿とさせる映像や音楽のみならず、トム・クルーズが、あたかもマーヴェリックとして年を重ねてきたかのように見えるからだろう。まさに、納得のはまり役ぶりである。
そして、戦闘機の飛行シーンのみならず、コクピットの中で遠心力に振り回され、加速度に顔をゆがませる俳優たちの姿からは、最高のスカイ・アクションを撮ろうという作り手たちの心意気と本気度が伝わってくる。
極め付きは、何と言ってもF-14「トムキャット」。話の運び方には少々無理があるものの、ファンが望むことを理解し、それを実現させようという心配りとサービス精神に、思わず胸が熱くなった。
観客を喜ばせるためだったら、どんな苦労もいとわない。そんな「活動屋魂」のようなものを感じさせてくれた、幸せな映画だった。
予告でヒロイン女優さんに目が留まり
なので、私のような人は少数かも。
女優さんも然りエドハリスさん存在感が素晴らしくとても良かった。
はっきり言って、不満がほぼ無いのでは?と思える内容(トムさん好きなら)
ただし客観的に観ると…ま、そーなるわな。って感じです。
当然ながら戦闘機好きも楽しめる作品
数年に1本あるかないかの完璧な娯楽映画
完璧な娯楽映画というのは、そうそうないものだ。
大金をつぎ込み、多くの手間と時間をかけながら、大衆を真に楽しませる映画を作ることは、意外に難しい。自分の感覚では数年に1本あるかないか。
そして、本作は、まさにそれに該当する。
あなたが、もしも映画好きなら、悪いことは言わない、出来るだけ大きなスクリーンで見るべき作品。観て損は絶対にない。
大風呂敷を拡げても夜郎自大にならず、納得の大団円で終わらせる。
脚本上の唯一の欠点を挙げれば、作戦のメンバー選出に至るプロセスが、やや説明不足か。
だが、その後の怒涛の展開は、スリル、アクション、スピード、すべての面で圧倒的。そして迎えるは、もちろんハッピーエンド。前作で死なせた相棒グースの息子ルースターとの確執をも乗り換えたカタルシスは、少しのキズも忘れさせてしまう。
本作は歳を重ねたヒーローの描き方としても興味深い。
トム・クルーズ演じる主人公マーヴェリックは、かつてのライバル、アイスマン(ヴァル・キルマー)のように出世し、一線から離れてもおかしくはない年齢である。
だが、本作のマーヴェリックは、老害でもなく、安易な“おっさんバンザイ”でもなく、必然性と説得力のあるヒーローとして描かれている。
ヒロインもしかり。
主人公はおっさんだが、不自然に若い女性にモテる(例えば昔の007のように)というのは、MeToo以降のハリウッドの視点で見れば、男の期待(つまりスケベ心)への“過剰適応”だという批判があり得る。
その点、本作の相手役のペニー(ジェニファー・コネリー)についてもまた、年齢を重ねたことが(おそらくあったであろうシングルマザーとしての苦労も含めて)、その人の魅力として描かれているのも素晴らしい。
なお、本作の裏テーマはシンギュラリティ問題(AIが発達すれば人間の仕事がなくなる、という問題)だろう。
マーヴェリックに対して、「人間のパイロットは、いずれ不要になる」というセリフが突きつけられる場面がある。
そして、この問題は現代の映画作りにも投射される。
本作の圧巻のスカイアクションはスゴ腕のパイロットたちを集め、全編CGナシ、合成ナシで撮影された。
トム・クルーズを始めこの映画の製作者たちは、コンピュータの作り出す映像ではなく、ホンモノの持つ迫力にこだわったのだ。これは現代の映画作りに対する問題提起だとも受け取れる。
人は歳を重ねると失うものも増える。親友グース、ライバルのアイスマン、かつて別れた恋人ペニー…
だが、マーヴェリックにとって絶対に失いたくないものがある。それは空を飛ぶことだ。
クライマックスで彼が挑む作戦は、国家の利益や、世界の平和秩序のため生まれたものだろう。
だが、彼は、そうした大義のために挑むのではない。彼自身が失いたくないもののため、つまり極めて個人的な想いを賭けて作戦に挑むのだ。
だから、本作を観る者はアメリカという国家の成功に感情移入するのではない。トム・クルーズ演じるマーヴェリックという人と同化して、スリルを味わい、ハラハラし感動する。
ここまで持ってくる脚本と演出、役者の演技、そしてスカイアクションの合わせ技の、圧倒的な説得力に唸る。
そう、マーヴェリックは決して最新鋭の戦闘機に乗って敵機を撃墜したいわけじゃない。
だから本作は、空母の甲板で作戦成功とマーヴェリックたちの帰還に沸くシーンでは終わらない。
ラストに、この物語のハッピーエンドとして描かれるシーンは、時代遅れのプロペラ機にペニーと乗る姿なのである。
そしてこれは、俳優トム・クルーズからの、(人間のパイロットが空を飛ぶように)「スクリーンの中では生身の役者が演じることを大切にしたい」という、この映画作りを通じたメッセージともつながるはずだ。
終盤にF14まで登場、相棒はグースの息子というサービスぶりにお腹いっぱい。
エンドロールが終わったら映画館に拍手が沸いたのも納得。
ちなみに字幕は久しぶりに見た戸田奈津子。
時が経ったなぁと
まずは、各キャストを見て、時が経ったなぁと感じました。
そりゃそうなんだけどw
内容としては、最高のエンタテインメントだなと。
映像の迫力、演出などこれも前作から時が経ち、技術が発展したおかげだな。
最高でした。
もう、戦闘シーンとか大迫力でねぇ。圧巻でした。
話も、良い続編だった。前作からの葛藤だったり、結局お前かよwという、マーベリックらしさだったり、変わるところ、変わらないところが描かれていて、続編の枠にとどまらない感じでした。
続編ものは当たり外れがあるけど、今作は前作を引き継がれていて、よくできたものでした。
もう少し尺を伸ばして、後輩たちとの話を深掘りしても良かったかな。
特にルースターとの。
まぁそれでも今年の作品の中では上位に入る良作でした。
文句ないエンターテイメント。おっさんは泣くしかない。
まったく観るつもりでもなかったのだけど、最高だった。IMAX。3度ほど泣いた。
あの頃のトップガンがイケイケ感満載だったような気がしたのだけど、トムクルーズの現在とあわせてか、まあこの歳にしてはイケイケだけど、教官的な立ち位置からスタートして切り込み隊長、まだまだやいけるぜというように見せ場満載。そして戦闘機アクションの見応えったらない。攻略すべき要塞の立地的難易度も凄いが、だからこその見せ場にできている。大空とスピードも冒頭で見せるけど、だだっ広い空でなく、海から山、低地から高緯度まで見せまくる。
プロットもいい。言うことを聞かない、且つ出世しないヤバいおっさんがそのままヤバい教官になって、その分若者(というかかつての仲間の息子)の活躍も見せ、親子世代の男と男の友情。ミッション遂行ものの面白さとミッション達成後の帰還までの見せ場。
いや〜まったくたいしたエンターテイメントだった。
音楽も惜しみなく冒頭からエンディングまで、さすがブラッカイマー。これぞハリウッド、でした。
ジェリーブラッカイマー印全開!
もうのっけから号泣。そのままラストまで最高の娯楽映画を堪能できる。
まずはトムクルーズの相変わらずの映画館で観ている観客を最高に楽しませたいというサービス精神やパフォーマンスには多大なるリスペクトをせざるをえない。
本作で観客が求めるもの、観客を楽しませるにはどうすればいいか、その全てを正しく提供してくれていたと思わずにはいられない。
こうした背景には一方でジェリーブラッカイマーのプロデュースによる仕事っぷりも大きく貢献していたとも思う。
作品全体を流れるテンポや緊張感、見せ方等々が80〜90年代に観てきた数々のジェリーブラッカイマープロデュース作と同様の雰囲気が随所に醸し出されており(サントラではハンスジマーも参加してるし…)終始観ていて懐かしくもあり、何も考えず安心して観ていられるあたりも良かったと思う。
細かい突っ込みどころもあるにはあるが、そんな所も気にさせない力技もジェリーブラッカイマーのなせる技だと思うし、久々に娯楽映画らしい娯楽映画を観れてとても爽快感を味わう事ができて楽しめた作品だった。
トムはやっぱりTOP GUN❗️
トム・クルーズ作品はほぼ鑑賞してますが、本作が一番トムらしいのでは?と思います。
ミッションインもいいけど、個人的にはレインマンが好きだけど、今作のトムの人間らしさと相変わらず超人類している感じにトムの歴史と人生を感じました。
しかしとにかくどの作品もメチャクチャハードな肉弾戦を入れてくださる。
そして変わらず鍛え抜かれた上半身披露、ナイス😍
戦闘機アクションは大画面でみるべき。
久しぶりに最高の映画を映画館で気持ちよく観れました。
映画を映画館で観るってホント素晴らしい❗️
デビッドボウイのレッツダンスがかかる画の中にジェニファーコネリーがいるとか、もうボウイファンにはたまらない😍
ラビリンスか。美しさ加速のジェニファー、素敵でした。
トム・クルーズ。
どんどんカッコ良くなるなぁ。
間違いなく、またあのオープニングを聞きに映画再鑑賞します。あの大音量での“Danger zone”たまりません😆
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