「演技は一流、演出はチープ」海辺の映画館 キネマの玉手箱 Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
演技は一流、演出はチープ
鑑賞後、大林宣彦監督のことをウィキペディアで読み、今作が大林宣彦監督の走馬灯のようであるという意味を理解いたしました。
沢山の俳優が出演しておりますが、中でも一人何役もされる女優さん三名(常盤貴子さん、成海璃子さん、山崎紘菜さん)が印象に残りました。
映画の歴史だけでなく、広島の今と昔のこと、戦時中の沖縄や満州についてなど、本当と嘘が入り混じっている日本の歴史に言及していて勉強になります。
作品の中に入ってしまうというファンタジー要素や濡れ場も健在のユニークな映画でした。
「ゆめ、みてたがよ」などの広島弁も聞けて、独特な字幕付きでウチナーグチ(沖縄の方言)も聞けて、中国語も少しありますけ、知的好奇心を刺激する作品じゃと思うのでありました。
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