「料理映画はこころの栄養」トスカーナの幸せレシピ フジヤマさんの映画レビュー(感想・評価)
料理映画はこころの栄養
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見終わったらほっこり幸せな気分になる映画でした。
主人公のアルトゥーロが暴力事件を起こしてる
いかにもシェフな言葉がきついキャラなので
自閉症の若者たちの施設で問題を起こすんじゃないかと思いましたが
以外に情に厚い一面をどんどん見せていって
とても優しい映画でした。
こういう料理系のほっこり幸せになる作品は好きなので
☆4つ付けさせて頂きます。
面倒事は嫌いそうなアルトゥーロが、
自閉症の青年グイドへの理解と
絆を深めていく過程が良かったです。
アルトゥーロが亡き父親との関係を悔やんでいた事と
祖父母に育てたれたグイドとの間で父子のような
関係を築いていくのも良い展開でした。
予定調和かも知れませんが、こういう映画では
ラストは飛びきり優しいハッピーエンディングを見たくなります。
巨匠と呼ばれる師匠との信頼関係も復活し
師弟3代でレストランを経営するのは
なかなかのハッピーエンドでした。
ラストに危篤になったグイドの祖父との
最後の面会のためのドライブを持ってきたのがグイドの自立を感じて
エンディング後の末永い幸福も祈りたい気持ちになりました。
食べ物が出てくる作品は生命力と幸福感にあふれてて元気が出ますね。
ハッピーエンド系シェフ映画だとだいたいが
人生や家族の再生と真の幸せがテーマな事が多いように感じます。
実際、現実にまみれてちょっと落ちてるときに
美味しい食べ物を小気味よく作っていくのを見るのは
ものすごい元気が出ます。
美味しく食べることは人生の根源って感じますね。
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