「シンプル・イズ・ベスト」ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
シンプル・イズ・ベスト
あらすじも単純明快、作画方法もキャラの輪郭線を描かずに背景もベタ塗りと、何もかもシンプル。
ところがそのシンプルさがプラスに働いた、まさに「シンプル・イズ・ベスト」。
豪雪や氷河といった“白”表現もキレイに見えるマジック。
そして主人公サーシャを筆頭に、作画的には動いていないのに活き活きとしたキャラ造形。
時おりハラリと垂れるサーシャの髪も、“活きて”いる。
サーシャの行動は一見無謀に思えるかもしれないが、原動力が祖父の名誉回復のためというあたりが、一族を重んじるロシア人気質なのかも。
サーシャと『アヴリルと奇妙な世界』の主人公アヴリルは、2019年の主演女優賞候補。
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