東京アディオスのレビュー・感想・評価
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岩井ジョニ男さん
部屋の掃除をしてたらシネリーブル池袋で鑑賞記念にもらった缶バッチが出てきた。
柳ゆり菜お目当てで観た気がする。
冒頭、大本営八俵が出てきた。
本物のアブナイ映画の予感。
今、キャストを見直すとすごいと思う。
黒のビジネス鞄を下げたちょび髭にポマード頭、黒のスーツでびしっと決めたコザッパリしたオッサンが観にきていた。
映画を観に来るのにずいぶん堅苦しい格好の人だなぁと気になった。
ウチに帰って来てから
岩井ジョニ男さんだったと気が付いた。
サイン貰っておくべきだった。
この映画にたくさんの敬意を払っていらっしゃるなぁ。気合い入っているなぁと感心した。
絶対いい人である。
特別上映会にて鑑賞
配信やディスク化もされてなく、鑑賞方法はスクリーンのみ
もともと映画は映画館で観る派なので、特別感もあるし、監督さんがお話されていたようにスクリーンだからこそ、見れる色や音響がある
そんなわけで今年も堪能してまいりました。
昨年観た時は流れていくストーリーを追うのに必死だったけど2回目で、ただの白黒だけでなくカラー(夢や妄想)の時と白黒(現実)だと言うことに気づいたので、そこからそれを考えながら観ていた。
だから、余計にラストにかけてのシーンは切なくなる。
そして今回も駆け抜けるかのように物語が流れていったので、今度はさらに深堀して楽しみたいと思った。
下ネタ満載で、嫌に感じる方もいらっしゃるかもだけど、吉岡さんのときはただただダメ人間だなという印象なんだが、あのサングラスをかけ舞台に立つとガラリと雰囲気が変わるのも面白い。
お笑いでの収入もなく、アパートの賃料や立ち退きについての話、その所々に玉山鉄二さんや村上淳さんが登場する。
後に村上淳さんが因縁の仲と言うのが分かるのも繋がりがあり大事なポイントとなってるのも面白かった。
この映画には私の好きな俳優の笠松将さんが出演しており、シーンは少しなんだが、確かな爪痕を残してて、あまりの勢いに息を呑むw
あのメニューの早台詞はどのくらい練習したのだろう。ほとんど怒鳴ったり声を荒らげたりしながら仕事をされてるんだけど、自転車で迫ってくる時と立ち去るときは笑いがでてしまうほど。
ほぼ過去作を見てるけど、ここまで斬新なキャラはあまり観たことがなく、たくさんの笠松さんのファンに観てもらいたいと思った。
また毎度特別上映会に行くと『東京アディオス』ファンの方々がとても優しいのだ。
監督さんもお話が面白く、話の持っていき方も上手なのでずっと聞いていたくなる。
映画も観れて、あまり外には出せない秘密の裏話も聞けて、毎回満足して帰宅する。
このことがすべてにおいて『東京アディオス』の時間と感じる。
2回目で理解出来ました
1回目の鑑賞では一体何が起こっているのかわかりませんでした。
途中から白黒とカラーパートの意味がわかりましたが、
暴力とオ○ニーの印象が強烈すぎて理解が追いつきませんでした。
2度目を観る機会があり、1度目とは全く違う印象をうけました。
まず、オナ○ーばかりしていたと思っていたけど、そうではなかった。
そして彼のトラウマと、その原因となった相手との遭遇。
(この辺はもしかしたら、さらに妄想なのかもしれません)
母親が死に、妹とも別れ、それでも下ネタという夢に向かって突っ走っていく。
ラストの舞台はすごく切ない気持ちになりました。
玉山さん、オーラが違いますね。
私の知らない、知らなくても良い、知ったことかよ!な世界の真ん中でXYZ。
インパクトあります。駄作か傑作かって聞かれれば、ただただ悩ましいとしか。不肖にも笑った。吹いた。かなりマジで。地下1000mの人目につかない、日の光の届かない場所でなら、絶賛します。だけれども。ねえ、ちょっとw
地下芸人生活のリアルさは硬派を感じさせてくれるし、実家のエピソードと不動産会社の専務のヤクザ振り、ホルモン屋のイジメは、絶望的な生活苦を味合わせてくれるし、結構好き。変な薬にトラウマネタバレも、クライマックスに向けて上手く収束して行くし、感心してしまいました。ブッコミ感が無いんです、一直線にラストに向かって落ちて行くから。
まともなところは一つもない人間だけど、それで良い。
死を覚悟したラストの単独ライブに向かう男に語りかけた観音様の言葉は、男の心の奥からの"辞世の句"に他ならず。
この後の"10秒に一度下ネタを言わなければ死ぬ男"の話は、かなり真面目にオモロかった。その後が、アレだけどw
地下芸人のライブに集まった人たちの弾けた笑顔が、「まともなところは一つもない人間だけど、それで良い」の肯定。これが好きです。
良かった。結構。
匂いがしなくてホッとする映画だったw
「ぶちまけてやる。」
キャッチコピー通りとは恐れ入った。
前衛的というかカオスというかなんというか……?言葉が見つからないが非常に面白い。これが大塚恭司か……。
居島さんのおすすめなので
DHC TVの司会者 大本営さんのオススメなので、しかも池袋なので、見に行った。
びっくり‼️びっくり‼️
全く知らない世界のはなし
せめて、水曜に行って良かった。
レディスディ1200円。
缶バッチとステッカーは、センス良かったのだが。。。。。
プリンスとマイケルの死因!?
フリーランスで活動し地下芸人と呼ばれる下ネタ一筋39歳の横須賀歌麻呂が、下ネタで天下を取ると言い放ち単独ライブに向けて奮闘する話。
金欠で家賃を滞納しているが昼間から家でAV鑑賞&自慰行為という主人公が、自称芸人と揶揄されてバイトを増やしつつ単独ライブのネタ作りにも励んで行くストーリーで、あらすじには半生がどうとかあるけれど全然そんなんじゃないしw
現在と妄想や回想のパートをモノクロ映像とカラー映像で使い分けており、主人公の原動力の一つである人物も…ああそういうことかと。
横須賀歌麻呂なる人物をまるで知らずに鑑賞し、残念ながら彼のネタはやっぱりなるほど地下芸人ねという感じだったけど、狂気というかカオスというか悪ふざけというか、映画としてはなかなか面白かった。特に玉山鉄二がwやっぱギャップだよね。
横須賀歌麿のオーラを感じることができるか?
『東京アディオス』観ました
主役の横須賀歌麻呂さんの
サングラスかけた本番スタイルのオーラと
普段の姿のギャップが堪りませんでした。
始まって15分で、彼と観客は同化してしまいます。
しかし大塚監督はその同化を許してくれません。
まだ下へ。まだ下へ堕ちろとばかりに手を引きます。
どこかで置いていかれたり、また同化したり、
あまりのぶっ飛んだ表現に引いてしまったり。
しかし彼の姿、大人になれない39歳の彼を、
最下層の若者の物語と片づける事をできる人は
いるのでしょうか?
彼の姿は今の日本の中間層そのものだったり
するんじゃないでしょうか?
少なくとも僕は彼です。
現実はとっても滑稽で、
N国の立花党首の
「公約してないんだから
NHKをぶっ潰す以外のことはしない」という発言が、ともすると正論ではないかと思えるほど
歪んでいるわけですから。
秀逸だったのは
悔しくてするオナニーです。
久しぶりに思い出しました。
この映画は、まさに現代の『青春の蹉跌』。
最後、やっぱり僕は置いてかれて
「夢を追いかけるとはどういうことか」を
大塚監督に突きつけられるわけです。
あともう一つ、
夢を追いかけていると妹とうまく行かなくなる。
これ、何故なんでしょう?
もの凄く身につまされました。
そんなシスコンの僕には
堪らない映画であったことは
確かです。
渋谷の王将で餃子を食べながら余韻に浸ります。
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