ミッドサマーのレビュー・感想・評価
全182件中、101~120件目を表示
世界の果てまでイッテ、ギャー!
まあ、何とも不条理で不可解で不愉快な映画でした。出だしからして、本編とは関係ないシーンばかりで、主人公にまるで感情移入できず、結構イラっときます。都会から変な風習がある田舎に行ったらヒドイ目にあうと言う、よくあるお話しを村の変な儀式や歌や踊りを交えて、延々と2時間半も観せられるのは、なかなか辛いです。主人公の彼氏の運命に至っては、悲惨を通り越して爆笑ものでした。
最初っから気味悪い
村入ってからは割と行けたけどアメリカでの妹両親死ぬ流れ?てか女の人の歌声と森の嫌悪感
マッシュルーム・ティーの幻覚とか女王に選ばれたときの花や草が呼吸してる感じが好き
彼氏とりまクズずっと後半中指必死で抑えてた
72歳の老人男女の最後の食事の前のスピーチ?「すー!はー!」が謎にツボって永遠に爆笑でしたおんなじ会場だった方本当にごめんなさい
おじいちゃん1回で死ねなくて辛かったね、、
一緒に観たしょうちゃんは彼氏と村の赤毛の子の行為のシーンのカオスさにツボってましたわたしが代わりに謝りますクスクスしてごめんなさい
死体の感じが酷すぎて誰が誰かわかんなかったけどみんな死んじゃったんだねご愁傷様、、
鶏小屋でなくなってたカップルの彼氏 肺が動いてたの衝撃でした
戻っても地獄ここに居ても地獄
アリ・アスター監督の次回作がまた観たくなる。
「ヘレディタリー 継承」を観てこの監督の続編を観たい!と思って鑑賞。
取っ掛かりの、ダニーの妹が両親を道連れに自殺したあたりまではおぉぉっ!と思いながら期待を膨らませて観れたし、ホルガ村で崖から飛び降りた人の顔が潰れていたり、失敗して脚が折れたおじいちゃんの顔をハンマーで潰していた場面までは前作の雰囲気を感じ取れたけど、その後は全く違う監督作品のよう。
エログロと言われているけど、そこまで衝撃的なシーンは無く、ヨーロッパの片隅にはひょっとしたらこんな儀式を続けているコミュニティがあってもおかしくないかなという気がして終了。
私に怖いか、怖くないかと聞かれるたら、怖くない!と断言してしまう勢い。。。
ただ観ているうちに、このクリスチャンの仲間達がダメな感じの集まりなのに、何でペレがこんなにダニーに優しく接しているのかという疑問が膨らんでいったが、その理由が最後にわかってスッキリした。
一度目はどうしてもダニー目線で観てしまったけど、もしもう一回見るのならペレ目線で観て観たらいろんな伏線が回収できて、別の面白さが見えてくるかも知れない。
音や音楽の効果的な使い方は「ヘレディタリー 継承」に通ずるものがあり、上手いなと思ったし、一辺倒なホラー映画を撮る監督でもないことが良く分かったので、アリ・アスター監督の次回作がますます楽しみになった。
「明るい」狂気
賛否分かれてるが、割と好きな方だった。
予告にあったフェスティバルスリラーというジャンルが一番的確な表現かと。
自分以外の家族が死に(妹の親殺し)、傷ついたダニーが北欧の民族学合宿についた行った先で起こる狂気。
大学生たちがカルト教団に巻き込まれていくパニックムービー的要素が強い。
映像がきれいなのでより村の住民たちの異常な行動が際立つ。なので常に不穏な空気が漂い続けてるのがよい。
それぞれのキャラがいい感じに立ってて、主人公の最後の選択と表情は好き。
ペレのキャラが個人的にはいい。
ただ、冗長なのは否定できない部分。その割に後半割と雑に殺してたような。
ドラッグを多用し過ぎていたのもイマイチ。折角の人間の狂気が薄れてしまったような。
最終的なテーマが見えにくいのが賛否両論別れる原因かなと思う。
超グロいが何故か引き込まれる
ディレクターズカット版見ました。正直好きなタイプの映画ではありませんが、ホラーだけど人を驚かす・怖がらせることが主目的の所謂B級ホラーではなく、ストーリーはしっかりしているので最後まで少なくとも退屈せずに鑑賞できました。
ヒロインがすぐ泣いたりワメいたりメンヘラ気味で面倒くさい女。美人とはいえ彼氏はよくこんな女と付き合ってるな~、よくキレないな~と感心した。男友達同士の集まりにも当たり前のように女1人ズカズカ入っていくKY。自分だったら友達としてもこういう構ってちゃんは無理だわー。にしてもヒロインの両親と妹に何があったのか、何故あんな死に方だったのか、この時から既に何らかの影響を受けていた、術中にハマってのだろうか。
スウェーデン・ホルガ出身の友人ペレに誘われるがままに(恐らく目的に気付かれぬよう少しずつ時間をかけて言葉巧みに誘導していったのだろう)その地を訪れることになったアメリカ人の一組のカップルと彼氏の友達二人。
人里離れた自然豊かな土地で周囲と隔離されて暮らすカルト集団のようなコミュニティ。怪しげな飲食物や儀式、意味ありげな建物。人間の寿命は決められていてその年齢がきたら自ら命を捧げなければならない。近親相姦を避けるため"外部"から人を招いて子作りさせ、用が済んだら口封じ。全て神様?ご先祖?への生け贄という名目でとにかく人を簡単に殺しすぎる。いくら文化だの古くからの風習だのと言ったところで殺人は殺人であり、こんなことが肯定されるわけがない。普通なら最初の殺人(自殺?)を見た段階ですぐ逃げるだろうし、何が入ってるのか得体の知れない飲み物・食べ物は極力摂取しないようにすると思うのだが、何故か皆素直に飲んじゃったり食べちゃったりする不思議。
死に方や死体がかなりリアルに描かれており心臓が弱い方や気持ち悪い物が苦手な方は絶対に見ない方がいいです。まぁそれ以前に人にはあまり薦められない、薦めるのを躊躇う映画です。殺されることが分かっていて自分の友達を誘う、、最初から生け贄を連れ帰る為に優しい友人を装って近付いてきただけなのか?友達の皮を被った悪魔・・人間不信になる。多分ペレは最初からダニーが好きで狙っていて、彼氏のクリスチャンも殺されたので恐らく自分のものにするんじゃないかな…怖っ😱
若い女と子作りしてた(わざと見せられたよね…)彼氏を死に追いやって満足したのか、ヒロインは最後に笑みを浮かべてたけど、大丈夫か? 死ぬまでそこで暮らす?寿命と言われたらあの崖から飛び降りるつもり・・?
エログロの描写がかなり強烈なので、これだけで「ダメだ」「合わない」と拒絶・否定される方も多いと思います(自分も鑑賞途中そう思っていました)。ただ、ストーリー自体はミステリーとして観るとかなりよくできているので、映画ファンとして一度は観ておくべき作品ではないかと思います。
6/27追記
この映画を見た時はもちろん完全に"フィクション"だと思ったが、コロナ対策に失敗し多数の死者を出したスウェーデン政府を半数以上の国民は支持しているという報道と町でインタビューを受けるスウェーデン人女性が「まぁ亡くなった方々は気の毒だと思うけど、仕方ない」と公園で寝そべり日焼けを楽しみながら答える映像を見て驚愕すると共に「スウェーデンならこの映画ひょっとして現実にあり得るかも・・」と思うようになった。人はいつか皆死ぬものなのだという独特の死生観。映画の中のスウェーデン人にとっても実際のスウェーデン人にとっても人間の死はあまり大事でもなく、さほど悲しくもないことなのか・・と思わされた。
中立国のスウェーデン人はアメリカ人を嫌っているという話を最近アメリカ人から聞いて一層現実味が、、😱
こんな儀式なしだ、と思っているコチラが間違っているのかも
アメリカ人女子大生のダニー(フローレンス・ピュー)、自身も不安神経症の傾向があるが、ある日、突然、妹が両親を道連れに無理心中してしまった。
以前以上に恋人のクリスチャン(ジャック・レイナー)に依存することになったダニー。
クリスチャンは、他の3人の大学生仲間とともに、仲間のひとりの故郷スウェーデンの僻地の村を訪れる予定だったが、ダニーも同行させなければならなくなった。
彼らが訪れた村は、夏至のこの頃、特異な儀式を行うというが、村を訪れた彼らの前で、白ずくめの村人が注視する中、ふたりの老人が投身自殺をしてしまう。
が、それは、儀式の始まりだった・・・
といったところからはじまる物語で、古代宗教集団のなかに放り込まれた都会人・・・というのは、70年代に『ウィッカーマン』という映画があった(後に、ニコラス・ケイジ主演で再映画化)。
これら古代宗教は、太陽と大地を崇拝するところは全世界的に一致するようで、今回もそのとおり。
諸星大二郎の漫画やスティーヴン・キングの小説にも描かれたことがあり、その手のジャンルが好きな者としてはお馴染みである。
なので、題材だけを見て、わぁだの、きゃぁだのは言わないが、かなり直接的な描写があり、さすがに、うへぇぇとはなってしまいました。
が、個人的には、この物語の展開、嫌いじゃないです。
『リング』以降、謎解きホラーとでもいうような、ヒントによって主人公が助かるのは、サスペンス映画の変型であってホラーじゃないと思っていたし、ものすごいスピードで走ってくるゾンビを身を守るのも、鬼ごっこ、アクション映画の変型。
既存の、常識と思っているところを、嫌ぁな感覚で、ねじねじとねじ込んでくるあたりが、ホラーの醍醐味。
終盤、メイフラワーの女王に選ばれ、全身花まみれ、小林幸子も裸足で逃げ出す格好をさせられた主人公に、生皮を被せられた恋人の図などは、ほとんどギャグのようだが、これはこれでアリだなぁなどと納得させられてしまう。
この古代宗教、法治国家的にはナシだが、文化人類学的はアリだな。
もしかしたら、ナシといっているコチラが間違っているのかもしれない。
やっぱヘン。
全員話通じなすぎて怖い。
でも前作みたいに、夜のトイレが怖いとかはないです。
共鳴セラピーとお爺ちゃんのいじわるとクマは笑ったなあ
結局、自分の失恋体験からこれができる監督が一番こわいっす。
「病みつき」
今年27本目。
病みつきの映画です。
今作はポン・ジュノ監督が昨年観た映画のベスト10に選んでいた、中々話題の作品。
目を覆いたくなるような描写もあるんですが、一旦受け入れると病みつきになってしまう。
後は人生訓ですね。映画2時間半観たら何か得る物はあるんですが、一個の人生訓を得ました。貞操を守るです。
行定勲監督はマリ・クレールと言う冊子で、こう言う映画は毛嫌いせず早い内に観てトラウマになるといい。これで懲りたら観なければいいのだから、と書いていました。
だけどまたアリ・アスターの映画を観てしまうのだろう。
彼女はあのあとどうなるか
ミッドサマーの評判の良さは、単に民俗学的な知識が(いや知識ですらない。単に聞いたことあるかどうか)ない人たちの間でワーワー盛り上がってるだけのようだ。
5ちゃんの感想みてると頭クラクラしてくる。
共同体の外部からきた人が歓待される、民俗学でいう「まれびと信仰」「まれびと殺し」についての映画だという基本が分かってない。そりゃあ意味わからなくて先が見えなくて面白いだろう。
ふつうに大学卒業してれば、民俗学や文化人類学を学ばずとも聞いたことがあるはず。映画開始の15分程度でだいたい結末まで想像ついてしまう。
5ちゃんの感想、疑問に「なんでよそ者が女王になるんだ?」などと書かれている。なるほどこういう人たちが見て面白がってるのね。
民俗学的にはむしろ逆。
女王という地位は妬みを生む。共同体の中での争いや対立をなくすためには外部の人間こそふさわしい。女王はまれびとたるダニーでなければならない。あのダンス選手権の結果は最初から仕組まれたものです。
でも「外部から来た人に統治できるはずないだろ」って?
そもそも統治させません。祀るだけです。映画のラストの状態。あのままだということです。(現代の民主国家においても世界各地の王族は象徴として祀られるものであって統治権力を持ちませんね)。
祭りの期間が終わるか、子どもを産ませるか、とにかく共同体にとって利用価値がなくなるまでは利用します。少なくともダニーがあの集落を治めることは絶対にないです。
女王選びのような共同体で生じる軋轢(ストレス要因)を外部から来た人間にかぶせて集中させることで、調和を保つ。現代から見れば大量虐殺ですが、あのようにして集団のなかでのストレスを緩和しているわけです。まれびと殺しといいます。
民俗学の知識がなくとも女王がどのように選ばれて棄てられるかを推測させる描写があります(当方ディレクターズカット版のみ鑑賞)。
若者が泊まる宿舎に歴代の女王の写真が飾られてます。あれ何枚ありましたか。パッと見で10以上はあったとおもいます。
写真が発明されたのはせいぜい150年前かそこらです。
あの村では72年で死ぬことが決まってるとして、女王はかなり早いサイクルで交代させられてることになります。
仮に夏の時期の18〜36歳の間の18年間だとしても、18年×10人でも180年。
あの村の90年に1度の祭りがいったいどこまでをさすのか判然としません。女王選びは少なくとも違います。写真や肖像画が多すぎる。
そして72年という生命サイクルで10進法が用いられるのも謎です。
そもそもいつ、どういう基準で女王を降ろされるのか、ダニーの直前の女王は誰だったのか、映画の中で描かれていません。
90年に一度の祀りであるとか、村の側から提供される情報は基本的に疑ってかかるべき。
ほかにも5ちゃんには「あんなに沢山行方不明者がでたら世間や警察が騒ぐからありえない」とありますが、日本だけでも2000年以降の数字を見ると年間10万〜8万人です。世界規模ならどうでしょうか。バックパッカーや奇妙な旅好きを餌にしているんでしょう。たしかに身元のはっきりした旅行者なら騒ぎにはなりますが、少なくともダニーは家族全員死んでいました。だからこそ彼女は「適任」だったのかも。
ちなみに村の女と彼氏がセックスさせられるのも「客人婚」といって民俗学では珍しくないならわしです。
血が濃くなることを避けるために旅人の子を産み、村の子として育てます。父親はいりません。
これは映画の方にはありませんが、昔の祭りで夜になると顔を隠してセックスしてわざと普段のパートナーとは違う人と交わったり、となり村の女をさらって嫁にするなど色々な方法でそれがなされていました。
古代の村落や原始宗教の価値観をいまの目でみると残酷なものであるという点はそのとおりだなとおもいますが、わざわざこの映画で確認する必要は自分にはないので星0.5です。
た、楽しかった
レイトショーからの車での帰り道、フランキー・ヴァリ「the sun ain’t gonna shine」をApple Musicで登録、聴きながら映画を反芻しつつ帰った。考えていたのは「なにこの映画w」でした。
「ヘレディタリー 継承」が怖すぎて、あれもすごい楽しかったけどやはり怖さ後遺症は残り、ミッドサマー観ながら怖いシーンになりそうな展開のときは若干目を細めながら警戒を怠らなかったのだけれども、薄く目を開いたスクリーンから見えているのは例えば驚愕のお母さん見守り付きSEX!後ろから種付けを手伝うおばあさん!酪農家ってあんな感じかな!
見たときはよくわからなかったけど後から解説みたら書いてあったワシのポーズ?の拷問。とか、いろいろ後から思い出して、反芻しては楽しんでます。青と白と黄色と緑と、色とりどりが怖くなる、価値が倒錯する感覚が味わえるナイス映画!アリ・アスターさん、次も期待してます!
分かってたら観なかった
前知識無く鑑賞した為
普段からホラーは苦手なので避けてる身としては
中盤からもう不快感しかなかった
始めは大学生のトリップ系映画かと。。
次第にスプラッター物のホラー映画になり
最後は新手の秘宝館みたいな🏡
からの殺人カルト集団を見せられ
もうシンドくて堪らなかった( •᷄⌓•᷅ )੨੨
異様な空気感
発狂する人々
点で見れば良い作品とも言えるのでしょうが
ストーリーが突飛すぎて着いてけなかったです
周りは若いカップルが多かったけど
デートにはお勧めしかねます。。。
バカバカ祭り
評論しづらい、ぶっ飛んだ白昼ホラー。
ミラクル☆ひかるに似た主人公ダニーは面倒くさい女。スウェーデン旅行計画の経緯までガタガタうるさい。無理心中する妹の血筋の彼女なんて氣味わるく私なら別れたいけどクリスチャンは名前の通りの清廉潔白な聖なるナイスガイ。そんなダニーにも優しく接します。スェーデンの夏至祭はお花いっぱいのメルヘンの世界。しかし白装束の綺麗で笑顔の女性たちは明らかに裏がありそう。最初の儀式で老人二人が崖から飛び降り自殺を村民たちの前でするという荒業。しかも即死しなかったらハンマーで顔面をたたきつぶすなんて恐ろしいのなんの。私はそこで逃げろよと思いました。その後クリスチャン友人達は村に残り怪行動とったうえ命を奪われるんだけどこんなカルト集団内でまたトリッキーな行動する神経もびっくりです。何十年に一回の儀式なのにやたら統制もとれているのも何でしょうか?悲惨なクリスチャンは陰毛入りのパイやら経血入りドリンクを飲まされ、さらに朦朧とした中裸にされ村の女と性交させられるというめちゃくちゃなストーリー。その後も種付けしたら用無しとばかりにヒグマをくり抜いた中に入れられて焼き殺されるんだから可哀想もいいところです。女王を決めるダンスでゲストのダニーが普通勝つわけないしね。はちゃめちゃすぎて全く飽きない新感覚ホラー。バカバカすぎてリミッター外れちゃう作品です。
ホルガ村に呑み込まれた。
明るいホラー映画などと言われているが、どうだろう。
個人的に、ホルガ村の風習を順を追って見せられているだけに感じた。
殺された(生贄にされた)人達は、古くから大切にされてきた木に小便をかけたり、書物を勝手に撮ったりと、禁止されている(暗黙のルール)のにも関わらず犯してしまったから殺されたのであり、やり方は残忍ではあるものの、不信感はなかった。
古くからの仕来りだからこそ、生贄に選ばれた者は喜ばしきことであり、宿命である。
だから仕方ない。
と捉えてしまった。
だからこそ、次はどんな風習を見れるのだろうか。
という好奇心で見入ってしまった。
唯一ホラーと思えるところは、エンディングのシーンの時点で、9日間の夏至祭のうちのまだ4日目であるということ。
想像が広がります。
見方で変わる作品
自分は興味本位でみた結果、鑑賞後は不快感や疲労感が残った。まず、興味本位で見る学生とか自分みたいなど素人は全く面白いとは感じないはず。でも、普段からなにかに囚われ辛い日々を送ってる人、やり場のない逃げ場のない追い詰められてる人の立場で考えるとこの映画は「解放」ということを表現してる作品だと思う。自分は作品自体はあまり好みではなかったけれど、決して否定はしない。見る人によって意見が変わる面白い作品だと思う。
素人映画っぼい
絶賛する声、トラウマムービーときいて、
グロもホラーも耐性のあるわたしは喜び勇んでみにいった。
結果からいうと、、不条理系のつまんないやつみたいな感じで、ハズレだった。あまり練られてないシナリオを、いかにも意味ありげ〜に撮ってみた!って感じ。
たいくつなシーンが多すぎる爆睡ムービーでした。
まず、「男の旅行についてきちゃう空気読めない女の子」「いるいるこういう女!」
ってレビューしってたので、さぞかしウザ女がでるんだろなー。って思ってたら、、
その感想のひとたち、、冒頭10分みてないんけ?と呆れた。。
たしかに地味で暗くてメンヘラ気味な彼女だが、ウザいのはどちらかというと子供っぽい男連中じゃん。カレピっぴ大好き♪って感じでついてってねーよ。ダニーの心象風景わからんアスペのレビューなのか、違う映画みてんのかと思った。
んでまあ色々あってしょっぱなからハートが崩壊寸前な、暗い女の子ダニーの心象風景ままに、ストーリーが進む感じ。
「終始光に溢れて明るいシーンで怖さを表現してるのがすごい!」
ってレビューもきいてたんだけど、、これも、どこが??って思ってしまった。
輝度明度でいうなら確かに昼間だったり白夜に近く夜も明るいわな。
でもずーーーっと作中、いやな感じ、いかにも怪しい雰囲気が漂っててとてもアッパーな感じはうけない。
夏至祭はあるけど村入る前からみんなクスリきめてるし、よくわからん遠い地の怪しい儀式?が続いて、におわせもあり、漂うのはダウナーな印象ばかりだ。
ステキな村に優しいひとびと♪たのしいたのしいお祭りだーー♪♪って純粋に楽しんでるキャラもいないしね。
まあそれもいいとして、ウリであろう、衝撃?シーンも、、ふーーん、、その程度?あ、いやもっとみせろ!
って感じで物足りない。。バイオハザードやサイレントヒルの方がよっぽどグロい。
っていうか畳み掛ける展開もないから、時々意識とびかけるほど眠くなる。
主演の女の子の低い声はすきだった。
以上。観て疲れるだけでおもしろくも怖くもなかったー。残念。
予想してた内容と違ったが、それよりGOOD
予告編を見た段階では、
「若者たちがあるコミュニティに入る。最初は快適だったが、次第にその闇・狂気を知り、逃げ出そうとする…」って話だと思った。
(どっかで見た話だな。「ザ・ビーチ」ってこんな感じだっけ?)
良い意味で予想を裏切られた。
このコミュニティはカルト宗教を思わせるが、そういった特殊なモノに限定すべきでなく、(程度の差はあるが)どんな「組織」でも似たようなコトはあるのでは?
国家、会社、地域社会、学校、そして家族。
どんな組織であれ、合理的でない習慣、意味不明な習慣があるが、それに疑問も持たず生きている。
前半の自殺シーンはかなりビビるけど、
日本でもちょい前まで、「切腹」が美徳とされていて、トドメをさす人間もいた。本作とどう違う?
主人公の彼氏は常にラリってる状態だけど
(風景が常にユラユラしてる。お茶にドラッグが混じってる?)
酒だってある意味「ドラッグ」だし、ソマリア(?)のように、そういう植物を日常的に摂取する民族もある。
「自ら生贄にはならないだろう」と言うかもしれない。
でも、「自己犠牲」は最高に尊敬される行動だ。
それは自爆テロだけでなく、戦争はもちろん、子供向けのアニメでも同様(映画「シュガーラッシュ」参照)
女王になったのも、出来レースだったろうし、
彼女に彼氏のSEXを目撃させるのも同様。
SEXに至る過程にしても、「恋愛」が普通とは言えない。日本でもちょい前まで、親同士が決めた相手と結婚するのが普通だったし、今でもそういう国・民族はある。(映画「ビッグ・シック」参照)
主人公は彼らの一員となり、満足そうな笑みを浮かべる。
今まで自らが所属してきた「組織」から浮いていた彼女が初めて受け入れられた瞬間だ。
必要以上にグロい映画だけど、
自分が所属する組織とか、客観的になることとか、いろんな示唆に富む作品だと思う。
何が不快かというと…
いやはや不快感の玉手箱とでもいうべきキテレツ映画であった。
今日からはディレクターズカットも封切りなようだが、もう観る気にはなれない。
映像も、役者の演技も、音響も、とにかくこれでもかこれでもかと観る者の神経を逆撫でする。
鑑賞者の多くは、このような感じ方をしたのではないか。
ただ、鑑賞後、時間を経て熟考してみれば、舞台となった架空の村ホルガの自然観や死生観は、決して奇異でも異常でもないことに思い至る。
しばらく飼われていたであろう檻の中の熊が、終盤で解体されるくだりは、アイヌのイヨマンテの儀式に酷似していた。
死を、魂を現世から解き放ち、次の生につなげる重要な通過儀礼とする解釈も、アイヌほかたくさんの民族に共通する思想が存在している。
やや過激な崖やハンマーの活用場面はあるものの、古くからの因習を大切に保持した、今となってはかなり稀有な民族だと見ることもできる。
ホルガに訪れたダニーたち異国からの訪問者は、村の祝祭で目にするもの全てに対し、嫌悪し、嘔吐し、激怒し、研究材料として搾取し、愚弄する。
彼ら異国からの来訪者のマジョリティ然とした振る舞いが、徹底的にこの村の習慣や人々を異化し、異質性を強調する。
村が一つのカルト集団に見えるのは、観ている側が、異国からの来訪者の視点を取らざるを得ないがためではないか。
マイノリティに対し違和感と不快感の眼鏡を与えたこの作品の視点自体が、実は不快感の源泉だったのだ。
ラストショットのダニーの笑顔は、悲劇的で絶望的にしか感じられなかった家族の死から、このコミュニティの死生観によって解放されたことによる。
それが洗脳の不気味さに見えるのは、よそ者の視点に浸った者の見方である。
と、ここまで考察して、もしかして自分もすっかりあの祝祭の歌声に心奪われ、その残酷だけれど美しく清らかな自然そのものの生き方に洗脳されているのか、とも考える。
全ては夢うつつのことのように思えてならない。まさにそれこそアリ・アスター監督の術中にはまっているのだろうけれども。
期待値より低かった
話題のミッドサマーをみよう!と友達に言われ一緒に見に行きました。
感想としてはTwitterで言われてるほどではない…という感じです。たいしてゴア表現があるわけでもなくカルト宗教紹介PVといったところ…
しかしミッドサマー別にたいしたことではなかったわ笑たいしてエグくないし笑とTwitterで言えばイキリオタク決定ですですのでここに感想を書きます。
前半はなんだか見ていて可愛そうに、というかんじだったのですが友人(ODをよくする鬱病だと思われるが鬱病のカウンセラーはイヤでは?といい精神科に行かない友達)はそこが一番つらいと言っていました。
「ODするとあんな感じなの?」ときくと「失敗するとまんまあれゲロ吐くし」と半ギレしてたのでそうなんだと思います。
私は健康な精神だと思うので特に何も感じませんでした。
九十年に一度ではなさげだと思いましたがどうなんですかね?警察は?とか思いましたが可愛い女の子たちが楽しそうに踊っているのを見るとこっちまで笑顔になりました。あと飯食うのだるいですね
モザイクシーンではそんな同人誌でしか見たことないようなセリフ言うことある?って笑ってしまったり最後のシーンではなんだか北海道のゆるキャラみたいなのが出てきて可愛いじゃんと思ったんですが調べてみたらゆるキャラの方が怖かったです
芸術性がある?いや…ないな
サイコスリラーのカテゴリーか?芸術作品か?まぁ、よくぞここまで作り込んだなと感心はする。
ただ、宗教系とドラックと巻き込まれるる若者を描く王道をいき、そこにグロとエロティシズムを混ぜこぜにした意欲作!と言えば聞こえは良いが、グロ/エロの描写は不快だった。
映像が美しいとの評判もあったが、大自然の山の中で花が溢れ、北欧系のブロンド女性が登場しているだけであって、決して映像が美しい訳ではない。
個人的には上映時間が長いにも関わらず、多くを詰め込みすぎてかなり消化不良かなぁ…
コンセプトに賛辞を贈ることができない
結論から言うと面白いと呼べる映画ではなかった。
正直に言えば、あまりにコンセプト・技法ともに全く評価できない。これに絶賛の声を送る方とは、私は価値観を共有できないのだろうな、と考えでしまうほど私はつまらないと感じた。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
本作はアリ・アスター監督によって作成されたホラー映画。
主人公は精神疾患を抱えた大学生のダニー。家族の死をきっかけに精神状態を悪化させてしまうが、そのような状態の彼女を彼氏のクリスチャンは疎ましく思っている。クリスチャンは大学の同期たちとともにスウェーデンの夏至祭に招かれており、そこにいこうと計画しているが、それにダニーも同行することになる。
夏至祭は牧歌的で美しい小さな集落で行われていた。ホルガと呼ばれる集落は緯度の高い位置にあり、夏至は白夜になっている。一日中太陽がカンカン照りで、そこに暮らす村人も歌を歌って、皆が互いを「家族」と呼んで仲良く暮らしている様子である。
夏至祭は全部で9日ある。詳細は割愛するが、ホルガでは老人は72歳まで生きたら自死をする習慣があった。夏至祭序盤で二人の老人が高台から飛び降りて自死をするシーンが非常にゴアな表現で描かれている。そこから楽園に見えたホルガは歪で不気味なものへ変容していく。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「精神衛生に大変悪い」「心がえぐられた」「気持ち悪いのに好きになった」等、レビューがSNSに多数投稿されていたため、気になって劇場で視聴しました。
良い点が1つと、つまらないと感じた点が3つあります。
良い点は非常に美しい映像づくりが意識されていることです。ホルガの暮らしは基本的に明るい色調で色とりどりの花々が美しく飾り付けられています。その暮らしぶりはまさに夢のようで、少なからずあこがれを抱くような世界観でした。
しかし良いと思ったところはここまで。
私がつまらないと感じた点について。
①カット割り、ストーリー展開そのものが冗長。音声効果も古典的で退屈。
特に前半はそうなのだが、見どころが少なく見ていて退屈でした。加えて作品中で一貫して、思わせぶりなシーンの伏線が回収されず、「あそこのシーン何の意味があったんだ」と思うことが多かったです。劇中で学生が殺害される場面で、殺人者の顔が数秒映し出されるシーンがあったのですが、特にその後の展開に全く影響もなく、苛立ちを感じました。弦楽器の重低音や歌声の不協和音でホラー感を演出する手法は非常に古典的で、正直言って手垢のついたやり方に思います。
この内容の映画なら90分で十分かと思いました。
②ゴア表現や不快感を煽ることで話題性を作り出そうとしている印象を受けた。
美しくて明るいビジュアルと対照的に宗教的で不快なストーリーやゴア表現を用いることでホラー要素を浮き彫りにするのはシンプルに面白い試みかと思いましたが、一方で、死体の損壊や臨死時の喘鳴が劇中で登場するし、宗教的儀式として性的描写も長々と登場します。これらの描写で、どんな効果を劇中に求めているのかが不明でした。観客に恐怖体験ではなく、単なる不快感を与えることが目的であるとしか思えず、そのような目的をもって映像作品を制作すること自体に苛立ちを覚えました。
③製作者の文化に対する理解
前述の自死シーンを目にして、クリスチャンは「(自分たちの常識とは大きく異なるけど)彼らの文化に偏見を持ちたくない」と言って、冷静にホルガの文化に対峙しようとします。この態度には私自身も共感します。しかし、劇終盤ではこの文化の狂気性が際立ち、映画全体として、非科学的で宗教的な文化を極めて否定的に感じられる形で描いています。このようなテーマに安易に踏み込み、不快な対象として客集めに使うこと自体がタブー視されるべきものであるように感じられてなりません。
アリアスター監督は本作を『恋愛映画』と呼んでいます。生死さえ関わり、あまつさえパートナーを殺めるような、狂気的な感性が恋愛の本質なのだと監督は考えているのかもしれません。
そのメッセージ性に私は共感できず、映画全体の技術面を含めて面白いと感じる要素に欠いている作品だと思いました。
全182件中、101~120件目を表示