ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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よくわかりません
本作品、去年よりWOWOWの「ハリウッドエキスプレス」を通して知っていて、本国アメリカでヒットしていたので、大変に楽しみにしていました。
また、日本でもヒットしているので凄い期待感の中本作品に臨みましたが・・・・
私としては、退屈な1本であるしか言えないと言うか、本作品が称賛される意味合いが分からないな・・・・・
確かにホラーの1本に過ぎないけど、ホラーじゃないと言えばホラーじゃないけど、本作品のようなカルト集団を題材とした映画なら、ピーターフォンダの「悪魔の追跡」があるし、「悪魔の追跡」は当時(私が小学生)見て、まだカルト集団が珍しい時代だったので、大変に怖かった記憶がありますが・・・・
確かにえぐいシーンがあり、ホラーと言うより、精神的に追い込まれるような映画なんですが・・・・・
ま、一番怖い存在は、全てにおいて人間なのかも知れないね・・・・・
公開途中でディレクターズカットが公開されたり、なんか異様な盛り上げりぶりですが・・・・う~ん・・・・なぜ、本作品がここまでヒットするんだろうな・・・・・・分からない・・・・しかも、長い!
PS
俺の隣の男女・・・・殺されるシーンなど、普通のシーンでも「ゲラゲラ」笑いぱなしで、周りから顰蹙をかっていた・・・
ましてや、何時までもどれだけ喰えば気が済むんだ・・・・
いい年して、どうしょうもない・・・・マナーも分からない人は、一生恥をかいて生きて行くだけ、それにも気がつかないか・・・
ま、馬鹿とは戦ってはいけないと言うが・・・今回は、全てにおいてはずれでした・・・・
どんどん人が消えていく系
ハリウッドのB級映画でよくある1人ずつ消えていって最終的に…みたいな構成ではあるけれど、圧倒的にそこに込められているメッセージとそのメッセージをより強固にさせる映像美や設定の厚みが他のそれとな違うと思った。音響はそこまで頑張らなくても十分不気味な映画だなあとも思った。
ぶっ飛んだ映画、で済ませるには惜しい映画
カルトきもいねん!存在してくれるな! という感想を持った人が多い状況は、まさにそれがホルガが無邪気にやっている「外の世界の不適合者は殺して良い」と相似した態度である、という意味でメタなホラーだ。
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ホラー映画としてはオーソドックスな作り。
死亡フラグが立った人物が順当に死んでゆく。
意味深な絵やセリフはわかりやすく回収されてゆく。
北欧の歴史・神話などを理解していればより深まるだろうが、知らなくても十分に映画の中で楽しめるのは良心的、ある人にとってはおせっかいとも言える。
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個を大切にする国USやUKから来た人たちと、感情も生命も共有し個に執着しないホルガの人が対象的に描かれていた。
善悪の基準自体が違う両者ではあるが、日本人的に見ても、誰もが善人と悪人の要素を両方持っているように描かれていた。
登場人物の誰にも共感させないことで、観ている人をすっきりさせないようにする意図を感じた。
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希少文化について、それを尊重したいのか忌むべきカルトとして描きたいのか立場が見えづらくもやもやした。
公開対象の国では嫌われそうなグロさや気味の悪さを丁寧に表現しているところや、コミュニティを最も尊重しようとしていたクリスチャンが悲惨な最期を遂げるところを見ると、後者が全体のトーンを支配はしていた。
人類が長らく付き合ってきた、精神に作用する薬の描き方も、近代的社会の秩序から脱するには薬の力で理性を取り去る頼必要がある、といったネガティブな描き方と感じた。
ラストシーンは、個のない共同体に取り込まれたダニーの個の感情が勝利し、クリスチャン=キリスト教徒の処刑 へと導く。
個も共同体も土着宗教も世界宗教もすべて否定しているかのようだった。
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いろいろな要素を盛り込みつつも、きっと監督は、西欧的文化における家族や恋愛に関する再提案がしたかったというのが一番強いモチベーションだったのではと思う。
内輪でやってる分にはあり得るのか??
よそ者取り込む際の犠牲者は単なる犯罪だろうが、納得した世界の中でやってるなら慣習なんでしょって済むんだろうな。
主人公の最後の笑みは何を思っていたんだろうか。。。
何にしても次どうなるんだろうと観入ってしまった。途中犠牲者の人形が安っぽいのがもったいない感じ(;^ω^)
薬と洗脳される怖さは感じられましたw
調子の悪い時には要注意
生涯映画ベストテンに「セブン」「ジョーカー」が不動に入るワイですら、気分悪くなった。後味悪くて途中で映画館何度も出ようと思ったぐらいだ。不快な時間が長すぎる。こう言うのをエログロと言うのだろう。「ジョーズ」のようなワクワク感も「セブン」のような映像のスタイリッシュッさも「ジョーカー」のような悪の爽快感というものもない。いい意味で重々しいのなら良いのだが、これは悪い意味。ホラーとかスプラッターとも違う。次の日仕事あるのに痛飲してゲ◯吐いている気持ち悪さに近い。カップルは無理だが一人でも厳しい。仕事の時間より厳しい映画の時間は初めて経験した。
好き嫌いが分かれそうな映画です
ホラー系はあまり観ないのですが今回は知人の誘いもあり観てみました
終始不気味な感じで映画は進みなんとも言えない不安がありました
個人的にこう言う謎解きというか伏線が多いの映画は得意ではないので良さがあまりわからなかったのですがそういうのが好きな人なら楽しめると思います
途中までは理解できたのですがだんだんと設定についていけなくなり最後はただただグロテスクな映画という感想です。人生経験が浅いからかカルト的な恐怖もよくわからずまだ早かったかなと思いました
こういう映画だったのね。
予告編では何となく、おかしな世界から仲間で脱出試みるも中々うまくいかない、みたいな感じだったので意外だった。
コミュニティの感じが凄かった。絶対無いんだろうけどありそうで。ラストのあの終わり方は意外。こういうのもありだよね。
2020年 13本目 ★★★★☆「落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です」
2020年 13本目 ★★★★☆「落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です」
「落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です」て映画だった。最悪で最恐のホラー映画なのに、ハッピーエンドで心がホッコリするラストだった。ヘレデタリーにも通ずる「祝祭感」。 ミッドサマーは、主人公が両親を亡くしたアメリカでは画面も暗く、誰も彼女に同情しない。それが、スェーデンに行ってからは白夜で晴れ渡る空、美しい花々、そしてすべての感情や感覚を共感してくれるコミュニティ。
地獄を経験して、さらに上いく地獄を突破したら案外良いとこに辿り着く。大切なのは、理解し合える仲間。
スウェーデンの風景の綺麗さと対照的に。。
予告編などみたが、怪しいぎしきのままで終わるかあ、、と、私としてはちょっと昇華できなかったですね。壮大なブラックジョークと言えばそれまでたが、ちょっとブラック過ぎるかな。
怪しさを貫くにはちょっと無理があるから、何か一捻りが私には欲しいと思いました。
ブラックジョークにはキツい。ホラーの一種として観るなら面白いかと思います。
間違えて観てしまった。
スクリーン間違えた結果、絶対観ないと誓っていたミッドサマーを見てしまったのはなんか運命だったんですかね。
ところどころで話される教義のようなものは理解はしないけど、納得できるものだったので、(なるほど)となったりしました。
グロいものを映画で見慣れていないためか、内容よりもグロい映像が頭に残ってる感じします。
応援上映というか発声可能上映やったら絶対面白いだろうなと思いました。私は観に行かないですが……。
概ね良い映画
主人公も含めてあまりアメリカチームは好きじゃない事。ゴア描写みたいなのはそもそも好きじゃない事。
ラストの空の色はあれでよかったのかという問題。
これら以外はとてもいい映画でした。
そもそも私はあっち側の人なので、この映画をホラーとも思わず楽しんでしまいました。
笑える場面も多かったし。
ただ、本当に問題は最後の空。
いやいや待って、と。
それじゃない。
もっとちゃんとやって欲しかった。
映画史上、最も感想に困る映画?
・ゲットアウト的なラストに納得の謎解きがありスッキリ終わる。
・かなりグロく怖い。
・賛否分かれると聞いていたので何か大きな決断がある。
とか思ってたら全く違った。
ホラーというか新しい設定で魅せる主人公の成長物語であり復讐劇のように感じた。
賛否両論になるのは主人公の決断ではなく単純に作風が自分に合うかどうか。ちなみにその作風が独特すぎて自分に合ってるのかすら分からなかった。
そして、まるでスイカ割りの様なシーンなど噂通りの過激描写。しかし今作の見どころの一つである(だよね?)ぼかしシーンは苦笑い。
観終えた直後の正直な感想としては「タランティーノよりもパルプフィクション」って感じだった。(人間としてクズな人を懲らしめただけで後は村の不気味さが永遠と続き結局何も起こらない=壮大なくだらない話だったから)
しかし解説サイトを観てパラサイト顔負けの数々の伏線に感嘆。監督の言う失恋映画、家族映画というのに納得。
スタンリーキューブリック作品のようにこの映画は次世代でやっと理解され、現代では一部にしか理解されない映画なのかもしれない。
物凄く面白い訳でもつまらない訳でもない感想に困る作品だった。
だけど何故かもう一度観たくなる不思議な作品でした。
ラストは厨二病の村人の中で微笑を浮かべるサイコパスクイーン…
一番怖い!
不穏な空気と狂気性
もの凄く作り込まれた作品で、ホラーとはジャンルが違うかな?
ビジュアルが公開された時から、その美しい中に漂う狂気に心引かれていました。
全編にに漂う不穏な空気と狂気性、細部にも大変拘り抜いていて伏線もパズルのように散らばっています。
そのピースが自分にピタッとはまると、それがまた狂気を増して行くんですね。
もちろんその度物語に引き込まれます。
この作りが本当に緻密で素晴らしい。
何かを書くとバレに繋がりそうで短めなレビューですが、今年一番のインパクトでした。
ディレクターズカット版も新たに気づくことがあるでしょうし、実に楽しみです。
本当、傑作でした。
「ヘレディタリー」と逆ベクトルのスリラー
観てよかったと思いました。
というのも、今作を観る前に同監督の「ヘレディタリー/継承」を見て、心が180度ボッキリと折れたように恐怖を感じてるいたからです。
「ミッドサマー」を観て、「ヘレディタリー/継承」の恐怖が、なぜか半分ほど払拭されたように感じました。
「ヘレディタリー」が「呪詛」による死者の為の物語であるなら、今作「ミッドサマー」は「祝福」による生者の為の物語です。
(どちらもスリラー作品であることに変わりはないかもしれませんが…)
また、「家族」という題材を思うと、「ヘレディタリー」が現代社会の中の〈孤立〉を描いているとしたら、「ミッドサマー」は民族社会の中の〈連帯〉を描いている、と言えなくもないように思いました。
個人的には、まるでA面とB面のように…どちらが表か裏か分かりませんが、逆ベクトルで作られた、対のような作品だと思いました。
また個人的な、変な憶測ですが、「ミッドサマー」か「ヘレディタリー」か、どちらか片方だけ観た方が怖いのではないか、と感じました。
両方観てしまうことで、意外と自分は、心のバランスが少し取り戻せたように思います…。
映画そのものの完成度は高く感じられます。
劇中には様々な謎が散りばめられていますが、あまり気にせず、なんとなく観ても楽しめる(スリラーが大丈夫なら…)映画と思います。
どんな映画に似ているか、と問われれば、「楢山節考」のような映画、と思います。
グロテスクなシーンも一瞬ありますが、目を背けても内容はある程度分かるのでは、と感じます。
客層としては、自分が入った時は女性の方が多い印象でした。
見終わった後、どんな内容だったか話し合うのも楽しい映画かもしれません。
期待しすぎて色々中途半端に見えました。
事前情報は予告の動画だけです。
友人から「怖いらしい」「グロいらしい」というのを聞かされていたので、他のグロホラーを見る時の感覚で張り切って見始めてしまいました。
年に100本ホラー映画を見た程度のホラー映画好きです。
そのため色々期待しすぎました。
5段階評価で
グロ★★☆☆☆
恐怖★★☆☆☆
エロ★★☆☆☆
映像★★★☆☆
といった感覚でした。
同じくグロテスク、ホラー、映像美の3要素が個人的に好きな映画は「パンズ・ラビリンス」なのですが、どうしてもそれと比べてしまい見劣りを感じました。
この映画の見どころは、恐怖というよりは不快な不気味さ、また映像の美しさに重きを置いている気がします。
トリップ(?)した際の、花や木々たちが動物のように呼吸して動くシーンはとても美しいと思いました。
不快な不気味さというのは、主に音です。
謎の民族唄、ベルの音、重低音、パニック発作を起こした主人公の呼吸、赤ちゃんの泣き声、女性の泣き声、など不快な音や不協和音が多数使われています。不安を煽る演出は良かったです。
(その後にちゃんと恐い出来事が起こればもっと良かったな…^^;)
ただ、私自身パニック発作を起こした事があるので、多少主人公には感情移入してしまいました。持病もあり、家族まで失って、彼氏以外はどうでも良いと思っている中で、あんな思想の宗教に飲まれたら、仕方ないとも思います。主人公にとっては祝祭に相応しい良い終わり方なのだと思いました。
誰にでもおすすめはできませんが…
まず、個人的には非常に興味深く面白く、好奇心を持って観られる作品でした。
ホラーやパニック映画というわけではなく、人類が遥か昔から持っている様々な文化や思想、哲学について考えさせられる作品かと思う。
ただし、かなり好き嫌いはわかれる上に、生々しい表現や残酷な表現が苦手な方は、単純に不快に感じそうなのでおすすめできない作品。
自分の知らない世界や思想というものをいかにして理解するのかというのは非常に難しい問題ではあるが、
どの時代にも、ある一定の限られたコミュニティ独特の文化や風習などは存在していて、
それらを、単純に自分の尺度、常識で正しい、正しくない、と判断をしてしまうことは果たして…?
いま一度、これまでの自分の辿って来たルーツや常識として来たモノを見直してみるのも良いな、むしろ、その視点を常に持つのは大事だな、と、色々と勉強してみたくなる作品。
よくよく観ていると、様々なところに映像でも音でも伏線がしっかりあって、全てがすっきりするので映画としての面白さも充分かと。
(視覚的に)とにかく明るいホラー
ホラー映画というと、暗闇の向こうに何かが……というイメージが強いが、本作はとにかく明るい白日の元で怖いことが起こる(行われる)。暗闇はほんの少ししか出てこない。
全編にわたるこの明るさは、人の心の闇との対比、と解釈できなくもない。
ざっくり表現するなら、これは明るく温暖な「シャイニング」だな、とラストシーンを見て思った。
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