劇場公開日 2020年2月21日

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ミッドサマーのレビュー・感想・評価

全625件中、21~40件目を表示

3.0明るい地獄

2025年2月25日
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とても疲れる147分でした。こんなものを何回も観ようものなら精神異常を起こし始めると思う。二度と観たくない。

演出等の映画的側面で見ればすごく良かった。一貫して画面が美しく綺麗で華やか。白夜という設定を活かし終始明るく演出されている。が、この設定が悪い方にも働いている。

ずっとカルト的ホラー展開が続いているのに明るい。ずっと常人では考えられない事ばかり起きているのに、明るい。ゆっくり、じっくり狂っていく様子を147分かけて丁寧に見せられる。

理屈は通っているが、それ以外の全てが間違っている。理解させる気が無いのは序盤から伝わってくるが、変に理屈を通されても困ってしまうものだなぁ…。

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暇

5.0芸術的

2024年12月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

夏至祭を記念してのリバイバル上映とのことで、映画館で視聴しました!結論から言えば、人生で観た映画の中でTOP3に入るぐらい大好きな映画になりました。
北欧の幻想的な風景とエログロスプラッター描写のコントラストが良い塩梅であまりの美しさに脳が震えました。でもアッテストゥパンのシーンはちょっと怖かったです🥲 観る人を選ぶとは思いますが私のように刺さる人には本当に刺さると思います。

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長谷川

4.0サイコロジカルホラーという概念

2024年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

この作品が何を伝えたかったのか、まるで見当もつかないまましばし項垂れた。
作品の意図がわからなかった。
しかし少しググってみたらこれがサイコロジカルホラーというジャンルであることと言うので少しホッとした。
しかし、
実際に存在する国家とそこにあるミッドサマーという夏至祭
これを外国人が勝手な解釈に加え大きく曲解させて描くことは、道徳上許されることなのかと疑問を持って調べると、「一定の配慮の元に創作の自由の一環として許容されている」ということなので、それについての言及は避けることにする。
さて、
ホラーというにはあまりにも実在のものが多すぎて困惑してしまうが、これこそが監督が仕掛けたトリックなのだろう。
90年に1度の大きな祭り
大学の文化人類学を学ぶ仲間たちの論文の題材
彼らに紛れ込むように参加したダニーは、妹の精神疾患によって両親を巻き込んだ大きな自殺となってしまった。
妹からの相談のメールに毎回心を大きく揺さぶられていたダニーは、恋人とその友人たちからも異常だと思われていた。
この物語におけるダニーは、生と死の狭間にいたと考えられる。
そこにごく一般的なアメリカ人の若者のスタイルが隣り合わせになっている。
この取り合わせが、ダニーの心情の不安定さを際立たせている。
初めからダニーの心の不安定さで始まったこの物語は、実際の家族の死という悲劇に対して処理が追い付かずに苦しみ続けていた。
特に家族という言葉に強く反応してしまう自分自身を抑えるのに必死になっている姿が印象的だ。
喪失
最初はこの作品が喪失と再生の物語なのかなと思った。
そして、らせん状に1周回って、その通りだった。
この1周こそ、狂気なのだろう。
精神的に崩壊寸前のダニーは、この異常者たちが集うコミュニティで自分の居場所を見つけたことになる。
女性陣たちがダニーの心の叫びに合わせて一緒に叫ぶ。
それは彼女たちの言う通り、家族がそうであるように、姉妹がそうであるように、悲しみを分かち合うことに他ならなった。
ダニーは、恋人クリスチャンの喪失によって、同時に新たな家族ができたのだろう。
この、人間のぎりぎりのラインにあるものの正体が一番恐ろしいのかもしれない。
一言で言えば狂気
「それ」は当然だという風習
そこに染まった自分自身
さて、、
生贄という概念は、古来どこの国でもあったのだろう。
命を差し出すことこそが、神に対する信仰心の表現なのだろう。
この「神」についての考察は深いところになるので省くが、いまネットでも見ることができる「創世記」
この創世記に登場する「神」
創世記の第1章と第2章では、その「神」なるものが別人ではないのかと私は考えている。
その別人なる「偽の神」の概念が下敷きとなっているのが、この世界の様な気がしてならない。
さて、さて、、、
この物語の構図はとてもよく作りこんでいる。
それ故に冒頭の疑問が出たのだが、このミッドサマーでの儀式で偶然だったのはメイクイーンが誰になるのかという点だ。
ペレの役割こそが、すべての恐怖の始まりだった。
同時にイギリスからサイモンとコニーを連れてきた村人も生贄となる恐怖。
ペレはダニーに特別な思いを抱いている。
彼が見せたスマホの写真でダニーがスウェーデンに行く決心をしたのだろう。
同時に彼の嫁候補でもあった。
またマヤには姦通するという言葉がどうかわからないが、その権利が与えられ、彼女はクリスチャンを指名した。
このことが物語を面白くさせている。
9人という数字は90年ごとという数字に呼応しているのだろう。
そのうちの2名が、儀式の最初に自殺という形式で達成された。
そこに否応なく加算されたのが、それを見て逃げ出す計画をしたサイモンとコニーだ。
たまたま「罪」を犯したジョシュとマーク
そしてサイモンとコニーを生贄に連れてきた村人と彼らを殺した村人の2名
これで計8人となる。
ここで奇妙なのが、
動けない状態にされたクリスチャンがいるにもかかわらず、ビンゴみたいなものでもう一人の候補を抽出する方法だ。
それを選ぶ権利が、メイクイーンに与えられる。
おそらく、誰かを連れて帰れなかった分が、抽選となるのだろう。
90年に1度
この抽選は一生に一度のことだ。
黄色いログハウスが焼かれる際の狂喜乱舞はそれを表現しているが、同時にそこにある狂気と、どうしてもその土台にある神への生贄、つまり創世記の物語を想像してしまう。
メイクイーンの選択権
物語上ダニーに与えられていた情報とクリスチャンに対する失望が最後の犠牲者を選択させた。
しかし、
それでもまだダニーは失意の中にいる。
燃え上がるログハウスと鳴り響く歌声
次第にダニーの表情がほころび、笑いに変わる。
ダニーは、悲しみを分かち合ったのではなく、狂気を分かち合っていたのだ。
見終わった直後から、いったい何を見たのかわからなかった。
あっけにとられた。
思考が追い付かなかった。
ホラーでよかった。

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R41

3.0ミッドサマー ❇️『狂気の沙汰!これが集団心理や宗教のカラクリなのか⁉️』

2024年11月12日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

ミッドサマー

❇️『狂気の沙汰!これが集団心理や宗教のカラクリなのか⁉️』
★彡少しづつ取り込まれていく恐怖に慄く

🇸🇪スウェーデン ホルガ村(ロケ地:ハンガリーブダペスト)

家族全員自殺した主人公。
心に傷を負いながらも、彼氏に頼り、心を取り戻す努力をしていた。

彼氏の方は、卒業論文のテーマを見つける為に仲間と旅行を計画していた。そこに彼女も同行する事になり、爽快景色の中でとんでもない体験をする。😱

◉65B点。
🌀ヤバいものを見た気がします。
もはや昇華してしまいそうなヤバさでした😅

🟢感想。
1️⃣『景色、風景が綺麗なのに、なんか怖い。』

2️⃣『何故村は観光客を受け入れたのか?🤔』
★彡儀式を見せればドン引きされるのはわかっているのに危険を晒して観光させた意図が解りかねる。

3️⃣『決まりや掟など集団心理が怖い😱』
★彡断れない雰囲気はやばいですね。

4️⃣『共鳴する声が怖くてコメディー要素も❗️』
★彡逆に笑けてくる。

🙂‍↕️🤩🫣🫠🤫🫥😵‍💫🤐🤮🫶👁️👰🏼‍♀️🧝🏻‍♀️👸🏼🙅🏼‍♀️🧖🏻‍♀️👩‍🦽🐻🌿🎄☘️🍀🍃💐💐💐💐🔥🍴🍽️⛰️🛖🏞️🕳️🩸🚪🆘🌀

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シネマを喰らう

5.0家族で見たことを後悔

2024年11月10日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

日曜日の昼間に、なんとなく妻と子ども二人と見ました。見たことを後悔。
なんだよコレ…酷すぎるだろ…
エログロ胸糞の連続で、不快なのに、引き込まれて最後まで見てしまった。
良くできた映画だなー。『気軽に知らない土地にいっちゃいけないな』って、しみじみ思いました。

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こたろう

3.5スウェーデンの美しい村の祝祭が次第に狂気へと変わる不気味さに圧倒さ...

2024年10月27日
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鑑賞方法:VOD

怖い

スウェーデンの美しい村の祝祭が次第に狂気へと変わる不気味さに圧倒され、異文化に触れることの恐怖と同調圧力の怖さが鮮明に伝わってきました。人間関係の崩壊と再生が描かれており、随所にある映像がショッキングでした。

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芝本祐介

4.0絵面は美しいのに中身は残酷、精神的に気持ち悪い展開が続く

2024年10月10日
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怖い

難しい

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かちかち映画速報

4.0不気味〜

2024年10月1日
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鑑賞方法:その他

怖い

難しい

不気味ですね。個人的に主人公も彼氏も誰も感情輸入できませんでした。全員ムカつく。強いて言えば黒人のジョシュがまだまあ……かな。写真撮りたい気持ちも分からないでもないし。
ホラーとしてはじわじわくる人間的な怖さです。

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マナカ

3.5怖くて笑えるホラー

2024年9月24日
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鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

作者の狂気性が溢れんばかりに詰め込まれていて、そのセンスが恐怖と笑いを提供してくる異作
見たことないやつにとりあえず見せたくなる奇妙な魅力を放っている

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まるるるるるるる

5.0どうしてこんなものを作ってしまったのか…

2024年9月21日
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くまち

2.5カルト映画は自称したら冷める

2024年9月18日
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因習村に迷い込んだ西洋人が村のイニシエーションに巻き込まれて悲惨な末路を辿るといった筋立ては古来よりホラー映画の設定として好まれてきたものだ。

その際たる例が『ウィッカーマン』であり、本作は明らかに『ウィッカーマン』を下書きにしている。村人たちがあくまで異人ウェルカムな雰囲気である点や、性風俗に重きが置かれている点など、とにかく共通点が多い。とはいえ『ウィッカーマン』に比べて本作のほうが優れているかといえば全肯定はできない。

確かに、舞台を白夜現象の起きるスウェーデンに設定したことで「ホラー映画なのに常に画面が明るい」という逆説的な異常性を打ち出した点は新鮮だが、ギミック性が強すぎてイマイチ乗り切れない。

舞台設定以外にもこうした悪い意味での「ギミック性の強さ」がみられる。中盤以降のゴア描写などもその好例だ。高所から飛び降りたものの脚の骨がグチャグチャのまま死にきれなかった信者を、観衆がハンマーで叩き殺す。画面の明るさとのギャップを狙ったゴア表紙やなのだということが全面化しすぎていて興が醒める。ハンマーというのはどう考えてもやりすぎだろう。

終盤のエロ描写に関しても同様だ。村娘たちの祝福を受けながら性交渉を行うくだりも、前述のゴア描写を見たあとではなんとなく予測できてしまい、あんまり盛り上がれなかった。

といった具合に、なんというか、全体的に「これがカルト映画ですよ〜」という自意識が充満してて嫌だった。

唯一よかった点があるとすれば大学生たちのギクシャクした人間関係だろうか。両親が死んでメンブレしてる彼女を仕方なくホモソ旅に連れていくとか、卒論の題目が友人と被っちゃって気まずくなるとか、その辺の無駄にリアルな関係性は見ていて楽しかった。というか、こっちを主題化すればよかったんじゃないかと思う。互いに足を引っ張り合った結果として全員生贄にされて死ぬ、みたいな。

神経症的なまでに作り込まれた大道具の数々は、おそらくアンドレイ・ホドロフスキー『ホーリー・マウンテン』を参照項としているのだろう。とはいえ作劇上色彩で遊べないのなら大して意味はない。

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因果

4.0笑顔ほど

2024年9月14日
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こわいものはない

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K3

3.0新興宗教に染まるまでTA

2024年9月5日
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鑑賞方法:VOD

映画的には普通くらいの作品でした。

宗教団体自体はわかりやすいように生贄系のカルト教団でしたが、染めていく様はなかなか生々しいものを感じました。

映画というより宗教や信仰がどうやって洗脳していくか眺めるには良い作品だと思います。

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高い坂

3.5世界観が大好き

2024年8月23日
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鑑賞方法:映画館

グロいところはところどころ映像が現実離れしすぎてておもろい
あと映画館はモザイクで急に冷めた
気持ち悪くてでも世界はずっと可愛くて良い

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のの

1.0ここまで意味不明な 設定を思いついた事は評価できる。

2024年8月17日
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怖い

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てつじん

3.0日本人からしたら怖くない

2024年8月11日
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たぶんキリスト教の価値観とは全然違うから理解不能で怖いということなんだろうと思うが、よくよく考えたら失礼な話だと思う。昔の日本の田舎にはありそうな話だし正直あまり怖いとは感じなかった。むしろ御神木に立ちションするなど傍若無人に振る舞う主人公たちが迷惑外国人観光客と重なって、村民たちに同情してしまう。

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たっきー

3.5人身御供

2024年8月10日
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鑑賞方法:VOD

2024年8月10日

映画 #ミッドサマー (2019年)鑑賞

スウェーデンの奥地の閉ざされたコミューンで90年に一度開かれる特別な“夏至祭”に友人に誘われ参加した大学生4人組だが

異常な儀式に飲み込まれていく男女を描くカルト映画

そこで生まれ育ったら疑問も持たずにカルトにハマるんだろうな

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とし

3.5閉鎖的な部落とは…

2024年8月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

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由良

3.5スゥエーデンこえぇ

2024年7月22日
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ゆさ

3.0明るいことが恐ろしい…不快な恋愛映画⁉

2024年7月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

この映画、アメリカでも日本でも話題となりヒットしたようですね。系統は、胸糞系といいますか後味が思いっきり悪くなります。ピッタリの言葉を選ぶと「不快感」でしょう。

私は、凹む映画が大好物という変り者なので耐性がありますし、『ウィッカーマン』を観ていたので内容はなんとなく理解してましたので、全く問題なかったのですが、評判だけで観た耐性が無い方は、気分を害されながら鑑賞したのでしょうね…。特にカップルとかお友達とかと一緒に鑑賞した後の帰り道はどれほど気まずかったでしょうか…(ひぃぃーー汗)

本作も『ウィッカーマン』もそうなのですが、両者の映画で一貫して言えることは、村人たちがどんなにおかしくても、残酷でも、その村では昔からの文化なんです。いわゆる、しきたりなのです。ある意味、それを外部の人間がどうこう言おうが、村人にとっては普通の事。ただ、それが外部の人間では想像がつかないような意味不明で、イカレタしきたりとしても…。

映画を観て、個人的に一番ヤバいと思ったのはラストシーンでも投身自殺で顔ぐちゃシーンでもなく、畸形児ルビンの存在でした。登場シーンが少なく詳細な説明はないのですが、近親相姦によって意図的に障害もつ子どもを生ませていたという事実は分かります。畸形児だけが、聖書「ルビ・ラダー」を書くことができるというしきたり。ルビンが死んだら、また近親相姦で畸形児を産み出すという、なんともぞ~っとしたルールなのでした…。

他にも、この映画のイカレっぷりをあげるとキリがないのですが、不思議なことになぜか村の文化に引き込まれる自分が居るのです。次はどんな突拍子なことがおこるのか、そしてどれほどイカレタしきたりがあるんだっていう妙な感覚です。何か村の魔術に観賞者も引き込まれるような。しかも、想像の斜め上を行ってくれるというご丁寧っぷりですから。

村が白夜ということもあり、終始明るいのです。村人も非常に明るい。でもやっていることが残酷で気持ち悪いという。これほどまでに明るく純白さが怖いものだとは、今まで想像もつかなかったのです。

最後にこの映画の注意事項!一人きりの鑑賞をお勧めします。一人じゃないと鑑賞後かなり気まずい雰囲気になると予想します…。

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