ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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ここまで意味不明な 設定を思いついた事は評価できる。
刺さる人にはかなり刺さるようで面白いらしい。
一体何を見せられたんだ?という感じで、感想に困ってしまうが、 自分は主人公のメンヘラに嫌気がさしていたし、彼氏に 少しだけ共感しながら見ていたので、 最後に主人公が嬉しそうな笑顔をしたことに何の共感もできなかった。
彼女の心境としては、家族をなくしたことがトラウマになっていて、今回の儀式によってその記憶を追体験し、 そして本当の意味で信頼できていない彼氏との関係があり、自分の心を打ち明けることができず、 不信感もあった中で、彼氏のセックスの儀式を見てしまう。
(というか、周りの人は見ることを止めなかったので、見ることも計画されていたんだと思う)
そこで、彼氏の不信感が現実のものとなり、 自分が女王になった状態で、大義名分を得て堂々と復讐をすることができたと言う話。
要はメンヘラの逆襲映画ってこと なんだろうか?
自分では率先して行動ができず、復讐ができない人は他力本願で復讐を果たすと言うこの映画に共感したんだろうか?
高評価の人はどこを評価したのかを 教えて欲しい。
日本人からしたら怖くない
人身御供
閉鎖的な部落とは…
変な家でもそうだったが、閉鎖的な部落には未だに背徳的な風習が残っていて、それが主人公たちに襲い来ると言う映画は、普遍的なテーマなのかもしれないなと、この映画を見て改めて思った。
母の田舎(伊豆の山奥)でも、未だに土着信仰が崇められていたりする状況を目の当たりにすると、他所の人からは不気味に感じるのは仕方ないことなのかもしれない。
ただ、あまりにもやり過ぎてしまうと、その地域にする人から反発が来ないか気になるところ…。
余談で、主人公の恋人と友達が卒論のテーマをかぶったことで争っていることが気になり、大学で教えていた父にテーマがダブって学生同士で争うことはあるか聞いたが、争うぐらいにまじめに取り組んで欲しいところだと返されてしまった💦
日本の学生は、卒論にそこまで貪欲ではないかもしれない…。
スゥエーデンこえぇ
家族を失った主人公が恋人とその友人たちとスゥエーデンに行ってカルト宗教に巻き込まれる話
カメラワークや色彩の素晴らしさ
冒頭から音楽の気持ち悪さ
何となくザワザワする感じは良かったかな
友人はグロすぎて無理って言ってたけど、そこまでグロいわけではなく精神的に来るものはあるかな
白に緑に色とりどりの花
最後の一人まで踊り狂う音楽は耳に残る
カルト的要素が強く、視覚的な怖さが満載だったけど
星占的に運命の人として主人公の恋人がカルト集団の1人と精力剤(みたいなもの)を嗅がされてセックスするシーンは少し肩が落ちたかな。
儀式的に見せたいんだろうけど、周りの女達が自分の胸を揉みしだきながら喘ぐのを真似する姿はちとね…
まぁトリップするようなお薬は(・`A´・)ダメ、ゼッタイ!!
明るいことが恐ろしい…不快な恋愛映画⁉
この映画、アメリカでも日本でも話題となりヒットしたようですね。系統は、胸糞系といいますか後味が思いっきり悪くなります。ピッタリの言葉を選ぶと「不快感」でしょう。
私は、凹む映画が大好物という変り者なので耐性がありますし、『ウィッカーマン』を観ていたので内容はなんとなく理解してましたので、全く問題なかったのですが、評判だけで観た耐性が無い方は、気分を害されながら鑑賞したのでしょうね…。特にカップルとかお友達とかと一緒に鑑賞した後の帰り道はどれほど気まずかったでしょうか…(ひぃぃーー汗)
本作も『ウィッカーマン』もそうなのですが、両者の映画で一貫して言えることは、村人たちがどんなにおかしくても、残酷でも、その村では昔からの文化なんです。いわゆる、しきたりなのです。ある意味、それを外部の人間がどうこう言おうが、村人にとっては普通の事。ただ、それが外部の人間では想像がつかないような意味不明で、イカレタしきたりとしても…。
映画を観て、個人的に一番ヤバいと思ったのはラストシーンでも投身自殺で顔ぐちゃシーンでもなく、畸形児ルビンの存在でした。登場シーンが少なく詳細な説明はないのですが、近親相姦によって意図的に障害もつ子どもを生ませていたという事実は分かります。畸形児だけが、聖書「ルビ・ラダー」を書くことができるというしきたり。ルビンが死んだら、また近親相姦で畸形児を産み出すという、なんともぞ~っとしたルールなのでした…。
他にも、この映画のイカレっぷりをあげるとキリがないのですが、不思議なことになぜか村の文化に引き込まれる自分が居るのです。次はどんな突拍子なことがおこるのか、そしてどれほどイカレタしきたりがあるんだっていう妙な感覚です。何か村の魔術に観賞者も引き込まれるような。しかも、想像の斜め上を行ってくれるというご丁寧っぷりですから。
村が白夜ということもあり、終始明るいのです。村人も非常に明るい。でもやっていることが残酷で気持ち悪いという。これほどまでに明るく純白さが怖いものだとは、今まで想像もつかなかったのです。
最後にこの映画の注意事項!一人きりの鑑賞をお勧めします。一人じゃないと鑑賞後かなり気まずい雰囲気になると予想します…。
すね毛数える方が面白い
◎ あらすじ
不慮の事故で家族を失った主人公は、深い悲しみから精神が不安定になっていた。
そんな中、自身の恋人や友人と共に、スウェーデンの奥地に存在するコミューンを訪れる。白夜の下、草花に囲まれた神秘的な環境で90年振りに開催される夏至祭で、主人公たちはその共同体の異様な文化を目の当たりにする・・・
◎ 総評
面白いと友人に勧められたので、本作を鑑賞することにした。
お勧めしてもらったので頑張ってみたが、正直に言えば、時間を返してほしい。
◼︎ 見どころ
・謎の合唱団に囲まれながら、セックスさせられる成人男性が見られる。しかも、腰振りが止まると、おばさんの補助を受けて、強制的に腰を振らされるのでシュールさが倍増する。
・フルチンで逃亡する成人男性が見られる。
◼︎ 好みではないところ
・主人公がコミューンの一員に選ばれた理由を視聴者に納得させるために、前半の鬱パートをあえて冗長にしていると推察できるが、普通に長いし、暗いだけでつまらない。もっと別の描き方をすべきだったと思う。
・コミューンが異常であることは間違いないが、それはごく一般的な感覚を持つ我々現代人の視点であり、秘境で暮らす彼らにとっては生贄文化が当然のことなので、必ずしもそれをホラーとして描写して良いのかという疑問が残る。
・主人公が精神疾患を抱えているにも関わらず、自分で睡眠薬を所持しておらず、毎晩友人に睡眠薬を分けるようにお願いしているのだが、20代前半になってろくに自分の世話もできないのかと呆れる。また、そもそも男だけで楽しい旅行になる雰囲気のところに「彼氏の恋人」が割り込んでくることに対して、(似たような経験をしたことがあるからか)嫌悪感を禁じ得なかった。
・やばい場所だと分かった時点で、車を盗んででもすぐに逃げるべきだったと思う。あまりに鈍感というか、普通に現実で起きた場合は、逃亡一択だと考え得るので、アホらしく見えた。
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場面①:典型的な鬱の主人公
スウェーデンに出発する前のシーン。登場人物の性格や、彼らの関係が輪郭を帯びてくる。
医師国家資格を持っていないので、「典型的な鬱」と書くべきではないが、自分自身や周囲の人間が鬱病持ちなので、「過去の記憶が何らかのトリガーによってフラッシュバックし、不安感や気持ちの昂りを抑えられず、動けなくなり、唸るしかない」様子の主人公を見て、経験則的に「鬱っぽいな」と思った。
主人公が精神的に不安定になると、彼氏に電話をかけ、彼氏はそれにうんざりしている様子が窺える。彼の友人らは、口を揃えて別れを促すが、当の本人は後悔する可能性を考慮して、なかなか踏ん切りがつかない。
作中で「別れてすべきことに集中した方がいい、博士号とか(意訳)」というセリフが出てくるので、おそらく博士課程で人類学を専攻している大学院生と思われる。
彼らのグループの中に現地のコミューン出身者がおり、特殊な祭事が開かれるということに注目して、その祭りを論文の主題に据えるために、全員で帰郷に同行することになった。
精神疾患持ちの主人公は、ひょんなことから彼氏がスウェーデンに向けて、出発することを知り、事前にスウェーデン行きを聞かされていなかったことに憤慨。「まさか来ないだろう」という希望的観測の下、彼氏が主人公も同行しないかと誘ったところ、本人は乗り気に。
場面②:秘境に存在するコミューンの神秘的な様相
スウェーデンに到着してから、4時間以上も車で移動する必要があるほど山奥に位置する共同体がどのようなものかビジュアライズされる。辺りは一面草花が咲き乱れ、白夜の関係でほとんど太陽が顔を出す秘境には、白装飾に身を包んだ共同体の「家族」が待っていた。
マリファナ(?)でハイになって、幻覚に悩まされ、気絶して一日目が終了。
場面③:90年振りに開催される儀式の前夜祭
コミューンの生活拠点に移動し、「家族」からの歓迎を受ける。
みんなで食卓を囲み、周辺を散策。何やら明日には、「重大な儀式」が控えているとのこと。
場面④:重大な儀式の正体
重大な儀式の正体は、老人による自死だった。
衝撃的な慣習に主人公たちは戦慄するが、コミューンにおいて、バイブルとも言える書物「ルビ・ラダー」によれば、生命は輪廻転生を繰り返すという。
場面⑤:消えていく友人たち
主人公を除く友人たちが、少しずつ姿を消していく。
ある者はコミューンの異常性に気づき、都市に戻ると伝えて消え、また、ある者は「先祖なる木」に小便をかけ、「家族」の怒りを買った後、どこかに連れて行かれてしまう。
「ルビ・ラダー」を写真に保存しようとした結果、撲殺されてしまう者もいれば、現在の「女王」に見初められ、女王と(おそらく薬を盛られて)半ば強制的に性交させられた後、捕えられた者も現れる。
場面⑥:儀式の正体と物語の結末
儀式の正体は、コミューンの内と外から合計9人の生贄を捧げるものだった。
全ては計画されており、スウェーデン行き自体が、コミューン出身者の友人による外界から生贄を連れてくるための罠だった。周囲の人間が騙され、生贄にされる中、「家族」の女たちで、倒れるまで踊り続ける「コンペティション(*競争、大会)」で優勝し、クイーン(女王)となった主人公は、彼らの考えに共感し、「家族」の一員となる。
タイトルなし(ネタバレ)
妹と両親を亡くし傷心の主人公。頼られ過ぎ、依存され過ぎで別れたい彼氏。仲間を加えてある村へ。主人公は女王、仲間は生贄、彼氏も主人公に選ばれ生贄に。
評価は二択
スウェーデンには行きたくなくなった。
たぶん、彼女は救われた。
スウェーデンには行きたくなくなったし、夏至の日が怖くなった。二度とこの映画を見たくない。もちろん好きでもない。
なのに、この映画に高い評価をつける私は何なんだろう。
輪廻転生の考え方は人を救うこともある(ような気がした)。
こんなに明るく美しい世界のホラーもあるのね
グロテスクにしたらいいわけじゃない
Amazonプライムでみました、グロい。レビュー長くなります
ディレクターズカットとオリジナル版が別々になっています。
オリジナル版の感想です。
飛び降りた死体や最後祭壇で燃やされる死体の描写も
あまりにグロくて胸糞。
90年に一度の儀式で、飛び降りる謎の儀式。
飛び降りて死ぬのに失敗すると、皆が泣き叫び棒で顔を何度も潰されて殺されます。
おばあさんは顔から飛び降り
顔が潰れました。
その後に口などに枝を大量に詰められ
燃やされます。
その他にも皮を剥がされ、神殿では藁を敷き詰められたり
死んだ熊の中に生きたまま敷き詰められ燃やされたり。
剥いだ皮を被って人を殺したり。
顔の皮を被っているだけでは無く、下半身の皮も剥いで着ているのは怖かったです。
背中の皮を削がれて肺がむき出しにされた状態で、宙づりのシーンは目に花を刺されていて悪趣味だなと思いました。
客観的に観るとグロい、信者たちは神聖な儀式としての映像が続いていました。
どの宗教でも周りから見たら異常でも、信者たちからしたら普通なのはあると思います。
最初の時点で、どういう展開で誰が黒幕でどういう順番で消されていくのかがほぼ読めてしまいます。
カルト集団がいる村に招待した男は
彼氏の友達の見た目優しそうな男の人。
所々彼氏の彼女(主人公)をアプローチします。
家族が自殺してその話題をしたくないし、
辛いのをギリギリで耐えているのに
わざとその話題をして
弱いところに入り込む所もリアルでした。
こういう頭が良い人は周りから見たら良い人に見えるので誰かに相談しても「心配してくれてただけなのにそう思うのはひねくれ者」だと相談者の印象が下がり信じて貰えないのが辛いところ。
この村に残ってくれるよう誘導している箇所がいくつかあります。
・老人飛び降りで錯乱したヒロインに「俺もきみと同じ(親が火で死ん)だ」と言って問題をすり替えたりなど。
2時間 27分の映画でしたが長くて無駄に引っ張りすぎなシーンが多い、歌とか踊りとか。
恐怖体験ではなく、単なる不快感を与えられました。
彼氏が飲んだジュースには生理の血と薬と陰毛が入っている感じでした。
そのジュースを作った女性と、その周りで喘ぎながら踊って歌っている12人の全裸の女性が二人を囲み
花に囲まれて性行為をするシーンがあって、唐突なモザイクと喘ぎ声を増幅させた歌声で何を見させられてるんだろう状態でした。
最後は村に一緒に来た友人(既に死体)も彼氏(熊の中で虫の息)も一緒にお焚き上げ、それを見て笑う主人公。
最終的には、家族を失って精神的に参っていた主人公が、このカルト集団の家族として受け入れられ、笑顔を取り戻すというところで終了です。
彼氏は、自分が楽しい時間が過ごせればいいという主観的な考えが多く、それ故に喧嘩などの面倒ごとは避ける性質が多く見られました。
主人公の楽しいときも悲しいときも傍にいて、共有したいという考え方とは真逆であったように感じます。
主人公は喜びだけではなく、彼氏のセックスを目撃してしまった際には悲しみの共有することも経験します。
今まで寄り添ってくれていた彼氏は、主人公の家族が亡くなり涙しているときには傍にいてくれては居ましたが、彼は主人公をなだめようとするだけで一緒には泣いてくれはしませんでした。
主人公の悲しいという感情に対して同じように泣き叫んでくれたホルガの人々こそ、家族のあるべき姿なんだと主人公が感じた瞬間であったように感じます。
家族のように迎え入れてくれたホルガの人々の中に、あるべき家族の姿を感じたのかなと思いました。
村人が村から脱出するサバイバル的展開なら盛り上がったかも。
考察も読みましたが、こういう文化もあるという事だけ分かりました。
映画としては「浅いものを深いように見せる」映画になってしまっていると思いました。
これに絶賛の声を送る方とは、私は価値観を共有できないのだろうな、と考えでしまうほど私はつまらないと感じました。
しかし、長過ぎる。
ひたすら不快になれる映画。
最初はミススペリングかと思ったが、スウェーデン語なのでスペリングがsommerになっているようだ。怖い、というよりもスタートからひたすら不快な映画。性に関わる描写がやたら多く、人の死に方も気持ち悪い(繰り返すが怖い訳ではない)。主人公(ダニー)にとってはボーイフレンド(クリスチャン)との関係(というか彼そのもの)も不快だろうし、カルト社会での暮らしはもっと不快だった筈だが、何故女王になるまでダンス競技会で頑張ったのか、が僕は全く分からない。周りが彼女に勝たせるように仕組まれていたのか?ともあれ、フローレンス・ピューの演技力は素晴らしい。彼女は最後に笑った後でどうなるのだろうか?どう考えてもバッドエンドになりそうなのだが?この映画を観てスウェーデン旅行をキャンセルする人もいるのではないか(僕は出張を含めて3度程行ったが余り魅力的なところではない)?
色彩豊かな最悪国際交流。
ぜひとも失恋した人にはオススメしたい
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