ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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明るい日差しの下で繰り広げられる、清々しいまでの恐怖
鑑賞は3回目。初っ端から至る所に伏線が散りばめられていて、絵画を目で追うだけでもなかなか面白い。(初見の時はもちろん何一つ気づかなかったけど)
クリスチャンはあんな最期を迎えるほど悪いことしたか?と思うけど、名前的にもキリスト教を反映している存在だろうから、宗教対宗教ということであそこまでひどい扱いになったのだろうか。
ダニーは通常の世界では生きにくそうだったから、このコロニーの方が自分らしく生きやすそう。自分の気持ちに共感してくれて、一緒に泣いてくれるシーンとか、普通は異常だけど、彼女にとっては居心地が良かったんじゃなかろうか。
普通はバッドエンドなんだろうけど、彼女の最後の微笑みから察するに、彼女にとっては自分の心を悩ます存在がなくなってハッピーエンドになるのかな。
アッテステュパンは昔は飢餓、将来は高齢化の解決策として、採用される可能性がある
呪怨の清水崇監督の村シリーズのスウェーデン版みたいなものです
ちゃんと作ればそれなりに観れる
清水監督、お手本にしてください
夜でも明るい白夜ですから、Jホラーのお約束のように暗くなくても怖いものが作れるんですよ
カルト教団の紹介みたいな映画ですが、北欧の宗教に深く根付いている信仰が元になっているようです
ヒロインの家族の自殺から始まるので、彼女の病んだ精神の行く末が本題なんでしょう
Jホラーなら、助け出すことが出来ずにバッドエンドなんですが、これはハッピーエンドとも取れますね
まあ、こんな集団に入らなくても、他に方法があっただろうに
というか、家族の自殺も、日本のように保険制度があれば防げたのかもしれない
こういったコミュニティーは今、暮らしている社会にそぐわない小さな集団になるので、ひとつの社会です
まあ、共感出来ないものがあるので、僕は遠慮したいですね
アッテステュパン
72歳になったら強制的に崖から落ちて死なないといけない
高齢者社会では、死に方は違っても、ありうる話です
社会主義国家では法的に定められる可能性があると思う
恐ろしいことです
自由主義国家ではありえないと思うけど、”PLAN 75”みたいに、強制はされなくても、肩身が狭くて自殺してしまう事も有り得ますね
死ぬ自由はあってもいいと思うけれど、自分で決められるような社会であって欲しいと切に思います
あと、頭部破壊は気持ち悪かったけれど、火葬自体が残酷に見られる場合もあるでしょうね
ヒトの尊厳は守られないといけない
社会主義国家はそこを踏み越えてしまう危険性があるから嫌なんですよね
コミュニティーは極端に偏った小さな社会主義国家ですよね
なんて考えさせられる作品でした
血が濃くならないために、子種を補給するのはよくある話ですが、受胎確認してから男を殺す方が合理的かな
他から人を連れてきて生贄にしたり、自分たちも痛みを知るために生贄になったり・・・
はわけわかりません
何が言いたいのか分からなかった
Twitterで話題だったのでずっと気になっていてこないだサブスクで見ました。
つまらない展開がずっと続くなあ、いつから面白くなるんだろうと思っていたら終わりました。
ずっとつまらないのに無駄に時間が長いので苦痛でした。もはや意地で見てました(?)
主人公の彼氏が、裸の女性に囲まれながら女の子とセックスするシーンも気持ち悪かったのですが、個人的にそれを見てしまった主人公が泣くシーン(村の女の子達が集まって一緒に泣くところ)がすごく気味が悪くて嫌でした。
舞台が綺麗なところだけが良かったです。
全てにおいて人それぞれ
明るい地獄
芸術的
サイコロジカルホラーという概念
この作品が何を伝えたかったのか、まるで見当もつかないまましばし項垂れた。
作品の意図がわからなかった。
しかし少しググってみたらこれがサイコロジカルホラーというジャンルであることと言うので少しホッとした。
しかし、
実際に存在する国家とそこにあるミッドサマーという夏至祭
これを外国人が勝手な解釈に加え大きく曲解させて描くことは、道徳上許されることなのかと疑問を持って調べると、「一定の配慮の元に創作の自由の一環として許容されている」ということなので、それについての言及は避けることにする。
さて、
ホラーというにはあまりにも実在のものが多すぎて困惑してしまうが、これこそが監督が仕掛けたトリックなのだろう。
90年に1度の大きな祭り
大学の文化人類学を学ぶ仲間たちの論文の題材
彼らに紛れ込むように参加したダニーは、妹の精神疾患によって両親を巻き込んだ大きな自殺となってしまった。
妹からの相談のメールに毎回心を大きく揺さぶられていたダニーは、恋人とその友人たちからも異常だと思われていた。
この物語におけるダニーは、生と死の狭間にいたと考えられる。
そこにごく一般的なアメリカ人の若者のスタイルが隣り合わせになっている。
この取り合わせが、ダニーの心情の不安定さを際立たせている。
初めからダニーの心の不安定さで始まったこの物語は、実際の家族の死という悲劇に対して処理が追い付かずに苦しみ続けていた。
特に家族という言葉に強く反応してしまう自分自身を抑えるのに必死になっている姿が印象的だ。
喪失
最初はこの作品が喪失と再生の物語なのかなと思った。
そして、らせん状に1周回って、その通りだった。
この1周こそ、狂気なのだろう。
精神的に崩壊寸前のダニーは、この異常者たちが集うコミュニティで自分の居場所を見つけたことになる。
女性陣たちがダニーの心の叫びに合わせて一緒に叫ぶ。
それは彼女たちの言う通り、家族がそうであるように、姉妹がそうであるように、悲しみを分かち合うことに他ならなった。
ダニーは、恋人クリスチャンの喪失によって、同時に新たな家族ができたのだろう。
この、人間のぎりぎりのラインにあるものの正体が一番恐ろしいのかもしれない。
一言で言えば狂気
「それ」は当然だという風習
そこに染まった自分自身
さて、、
生贄という概念は、古来どこの国でもあったのだろう。
命を差し出すことこそが、神に対する信仰心の表現なのだろう。
この「神」についての考察は深いところになるので省くが、いまネットでも見ることができる「創世記」
この創世記に登場する「神」
創世記の第1章と第2章では、その「神」なるものが別人ではないのかと私は考えている。
その別人なる「偽の神」の概念が下敷きとなっているのが、この世界の様な気がしてならない。
さて、さて、、、
この物語の構図はとてもよく作りこんでいる。
それ故に冒頭の疑問が出たのだが、このミッドサマーでの儀式で偶然だったのはメイクイーンが誰になるのかという点だ。
ペレの役割こそが、すべての恐怖の始まりだった。
同時にイギリスからサイモンとコニーを連れてきた村人も生贄となる恐怖。
ペレはダニーに特別な思いを抱いている。
彼が見せたスマホの写真でダニーがスウェーデンに行く決心をしたのだろう。
同時に彼の嫁候補でもあった。
またマヤには姦通するという言葉がどうかわからないが、その権利が与えられ、彼女はクリスチャンを指名した。
このことが物語を面白くさせている。
9人という数字は90年ごとという数字に呼応しているのだろう。
そのうちの2名が、儀式の最初に自殺という形式で達成された。
そこに否応なく加算されたのが、それを見て逃げ出す計画をしたサイモンとコニーだ。
たまたま「罪」を犯したジョシュとマーク
そしてサイモンとコニーを生贄に連れてきた村人と彼らを殺した村人の2名
これで計8人となる。
ここで奇妙なのが、
動けない状態にされたクリスチャンがいるにもかかわらず、ビンゴみたいなものでもう一人の候補を抽出する方法だ。
それを選ぶ権利が、メイクイーンに与えられる。
おそらく、誰かを連れて帰れなかった分が、抽選となるのだろう。
90年に1度
この抽選は一生に一度のことだ。
黄色いログハウスが焼かれる際の狂喜乱舞はそれを表現しているが、同時にそこにある狂気と、どうしてもその土台にある神への生贄、つまり創世記の物語を想像してしまう。
メイクイーンの選択権
物語上ダニーに与えられていた情報とクリスチャンに対する失望が最後の犠牲者を選択させた。
しかし、
それでもまだダニーは失意の中にいる。
燃え上がるログハウスと鳴り響く歌声
次第にダニーの表情がほころび、笑いに変わる。
ダニーは、悲しみを分かち合ったのではなく、狂気を分かち合っていたのだ。
見終わった直後から、いったい何を見たのかわからなかった。
あっけにとられた。
思考が追い付かなかった。
ホラーでよかった。
ミッドサマー ❇️『狂気の沙汰!これが集団心理や宗教のカラクリなのか⁉️』
ミッドサマー
❇️『狂気の沙汰!これが集団心理や宗教のカラクリなのか⁉️』
★彡少しづつ取り込まれていく恐怖に慄く
🇸🇪スウェーデン ホルガ村(ロケ地:ハンガリーブダペスト)
家族全員自殺した主人公。
心に傷を負いながらも、彼氏に頼り、心を取り戻す努力をしていた。
彼氏の方は、卒業論文のテーマを見つける為に仲間と旅行を計画していた。そこに彼女も同行する事になり、爽快景色の中でとんでもない体験をする。😱
◉65B点。
🌀ヤバいものを見た気がします。
もはや昇華してしまいそうなヤバさでした😅
🟢感想。
1️⃣『景色、風景が綺麗なのに、なんか怖い。』
2️⃣『何故村は観光客を受け入れたのか?🤔』
★彡儀式を見せればドン引きされるのはわかっているのに危険を晒して観光させた意図が解りかねる。
3️⃣『決まりや掟など集団心理が怖い😱』
★彡断れない雰囲気はやばいですね。
4️⃣『共鳴する声が怖くてコメディー要素も❗️』
★彡逆に笑けてくる。
🙂↕️🤩🫣🫠🤫🫥😵💫🤐🤮🫶👁️👰🏼♀️🧝🏻♀️👸🏼🙅🏼♀️🧖🏻♀️👩🦽🐻🌿🎄☘️🍀🍃💐💐💐💐🔥🍴🍽️⛰️🛖🏞️🕳️🩸🚪🆘🌀
家族で見たことを後悔
スウェーデンの美しい村の祝祭が次第に狂気へと変わる不気味さに圧倒さ...
絵面は美しいのに中身は残酷、精神的に気持ち悪い展開が続く
見よう見ようと先延ばしにしてようやく鑑賞。終始意味わからない不気味さがあった。絵面は美しいのにやってることは残酷。そのキャップに混乱しつつ、精神的に気持ち悪い展開が続く。
ただ、中盤あたりから怖さを通り越して、むしろ何だか笑えてきた。ババアどもに囲まれながらの性交シーンは、絵面がシュールすぎて笑える。こんなシーン見たことないし、この映画でしか見れないだろうな笑
胸糞映画と聞いてたが、思ったより胸糞ではなかった。こんな映画つくった監督の頭の中をのぞいてみたい。他の作品も観てみよう。
不気味〜
どうしてこんなものを作ってしまったのか…
因習村・カルト宗教系ホラーという話だけ聞いて視聴。
序盤の人間描写から村に行った後の意味ありげな映り込みから、とにかく全てが分かりやすくて2時間超を一切ダレずに見られました。
恐怖自体は0/1や1/1d2の小さなSANチェックが常に入ってくるような感覚で、悲鳴を上げることも飛び上がることもないですが、ただただ精神を蝕まれるような気がします。
主人公の家族のこと、主人公とその恋人及び学友3人の関係、論文に関する諍いなど、様々なものが非常に分かりやすく描かれますが誰に対して共感するということもなく、逃げられない強大な恐怖の前で一人一人の小さな人間達が終わっていくのを観察させられるような映画でした。
ホルガ村の設定も映り込みや会話でかなりを説明してもらえ、しかし想像の余地も残す形でとても好きだったのですが、見終わった後はひたすらに「どうしてこんな映画を作ってしまったんだろう…」と思ってしまっています。
カルト映画は自称したら冷める
因習村に迷い込んだ西洋人が村のイニシエーションに巻き込まれて悲惨な末路を辿るといった筋立ては古来よりホラー映画の設定として好まれてきたものだ。
その際たる例が『ウィッカーマン』であり、本作は明らかに『ウィッカーマン』を下書きにしている。村人たちがあくまで異人ウェルカムな雰囲気である点や、性風俗に重きが置かれている点など、とにかく共通点が多い。とはいえ『ウィッカーマン』に比べて本作のほうが優れているかといえば全肯定はできない。
確かに、舞台を白夜現象の起きるスウェーデンに設定したことで「ホラー映画なのに常に画面が明るい」という逆説的な異常性を打ち出した点は新鮮だが、ギミック性が強すぎてイマイチ乗り切れない。
舞台設定以外にもこうした悪い意味での「ギミック性の強さ」がみられる。中盤以降のゴア描写などもその好例だ。高所から飛び降りたものの脚の骨がグチャグチャのまま死にきれなかった信者を、観衆がハンマーで叩き殺す。画面の明るさとのギャップを狙ったゴア表紙やなのだということが全面化しすぎていて興が醒める。ハンマーというのはどう考えてもやりすぎだろう。
終盤のエロ描写に関しても同様だ。村娘たちの祝福を受けながら性交渉を行うくだりも、前述のゴア描写を見たあとではなんとなく予測できてしまい、あんまり盛り上がれなかった。
といった具合に、なんというか、全体的に「これがカルト映画ですよ〜」という自意識が充満してて嫌だった。
唯一よかった点があるとすれば大学生たちのギクシャクした人間関係だろうか。両親が死んでメンブレしてる彼女を仕方なくホモソ旅に連れていくとか、卒論の題目が友人と被っちゃって気まずくなるとか、その辺の無駄にリアルな関係性は見ていて楽しかった。というか、こっちを主題化すればよかったんじゃないかと思う。互いに足を引っ張り合った結果として全員生贄にされて死ぬ、みたいな。
神経症的なまでに作り込まれた大道具の数々は、おそらくアンドレイ・ホドロフスキー『ホーリー・マウンテン』を参照項としているのだろう。とはいえ作劇上色彩で遊べないのなら大して意味はない。
新興宗教に染まるまでTA
ここまで意味不明な 設定を思いついた事は評価できる。
刺さる人にはかなり刺さるようで面白いらしい。
一体何を見せられたんだ?という感じで、感想に困ってしまうが、 自分は主人公のメンヘラに嫌気がさしていたし、彼氏に 少しだけ共感しながら見ていたので、 最後に主人公が嬉しそうな笑顔をしたことに何の共感もできなかった。
彼女の心境としては、家族をなくしたことがトラウマになっていて、今回の儀式によってその記憶を追体験し、 そして本当の意味で信頼できていない彼氏との関係があり、自分の心を打ち明けることができず、 不信感もあった中で、彼氏のセックスの儀式を見てしまう。
(というか、周りの人は見ることを止めなかったので、見ることも計画されていたんだと思う)
そこで、彼氏の不信感が現実のものとなり、 自分が女王になった状態で、大義名分を得て堂々と復讐をすることができたと言う話。
要はメンヘラの逆襲映画ってこと なんだろうか?
自分では率先して行動ができず、復讐ができない人は他力本願で復讐を果たすと言うこの映画に共感したんだろうか?
高評価の人はどこを評価したのかを 教えて欲しい。
日本人からしたら怖くない
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