ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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映画館に「映画」を観に来る人にオススメ
ディレクターズカットで観賞。
この映画、一見すると破綻スレスレに見えるがもちろん破綻スレスレで映画が撮れる訳もなく、アリ・アスターの監督手腕の高さを伺える一本で、見事にまとめ上げている。
あと、飛び降り自殺の人体破壊描写とそのあとの死体造形がいい感じですね。
映画館に「映画」を観に来る人なら、前作「ヘレディタリー/継承」より今作の方が断然オススメです。
何を言ってるの?と思った人は退屈な作品だと思います。
彼女はあのあとどうなるか
ミッドサマーの評判の良さは、単に民俗学的な知識が(いや知識ですらない。単に聞いたことあるかどうか)ない人たちの間でワーワー盛り上がってるだけのようだ。
5ちゃんの感想みてると頭クラクラしてくる。
共同体の外部からきた人が歓待される、民俗学でいう「まれびと信仰」「まれびと殺し」についての映画だという基本が分かってない。そりゃあ意味わからなくて先が見えなくて面白いだろう。
ふつうに大学卒業してれば、民俗学や文化人類学を学ばずとも聞いたことがあるはず。映画開始の15分程度でだいたい結末まで想像ついてしまう。
5ちゃんの感想、疑問に「なんでよそ者が女王になるんだ?」などと書かれている。なるほどこういう人たちが見て面白がってるのね。
民俗学的にはむしろ逆。
女王という地位は妬みを生む。共同体の中での争いや対立をなくすためには外部の人間こそふさわしい。女王はまれびとたるダニーでなければならない。あのダンス選手権の結果は最初から仕組まれたものです。
でも「外部から来た人に統治できるはずないだろ」って?
そもそも統治させません。祀るだけです。映画のラストの状態。あのままだということです。(現代の民主国家においても世界各地の王族は象徴として祀られるものであって統治権力を持ちませんね)。
祭りの期間が終わるか、子どもを産ませるか、とにかく共同体にとって利用価値がなくなるまでは利用します。少なくともダニーがあの集落を治めることは絶対にないです。
女王選びのような共同体で生じる軋轢(ストレス要因)を外部から来た人間にかぶせて集中させることで、調和を保つ。現代から見れば大量虐殺ですが、あのようにして集団のなかでのストレスを緩和しているわけです。まれびと殺しといいます。
民俗学の知識がなくとも女王がどのように選ばれて棄てられるかを推測させる描写があります(当方ディレクターズカット版のみ鑑賞)。
若者が泊まる宿舎に歴代の女王の写真が飾られてます。あれ何枚ありましたか。パッと見で10以上はあったとおもいます。
写真が発明されたのはせいぜい150年前かそこらです。
あの村では72年で死ぬことが決まってるとして、女王はかなり早いサイクルで交代させられてることになります。
仮に夏の時期の18〜36歳の間の18年間だとしても、18年×10人でも180年。
あの村の90年に1度の祭りがいったいどこまでをさすのか判然としません。女王選びは少なくとも違います。写真や肖像画が多すぎる。
そして72年という生命サイクルで10進法が用いられるのも謎です。
そもそもいつ、どういう基準で女王を降ろされるのか、ダニーの直前の女王は誰だったのか、映画の中で描かれていません。
90年に一度の祀りであるとか、村の側から提供される情報は基本的に疑ってかかるべき。
ほかにも5ちゃんには「あんなに沢山行方不明者がでたら世間や警察が騒ぐからありえない」とありますが、日本だけでも2000年以降の数字を見ると年間10万〜8万人です。世界規模ならどうでしょうか。バックパッカーや奇妙な旅好きを餌にしているんでしょう。たしかに身元のはっきりした旅行者なら騒ぎにはなりますが、少なくともダニーは家族全員死んでいました。だからこそ彼女は「適任」だったのかも。
ちなみに村の女と彼氏がセックスさせられるのも「客人婚」といって民俗学では珍しくないならわしです。
血が濃くなることを避けるために旅人の子を産み、村の子として育てます。父親はいりません。
これは映画の方にはありませんが、昔の祭りで夜になると顔を隠してセックスしてわざと普段のパートナーとは違う人と交わったり、となり村の女をさらって嫁にするなど色々な方法でそれがなされていました。
古代の村落や原始宗教の価値観をいまの目でみると残酷なものであるという点はそのとおりだなとおもいますが、わざわざこの映画で確認する必要は自分にはないので星0.5です。
た、楽しかった
レイトショーからの車での帰り道、フランキー・ヴァリ「the sun ain’t gonna shine」をApple Musicで登録、聴きながら映画を反芻しつつ帰った。考えていたのは「なにこの映画w」でした。
「ヘレディタリー 継承」が怖すぎて、あれもすごい楽しかったけどやはり怖さ後遺症は残り、ミッドサマー観ながら怖いシーンになりそうな展開のときは若干目を細めながら警戒を怠らなかったのだけれども、薄く目を開いたスクリーンから見えているのは例えば驚愕のお母さん見守り付きSEX!後ろから種付けを手伝うおばあさん!酪農家ってあんな感じかな!
見たときはよくわからなかったけど後から解説みたら書いてあったワシのポーズ?の拷問。とか、いろいろ後から思い出して、反芻しては楽しんでます。青と白と黄色と緑と、色とりどりが怖くなる、価値が倒錯する感覚が味わえるナイス映画!アリ・アスターさん、次も期待してます!
トラウマに注意
見せられてるものがとにかくえげつない。監督が容赦なく見てる人の心にこびりつく様なカットを沢山撮ってる。
そして見てる人にとってはダークな出来事と作品全体の煌びやかな色彩のギャップが一層気分を悪くさせるし恐ろしさを増長させている。
一つ一つの出来事や描写がしっかり史実に基づいて作られているところもまた怖い要素であり。
悪趣味なユーモアで華やかに彩られたスウェーデン版『翔んで埼玉』
情緒不安定な妹テリが起こした事件をきっかけにして心に深い傷を負ったダニー。ダニーを気遣いつつも少しずつもてあまし始めていた彼氏のクリスチャンは軽い気持ちで友人達と計画していたスウェーデン旅行にダニーを誘う。目的地は友人ペレの故郷で、90年に1度だけ催される祝祭の準備が進められているヘルシングランド。一面花が咲き乱れる美しい村と陽気な村人達にダニー達はすぐに魅了されるが、厳かに始まった祝祭の行事は彼らの想像が及ばない奇怪なものだった。
観客の精神をジリジリと雑巾絞りする不吉極まりない邪教系スリラー、『ヘレディタリー 継承』を世に問うた奇才アリ・アスターの2作目で、凄惨な悲劇を冷たく傍観する冒頭から前作にも漲っていた冷たく乾いた不気味さが全開。直視が困難なゴア描写を青空の下で惜しげもなく見せる悪趣味ぶりは不快を軽々と超越して笑うに笑えないユーモアに充ちています。『ウィッカーマン』、『ローズマリーの赤ちゃん』、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、『マンディ 怒りのロード・ウォリアー』といった邪教を描いた映画へのオマージュだけでなく、『悪魔のいけにえ』や『シャイニング』といったクラシックホラーへのリスペクトも映像のそこかしこに散りばめられていますが、一番影響が大きいのは何といっても『食人族』。終盤の儀式における突き抜けた凄惨さは、もしも食人族が北欧にいたらこんな感じみたいな極彩色のシャレなのだと思います。見せなくてもいいものを延々と見せ続けたり、逆に見せた方が解りやすいものを出し惜しみしたりするいちいちツボを外した演出がとにかく凶悪で、一番ムチャクチャなのはクレジットでかかるフランキー・ヴァリのアノ曲。冒頭のダニーの心情に寄り添うかのような歌詞を白夜の村に被せるセンスに顔面が引きつりました。鑑賞前はとにかくグロテスクな作品だと誤解していましたが、最後のワンカットにダニーの魂の救済があったと受け止めたので、個人的には一部を除き死ぬべき人間がキッチリ死ぬ感動的で爽やかな作品でした。
ある意味スウェーデンを徹底的に茶化した設定ですが、クレジットを見る限り夥しい数のスウェーデン人が参加しているからか架空の祝祭ながら作り物感は皆無で、卓上の料理の一品一品の細部まで実にリアル。日本が誇る屈指のクズ映画『翔んで埼玉』にもこれくらい突き抜けたギャグが一つでも入っていれば少しは笑えたかも知れません。
『ファイティング・ファミリー』では素っ頓狂なプロレス一家に支えられながら戦う女子レスラーを健気に演じたフローレンス・ピューがここではある意味真逆のキャラクターであるダニーを熱演。今年公開の『ブラック・ウィドウ』ではキレのいいアクションも披露していて要注目の逸材。個人的には首尾一貫して一切共感できない友人マークを演じたウィル・ポールターに注目。『デトロイト』でムチャクチャムカつく警官クラウスを演じていた人です。
こわいこわいこわい
エンドロールが終わっても中々席から立てないくらい気持ちが落ちてしまって重かった。やっとのことで出て、外の空気を深く吸わないとならないくらいの作品。
《見ちゃった‥‥⤵︎》って感じでした。
よくわかりません
本作品、去年よりWOWOWの「ハリウッドエキスプレス」を通して知っていて、本国アメリカでヒットしていたので、大変に楽しみにしていました。
また、日本でもヒットしているので凄い期待感の中本作品に臨みましたが・・・・
私としては、退屈な1本であるしか言えないと言うか、本作品が称賛される意味合いが分からないな・・・・・
確かにホラーの1本に過ぎないけど、ホラーじゃないと言えばホラーじゃないけど、本作品のようなカルト集団を題材とした映画なら、ピーターフォンダの「悪魔の追跡」があるし、「悪魔の追跡」は当時(私が小学生)見て、まだカルト集団が珍しい時代だったので、大変に怖かった記憶がありますが・・・・
確かにえぐいシーンがあり、ホラーと言うより、精神的に追い込まれるような映画なんですが・・・・・
ま、一番怖い存在は、全てにおいて人間なのかも知れないね・・・・・
公開途中でディレクターズカットが公開されたり、なんか異様な盛り上げりぶりですが・・・・う~ん・・・・なぜ、本作品がここまでヒットするんだろうな・・・・・・分からない・・・・しかも、長い!
PS
俺の隣の男女・・・・殺されるシーンなど、普通のシーンでも「ゲラゲラ」笑いぱなしで、周りから顰蹙をかっていた・・・
ましてや、何時までもどれだけ喰えば気が済むんだ・・・・
いい年して、どうしょうもない・・・・マナーも分からない人は、一生恥をかいて生きて行くだけ、それにも気がつかないか・・・
ま、馬鹿とは戦ってはいけないと言うが・・・今回は、全てにおいてはずれでした・・・・
どんどん人が消えていく系
ハリウッドのB級映画でよくある1人ずつ消えていって最終的に…みたいな構成ではあるけれど、圧倒的にそこに込められているメッセージとそのメッセージをより強固にさせる映像美や設定の厚みが他のそれとな違うと思った。音響はそこまで頑張らなくても十分不気味な映画だなあとも思った。
ぶっ飛んだ映画、で済ませるには惜しい映画
カルトきもいねん!存在してくれるな! という感想を持った人が多い状況は、まさにそれがホルガが無邪気にやっている「外の世界の不適合者は殺して良い」と相似した態度である、という意味でメタなホラーだ。
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ホラー映画としてはオーソドックスな作り。
死亡フラグが立った人物が順当に死んでゆく。
意味深な絵やセリフはわかりやすく回収されてゆく。
北欧の歴史・神話などを理解していればより深まるだろうが、知らなくても十分に映画の中で楽しめるのは良心的、ある人にとってはおせっかいとも言える。
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個を大切にする国USやUKから来た人たちと、感情も生命も共有し個に執着しないホルガの人が対象的に描かれていた。
善悪の基準自体が違う両者ではあるが、日本人的に見ても、誰もが善人と悪人の要素を両方持っているように描かれていた。
登場人物の誰にも共感させないことで、観ている人をすっきりさせないようにする意図を感じた。
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希少文化について、それを尊重したいのか忌むべきカルトとして描きたいのか立場が見えづらくもやもやした。
公開対象の国では嫌われそうなグロさや気味の悪さを丁寧に表現しているところや、コミュニティを最も尊重しようとしていたクリスチャンが悲惨な最期を遂げるところを見ると、後者が全体のトーンを支配はしていた。
人類が長らく付き合ってきた、精神に作用する薬の描き方も、近代的社会の秩序から脱するには薬の力で理性を取り去る頼必要がある、といったネガティブな描き方と感じた。
ラストシーンは、個のない共同体に取り込まれたダニーの個の感情が勝利し、クリスチャン=キリスト教徒の処刑 へと導く。
個も共同体も土着宗教も世界宗教もすべて否定しているかのようだった。
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いろいろな要素を盛り込みつつも、きっと監督は、西欧的文化における家族や恋愛に関する再提案がしたかったというのが一番強いモチベーションだったのではと思う。
分かってたら観なかった
前知識無く鑑賞した為
普段からホラーは苦手なので避けてる身としては
中盤からもう不快感しかなかった
始めは大学生のトリップ系映画かと。。
次第にスプラッター物のホラー映画になり
最後は新手の秘宝館みたいな🏡
からの殺人カルト集団を見せられ
もうシンドくて堪らなかった( •᷄⌓•᷅ )੨੨
異様な空気感
発狂する人々
点で見れば良い作品とも言えるのでしょうが
ストーリーが突飛すぎて着いてけなかったです
周りは若いカップルが多かったけど
デートにはお勧めしかねます。。。
内輪でやってる分にはあり得るのか??
よそ者取り込む際の犠牲者は単なる犯罪だろうが、納得した世界の中でやってるなら慣習なんでしょって済むんだろうな。
主人公の最後の笑みは何を思っていたんだろうか。。。
何にしても次どうなるんだろうと観入ってしまった。途中犠牲者の人形が安っぽいのがもったいない感じ(;^ω^)
薬と洗脳される怖さは感じられましたw
調子の悪い時には要注意
生涯映画ベストテンに「セブン」「ジョーカー」が不動に入るワイですら、気分悪くなった。後味悪くて途中で映画館何度も出ようと思ったぐらいだ。不快な時間が長すぎる。こう言うのをエログロと言うのだろう。「ジョーズ」のようなワクワク感も「セブン」のような映像のスタイリッシュッさも「ジョーカー」のような悪の爽快感というものもない。いい意味で重々しいのなら良いのだが、これは悪い意味。ホラーとかスプラッターとも違う。次の日仕事あるのに痛飲してゲ◯吐いている気持ち悪さに近い。カップルは無理だが一人でも厳しい。仕事の時間より厳しい映画の時間は初めて経験した。
バカバカ祭り
評論しづらい、ぶっ飛んだ白昼ホラー。
ミラクル☆ひかるに似た主人公ダニーは面倒くさい女。スウェーデン旅行計画の経緯までガタガタうるさい。無理心中する妹の血筋の彼女なんて氣味わるく私なら別れたいけどクリスチャンは名前の通りの清廉潔白な聖なるナイスガイ。そんなダニーにも優しく接します。スェーデンの夏至祭はお花いっぱいのメルヘンの世界。しかし白装束の綺麗で笑顔の女性たちは明らかに裏がありそう。最初の儀式で老人二人が崖から飛び降り自殺を村民たちの前でするという荒業。しかも即死しなかったらハンマーで顔面をたたきつぶすなんて恐ろしいのなんの。私はそこで逃げろよと思いました。その後クリスチャン友人達は村に残り怪行動とったうえ命を奪われるんだけどこんなカルト集団内でまたトリッキーな行動する神経もびっくりです。何十年に一回の儀式なのにやたら統制もとれているのも何でしょうか?悲惨なクリスチャンは陰毛入りのパイやら経血入りドリンクを飲まされ、さらに朦朧とした中裸にされ村の女と性交させられるというめちゃくちゃなストーリー。その後も種付けしたら用無しとばかりにヒグマをくり抜いた中に入れられて焼き殺されるんだから可哀想もいいところです。女王を決めるダンスでゲストのダニーが普通勝つわけないしね。はちゃめちゃすぎて全く飽きない新感覚ホラー。バカバカすぎてリミッター外れちゃう作品です。
好き嫌いが分かれそうな映画です
ホラー系はあまり観ないのですが今回は知人の誘いもあり観てみました
終始不気味な感じで映画は進みなんとも言えない不安がありました
個人的にこう言う謎解きというか伏線が多いの映画は得意ではないので良さがあまりわからなかったのですがそういうのが好きな人なら楽しめると思います
途中までは理解できたのですがだんだんと設定についていけなくなり最後はただただグロテスクな映画という感想です。人生経験が浅いからかカルト的な恐怖もよくわからずまだ早かったかなと思いました
ホルガ村に呑み込まれた。
明るいホラー映画などと言われているが、どうだろう。
個人的に、ホルガ村の風習を順を追って見せられているだけに感じた。
殺された(生贄にされた)人達は、古くから大切にされてきた木に小便をかけたり、書物を勝手に撮ったりと、禁止されている(暗黙のルール)のにも関わらず犯してしまったから殺されたのであり、やり方は残忍ではあるものの、不信感はなかった。
古くからの仕来りだからこそ、生贄に選ばれた者は喜ばしきことであり、宿命である。
だから仕方ない。
と捉えてしまった。
だからこそ、次はどんな風習を見れるのだろうか。
という好奇心で見入ってしまった。
唯一ホラーと思えるところは、エンディングのシーンの時点で、9日間の夏至祭のうちのまだ4日目であるということ。
想像が広がります。
こういう映画だったのね。
予告編では何となく、おかしな世界から仲間で脱出試みるも中々うまくいかない、みたいな感じだったので意外だった。
コミュニティの感じが凄かった。絶対無いんだろうけどありそうで。ラストのあの終わり方は意外。こういうのもありだよね。
2020年 13本目 ★★★★☆「落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です」
2020年 13本目 ★★★★☆「落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です」
「落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です」て映画だった。最悪で最恐のホラー映画なのに、ハッピーエンドで心がホッコリするラストだった。ヘレデタリーにも通ずる「祝祭感」。 ミッドサマーは、主人公が両親を亡くしたアメリカでは画面も暗く、誰も彼女に同情しない。それが、スェーデンに行ってからは白夜で晴れ渡る空、美しい花々、そしてすべての感情や感覚を共感してくれるコミュニティ。
地獄を経験して、さらに上いく地獄を突破したら案外良いとこに辿り着く。大切なのは、理解し合える仲間。
スウェーデンの風景の綺麗さと対照的に。。
予告編などみたが、怪しいぎしきのままで終わるかあ、、と、私としてはちょっと昇華できなかったですね。壮大なブラックジョークと言えばそれまでたが、ちょっとブラック過ぎるかな。
怪しさを貫くにはちょっと無理があるから、何か一捻りが私には欲しいと思いました。
ブラックジョークにはキツい。ホラーの一種として観るなら面白いかと思います。
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