「中だるみ感が・・・」映画ドラえもん のび太の新恐竜 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
中だるみ感が・・・
................................................................................................
のび太が恐竜の卵の化石を拾い、タイムふろしきで双子をかえす。
ミューとキューと名付けたが、キューだけ出来が悪く飛べなかった。
大きくなったので白亜紀に返すことになり、いつものメンバーでGO。
で何たる偶然か、恐竜を滅ぼした隕石がちょうど落ちる。
そしてのび太のピンチを、キューがついに飛んで助ける。
これこそ恐竜が始祖鳥に進化した瞬間、みたいな話。
................................................................................................
毎年恒例、劇場で見た。何やろ?今回はかなり今イチやったぞ?
例年通り何回も泣いたけど、途中の中だるみ感がすごかったな。
中盤は眠くてしゃーなかったもんな、ホンマに。
理由を考えてみた。多分こんなところだろう。
・友情を通わせるゲストメンバーが出ない。しいて言えばそれがキュー。
・はっきり言ってミューは不要。双子にしたせいで話の焦点がブレてる。
・使い古された「クララが立った!」的オチが最初から見えてる。
・明確な敵がおらんし、敵味方の思惑の絡みみたいな面白さが皆無。
つまり「クララが立った」目的で白亜紀へ行ったはいいが、
そこでは色んな恐竜と遭遇するだけで、敵も味方も特に現れず、
最後の隕石落下でやっと話が進み、ようやくクララが立つ。
子供用の映画やし「クララが立った」の予定調和自体が悪いのではない。
中盤が話の筋と無関係過ぎて、無理に引き延ばしてる感が強いんよな。
いっそ中盤は飛ばして80分ほどの作品にした方が面白いと思うほど。