「教育上良くない舐め腐った脚本」映画ドラえもん のび太の新恐竜 アリンコさんの映画レビュー(感想・評価)
教育上良くない舐め腐った脚本
劇場版ドラえもんののび太と恐竜とのび太と竜の騎士を足して2で割って、現代的なアニメーションで描いてるといった本作です。
ストーリーに関してはとにかく残念で、のび太やほかのお馴染みのメンバーの行動原理がストーリーを推進させるためだけに働いているようで、命あるキャラクターにとても見えなかった。
終盤に倫理的なメッセージもあるかと思いきや、そこも旧作のオマージュで乗り切る雑な展開。唯一テンションが上がったのは、ある存在のミステリー要素だが、これも素晴らしいくらいあっさり正体が明かされるし、業務も遂行できない無能な集団でしかなかった。
子供に誤ったメッセージを送りかねない本作の評価が高いのは驚きで、ぜひ旧作の素晴らしさを誰かと語りたくなる一作でしかなかったです。
とにかく新恐竜が他の恐竜とタッチから全く異なり、行動原理もほぼ人間で、会話こそできませんが意思疎通が100%できるのも、随分都合のいい設定でした。正直恐竜には見えない
こういった残念な映画が、なぜか恐竜映画のリブートリメイクには多く、どうしてこうも改悪ばかりされるのか怒りが抑えきれない。
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