「ドラえもん映画として記念碑的作品にして最高傑作」映画ドラえもん のび太の新恐竜 Yさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラえもん映画として記念碑的作品にして最高傑作
ドラえもん映画1作目のオマージュ、主題歌にMr.Children、ゲスト声優は木村拓哉など、制作陣の情熱と気合が伝わってくる今作。
キューとミューを育てるほのぼのとした日常とキューの抱える問題が分かってくる序盤、彼等を元の時代の仲間の所に返す為の旅に出、謎の人物が現れる中盤、恐竜に確実に訪れる絶滅の歴史に対峙する終盤。
クライマックスでのび太を助ける為にキューがついに飛んだシーンは泣きました。
尾が短く他の恐竜の仲間と比べて飛ぶのが苦手なキューに飛ぶんだと言うのび太。
現代の多様性を認める価値観にはそぐわない、根性論だ、という指摘も理解できますが、苦手な事でも諦めずに努力し続けることの大切さは、やはり子どもたちへのメッセージとしても素晴らしいのではないかと思います。
それは「人にできて君だけにできないなんてあるもんか」という『ドラえもん』の根幹のテーマの一つでもあると思います。
緻密なストーリーと最新の映像技術の融合で子供向けアニメでありながら、ダイナミックな映像体験と大人も感動できる作品になっており、Mr.Childrenの音楽も挿入歌・エンドロールにピッタリでさらに作品の良さを上げてると思います。
今作はドラえもん大好きの自分としては本当におすすめしたい一本です!
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