「最近みたドラえもん映画の中では一番」映画ドラえもん のび太の新恐竜 ぼっしゅさんの映画レビュー(感想・評価)
最近みたドラえもん映画の中では一番
最初はのび太の恐竜の再リメイクだと思って観ていました。実際序盤までは似た構成や寝たなど多くみられました。
しかし中盤からは展開が一新されいい意味で裏切られました。
中盤からは今までにない展開にわくわくしながら夢中で鑑賞していました。そして終盤のシーンでは思わず涙がこぼれるなど最近観たドラえもん映画の中では一番だと思います。
のび太の恐竜をみているとちょっとうれしいサプライズもあります。
以下ネタバレ含みます。
本映画でイライラした、差別的だといった話もありますが私なりの感想を書こうとおもいます。
序盤で逆上がりが出来ないのび太が出来なくてもそれが個性だからそれでいい、といった出来ないことを受け入れてしまっている状態や、中盤での飛べないから恐竜たちに仲間外れにされるキューに対して特訓を強要するなどのび太の行動にイライラすることがありました。
また、展開上しょうがないのですが逆上がりが出来ない、飛べないといった少数派ができる側の多数派に受け入れてもらうためにはできるようになるしかないといった差別的にとらえる方もいるだろうと観ながらに感じました。
悪い評価をしている方はこのあたりが強く印象に残っているのではないでしょうか。
ただ最後まで観てキューが自分だけ飛べなかったけれども努力して努力してようやく飛べるようになったときのカタルシスから思わず涙がこぼれました。
私は本当に描きたかったのはこの部分だと感じました。自分はどうせ出来ない、それが自分なんだからそれでいいするといった現状から、仲間外れにされないためではなく努力次第でできるようになることの大切さ、喜び。のび太自身も自分をキューと投影しながら一緒に成長し、それを見事に回収するラストだったと思います。
(キューが最後飛ぼうと頑張るのはのび太のためでしたし)
展開上不快に感じる描写があるのは確かですがそういった方は少し見方を変えてみてはいかがでしょうか。
よい映画だと思いますが私もイライラしたのは確かなので-1としてこの評価にしております。
また、ピースケがでますがあくまでゲストのためあれで十分かなと個人的に思いました。全く予期していなかったのでボールが出てきたときには?でしたが気づいたときには嬉しくて涙しました笑