「想いは形を通して人から人へと伝わるもの。人の心が通じあっていれば、たとえ形が失われたとしても。」サヨナラまでの30分 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
想いは形を通して人から人へと伝わるもの。人の心が通じあっていれば、たとえ形が失われたとしても。
「テープが回っている間だけ別人になる」
何となくその設定が気になって鑑賞しました。
音楽活動を通して描かれる、人が入れ替わる物語。
上質のプロモーションビデオを見ているかのような
音楽と映像を堪能できる120分でした。
仲間と共に活動してきたバンドのリーダー 真剣佑
他人との接触を頑なに拒んで生きる男 北村匠海
最初は、二人が入れ替わるお話かと。
「入れ替わり」 ?
…いや
「入れ替わる」というのは少し違うのかも。
2つの人格に対し、体は1つ。
体を使えるのは一方だけ。 もう一方はその辺りで傍観。 うろうろ
う~ん。 交替制の入れ替り(?)といえばよいのか
この
「入れ替わり待ち」の時間に
「待っている方」 の
「動いている方」 に対する色々と考える場面が増えてきて…。
※真剣佑が北村匠海に向ける視線
次第に「嫉妬」の色が見え始めるのが
なんとも切なくて…
☆
先に進めなくなった男 と 先に進みたくない男
そんな二人が先に進む、成長の物語でした。
あ。
生きている方は成長だとして
亡くなった方に「成長」はおかしいかも… (汗)
成仏 ?
☆
「上書きしても、前の内容が全部消えるわけではない」
って、たとえば…
ノートに鉛筆で好きな相手の名を書き ふんふん
隣に自分の名前を書いてみたり あれまあ
傘なんかも書いたりして … きゃー
はっ と我に返り
あわてて消しゴムをかける うおー
…
消したはずなのに
何かがまだそこに
消えずに残っている気がする
…
↑ こんな感じなのでしょうか。
( 読み返すと恥ずかしいことを書いてる気が… 汗 )
☆
余談です
未練を残してこの世を去った者が体を借りて…
そういう設定の作品、展開がとても気になります。
「ヒカルの碁」
途中までしか読んでいない作品ですが
最後まで読んでみたくなりました。
オープニング
フェスでの演奏の場面をみて
最近観た「某作品」が脳裏をよぎり。。
「Z」が来るぞー と。 …いやいやいや
NHK朝ドラ俳優
たくさん出演してました。
新しいところでは なつぞらの清原 翔さん
まんぷくの牧瀬里穂さん
逆上ったら松重さんに筒井道隆さんも。
同窓会です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。