劇場公開日 2020年1月24日

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「キラーソングは歌い手が創る」キャッツ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5キラーソングは歌い手が創る

2020年1月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

イヤ、「めぇもりー」って俺が歌い始めても、キラーソングなんかにゃならんでしょ。例え、悪すぎかも知れんけど。と言うか、ジェニファー・ハドソンと自分を比べるってのも間抜けだけど。少なくとも、ミュージカルのキラーソングをキラーソングたらしめているのは、歌い手さんだと思ってます。

Memoryが始まり、数小節進んだところで、ジェニファー・ハドソンの右ほおを一粒の涙が伝わり落ちるシーンで。ゾクゾクした。現代の舞台ミュージカルの歴史上、最も有名で、最も多くの人に演じられて来たと思われるMemory。こんな大作で、並み居る歌い手を差し置いて「自分」が歌えると言う幸せに昂ぶる気持ちが、この涙になるんかなぁ。文句無しのキラーソングでした。最高。

恥ずかしながら、人生初Cats。ストーリーも知らなかったです。

流れ出す音楽がMini-Moog! 70年代のオリジナルじゃ無くって、なんか90年代にポリトーンのシンセで再現したMini-Moogみたいな感じ。いきなり燃えましたもん。さすがに楽曲の中途半端な旧さは感じるけれど。アレンジが原曲を再編してる感覚は無く、とっても自然で、「古臭さ」を残してる所が逆に好きだし、オリジナルへのリスペクトを感じます。

セリフ、ほとんど無いです。歌って、詠って、唄って。舞って、跳んで、転がって、シナ造って、耳ピコピコさせて。集団舞踏じゃ無いんですね!音楽に従いながらも、一人一人が各々に個性的に体をくねらせて、縮んで、伸びて、跳んで、回って、回って、スクリーンの中で自由に生きる「お気楽振り」を主張します。幸せ、って言えそうで言えないけど、幸せなんでしょうね。このダンスには、終始魅了されました。

役者さんも良い。ジュディ・デンチにイアン・マッケランには参りました。フランチェスカ・ヘイワードの透明な声が好き。この声でバレェを踊られたらね。そりゃ主役にもしたくなりますがな。その他、皆良かった。テイラー・スイフトも霞むくらい。

良かった!かなり!

bloodtrail
かいりさんのコメント
2020年2月12日

やっとイドにゃんに会ってきましたが、イアにゃんに萌えている自分がいました。めぇもりー、感動しました。ジェニファーのパワフルな歌声に、フランチェスカさんの可愛らしい声としなやかな踊りが素敵。

かいり
bionさんのコメント
2020年2月2日

僕もジェニファー・ハドソンの歌のノックアウトされました。吐息のような息づかいにメロメロ。

bion
masamiさんのコメント
2020年1月30日

いやいやいや。私は高いところは
無理無理無理。イドにゃんは放置。
子猫は考え中・・・

masami
masamiさんのコメント
2020年1月30日

私がそのネコ🐱を助けに・・・
行かないよ!
令和のキャッツアイより

masami
kossyさんのコメント
2020年1月30日

ミニムーグ!
俺もbloodさんと同じくシンセサウンドに注目してしまいました。舞台版も直前にチェックしたのですが、1981年ということもあってかデジタルシンセが出始めの頃。かなりアナログなシンセサイザーを感じました。

kossy
bloodtrailさんのコメント
2020年1月29日

かいりさんへ
イドにゃんは一匹だけ毒々しさを放ってましたが、最後は高所に取り残されてました。masamiさーん、聞こえますかー? 出番でっせーー!www

bloodtrail
かいりさんのコメント
2020年1月29日

イド兄改めイドにゃんにはいかがでしたかฅ^•ω•^ฅ??

かいり