ダウントン・アビーのレビュー・感想・評価
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ダウントンラバーズのためのご褒美フィルム
TVシリーズをAmazonで観ていつの間にかファンになりましたが、いやぁ映画版は予想よりも3割位面白かったです。
登場するのは、いつもながらひと癖も二癖もある人ばっかりだけど、結局みんなダウントンの事が大好きで、そのためにみんなで頑張って結果的にみんなちゃんとめでたしめでたしといったいいお話しでした!
相変わらずヴァイオレットお婆様は最強で、やっぱり彼女がダウントンの最後の砦なんだなぁと思いました。
それにしてもどの場面も風景が綺麗で、やっぱり英国の芝は青いなぁと感じた次第です。
二本立て二本目。大ヒットドラマの続編映画。 ドラマ未見。人物関係を...
お・も・て・な・し
イギリス北東部ののどかなダウントン村。そこにある大邸宅で暮らす当主貴族と仕える使用人たち。
世界中で大人気となった英国TVドラマシリーズの劇場版。
漠然と概要だけは知っているが、言うまでもなくTVドラマでは未訪問。
本作で初訪問。
まず魅了されたのは、美しい田舎町の風景、華のある美術や衣装、流麗な音楽、クライマックスは優雅な舞踏会…。
生きた事も体験した事も無い英国貴族世界に、心地よいくらいスッと引き込まれる。
作風はドロドロ愛憎渦巻くサスペンスチックではなく、彼らの日々の営みや複雑な人間模様。喜怒哀楽、格調高く品があって。
TVドラマを見てないので、さすがに登場人物や織り成す人間関係は分からない部分も。
一応把握出来たのは、現当主夫婦、現執事と引退した前執事、メイドたち。それから、現当主の母上、さすがの存在感のマクゴナガル先生!
この劇場版のメインストーリー自体はそう分からん話ではない。
国王陛下夫妻がお泊まりになる事になり、ダウントン・アビーにとって大変何たる名誉!
と同時に、準備に追われる事に…。
当主たちはどう接待するか。
でも一番大変なのは、使用人たち。
と言うのも、国王夫妻訪問の前に王室使用人たちがやって来て、一悶着。
私は執事ではなく上級奉仕官だ、私は王室付きシェフだ、とプライドの高い連中。
給仕係も王室御用達が務め、屋敷の使用人たちは隅に追いやられどころか、格下邪魔者扱い。
自分たちが仕える屋敷で、一世一代の名誉とも言える自分たちの仕事が無い…。
劇場版だけあってエピソードも織り込まれている。
国王夫妻訪問だけではなく、暗殺計画、当時罪に問われた同性愛差別、遺産相続、恋愛模様も。
だけど貴族側は、相関図をよく把握しておかないとよく分からず。
個人的に愉快だったのは、使用人たちの反撃!
偉そうな上級奉仕官様や王室付きシェフ様を部屋に閉じ込め、自分たちがもてなす。
自分たちが仕える屋敷で、自分たちの仕事を!
国王夫妻や当主たちの前でミスしたり、バレたら大問題だけど、結果オーライ。
田舎屋敷の使用人かもしれないけど、彼らだって誇り高いプロ!
ミーハー者が言うのも何だが、何故人気なのか分かった気もする。
実際見て、嫌いになる要素は無い。
ダウントン・アビーがある限り。
当主たちも使用人たちもおもてなし。
テレビドラマを観た人・専用の映画。
何も知らずに観ましたが
ダウントンアビーのファンなので
え?良かったよ!
ぜひ、TVドラマシリーズを見てから映画観賞を!
TVドラマシリーズを見ていないので、事前にシリーズのあらすじをチェックして観賞。
これにより、登場人物のだいたいの人物像を把握できたので、楽しむことができた。
映画の冒頭でも登場人物の簡単な説明があるので、お見逃しなく。
1910年~30年頃のイギリスが舞台。大邸宅に暮らす伯爵一家(貴族・クローリー家)と使用人(従者)たちによる、イギリスの階級社会の日常の様子をドタバタ劇で面白おかしく描いた人気ドラマを映画化。
ドラマ版の続きのようで、最終回から2年後のクローリー家に、今度は英国国王夫妻が訪れることになる。
パレードや豪勢な晩餐会の準備の最中に、一族やメイドたちのスキャンダル、陰謀等々が矢継ぎ早に次々と起こる。色々なことが起こるので何が何やら、登場人物も誰が誰やら、分からなくなるが、面白い。
TVドラマでは意外と時代背景も大事。タイタニック号の沈没でメアリーの婚約者が亡くなったとか、第一世界大戦に出兵していたとか、殺人事件が起こるとか、これはもうTVドラマシリーズを見ていないと、ダウントンアビーの世界に入り込むのは難しい、と言ってもいいのでは?
ダウントンアビーファンにとっては最高の一本だと思う。直ぐにでも、TVドラマシリーズを見なくては!
優雅でユーモアあふれる英国貴族社会
知らずに前売りチケット買ってから、ドラマ観てから見ないと面白さが分からないとのレビューのアドバイスを見て、慌ててシーズン1と2まで観てから鑑賞しました。オープニングやエンディングでも出てくる広大な敷地に建つ美しいダウントンのお城は映画館のスクリーンで観ると最高ですね!
シーズン2の途中までしか見てないのでカーソンさんが引退してたりヒューズさんと結婚してたり、トーマスがいい奴になってカーソンさんの後釜になってたり、終身刑だったベイツさんが普通に復帰してたり、もうこれから見るシーズンのネタバレ連続でビックリやら残念やら複雑な心境です。
でも相変わらずダウントンの人達はクローリー家の貴族達も使用人達も相変わらずみんな個性的で素晴らしくて嬉しくなりました。ホントこの作品はウォーキングデッド並みに中毒性がありますね。古き良き時代の英国の貴族社会に生きる貴族たちの経済的危機や恋愛、不倫、使用人達の素晴らしい忠誠心や明確な格差社会など。このドラマを見てると格差社会と言われる現代なんてこの時代と比べるとほぼ格差無いんじゃないかと思いますね。みんな平民で自由な社会。
スマホとかLineのない世界の方が幸せそうです。
映画にしなくても…?!
衣装に酔いしれる
TVで見ていた時から、衣装の素晴らしさに魅力されていたが、映画でも本当に素晴らしい。
夜会用のドレスも素晴らしかったが、昼の普段の装いをもっと見たかった。
第1シリーズからの衣装の変遷をまとめた写真集、出ませんかねぇ、、、出てほしいなぁ。
TV版で少し不遇だった登場人物たちが、それぞれ幸せに向かっていっている様に、ああやれやれ、よかったなぁ、と、ニマニマしながら気持ちよくエンディングを迎えられた。
途中何度もふふっと笑いたくなって、周りの迷惑になるとグッとこらえ、こらえしていたのに、モーズリーさんのあの騒動はこれえきれなくて声を出して笑ってしまい、両隣の方に申し訳ない、、、
だいぶ前に「日の名残り」を見て以来、第二次世界大戦前のヨーロッパものに目がないが、最近この時代を扱った映画が多くなってきているような気がする
なぜだろう?
期待したほどでは...
安定の
英国における貴族の没落と存続。
以下は、ドラマ版の『ダウントン・アビー』を観ないまま劇場版を鑑賞した者の目線で書いたレビューです。
鑑賞前は、果たしてドラマを未見で物語についていけるかどうか不安がありました。そうした観客のためか、映画の冒頭で召使いの女性による短い人物解説が挿入されていました。
登場人物は基本的に、それぞれの役割に応じた衣裳を身につけておりゆ(特に屋敷のスタッフ)、確かに最初はそれぞれの区別が付かず戸惑うことがありました。しかし時間が経つにつれて、人物の描き分けの巧みさからか、何となく個々の人となり、そして登場人物同士の関係が理解できるようになりました。この辺りは脚本の作りが非常に良かったことが起因しているのではと思いました。むしろ事前の解説は、登場人物に余計な先入観を与えているようにも思えたので、なくても良いのでは、とも思いました。
本作の本筋は、国王夫妻がダウントン・アビーを訪問し、立ち去るまでの顛末を描いており、進行は直線的で分かりやすく、ダウントン・アビーの領主、スタッフが知恵と工夫(そして若干の軽犯罪)で難局をくぐり抜けていくというあらすじの見立てを大きく外れるものではありませんでした。むしろ本筋に絡む人間模様の方が予断を許さない展開となっており、作り手側はこちらの方こそ見せたかったのではないかと思いました。上映時間の関係からか軽く触れる程度だった人物同士の言葉のやり取り、振る舞いの一つひとつに深い背景があるんだろうな、とその先を知りたくなります。映画を観てドラマに入る人はきっと多いでしょうね。
本作が扱った時代は、二つの大戦に挟まれた戦間期で、この時代の英国貴族の物語というと、カズオ・イシグロの小説(とその映画化作品である)『日の名残り』をどうしても想起します。『日の名残り』の語り手である執事スティーブンスは、かつてダーリントン卿という貴族に仕えていましたが、卿は第一次大戦後の戦後処理の過程で、陰謀に関与したという汚名を着せられて没落していきます。ダーリントン卿の姿は、時代に取り残された英国貴族の地位と誇りが崩れ去っていく過程を体現しています。
一方でダウントン・アビー、そしてそのモデルとなった貴族は、没落を身近に迫った現実として認識しつつも、何とか存続の道を探り、そしてダーリントン卿とは違う運命を辿ります。語り口の全く異なる二つの作品ですが、英国における貴族階級がどのように変遷していったのか、廃絶と存続の分岐点となったものは何か、に思いを巡らせずにはおれませんでした。
ダウントン・アビーの逆襲は痛快
いやー、それにしてもダウントン・アビーの逆襲は痛快で面白かった。よかったね、パットモアさん。ドラマ編のその後描いたファンムービーかと思ったら、ゴスフォード・パークに匹敵するくらいよくできた群像劇。
なんといってもドラマ編がめちゃくちゃ面白い。奥方が毎週オンタイムで見てるからなんとなく一緒に見てたら、いつのまにかどハマりしちゃったんです。一癖も二癖もある人間がいっぱい出てくるし、主人公たちをこれでもか、これでもかというくらい不幸のドン底に落とす展開に胸がキリキリして、次の週が待ち遠しくなる。そして、泉ピン子と野際陽子足していじわる婆さんにしたようなバイオレットお母様がいいんですよね。「私、間違ったことありませんから」なんて決め台詞がしびれる。
映画の方は、伯爵一族と執事を筆頭とする使用人たちの階級構造がベースにあって、虎の威を借る王室の家令や料理長が加わり、遺産問題でバイオレットと険悪な関係のあるモードまでやってきて、もう追っかけるのが大変。
アンナの活躍がうれしい。いろいろ大変なことがあったから。アンナが王室付きのデザイナーに対するお灸のすえ方が、小気味よかったし、見事な大岡裁きだったね。メアリーとの関係も主従ではなく、信頼できる友として、お互いを認めあう関係になっていて、新しい時代への変化を感じた。
ボヘミアン・ラプソディーでは、観客を敵に回したポールを演じたアラン・リーチが今回は、おいしいところを持ってたね。よかった。クィーンのファンから憎まれっぱなしじゃかわいそうだから。
今まで見てきたファンへのご褒美はもちろんのこと、北アイルランドやLGBTへ目配せも抜かりなく、アラを探すのが難しいくらいのいい映画だった。見終わった後は多幸感に包まれましたよ。仕事のトラブルでチケットを1回無駄にしたけど、やっぱり見てよかった。
奥方は吹き替えの方を鑑賞。すごくよかったって、感激してました。
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