「【1927年 イギリス社会及び上流階級の価値観が変容する状況にしなやかに対応する”ダウントン・アビー”の人々の姿を気品溢れるユーモアで描き出した作品。】」ダウントン・アビー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【1927年 イギリス社会及び上流階級の価値観が変容する状況にしなやかに対応する”ダウントン・アビー”の人々の姿を気品溢れるユーモアで描き出した作品。】
最初に、私はTVシリーズの”ダウントン・アビー”を観たことが無い。(申し訳ない・・。映画を観終わった後、何故か謝罪したくなる気分なのである・・。)
劈頭、”ダウントン・アビー”に関わる人々が紹介される。初見の者に優しい対応である。脳内の瞬間記憶装置を起動させる。
物語は、”ダウントン・アビー”に国王夫妻が訪問することになり、興奮に包まれるクローリー家の人々と使用人たちの姿で盛り上がってくる。かつての執事も呼び戻される。(で、現在の執事が拗ねる・・。)
登場人物達のキャラ立ちが素晴らしく、物語にぐいっと引き込まれる。
(この物語に精通した方々から叱られそうであるが、シリーズ初見なのでお許し願いたい。)
当時の英国社会情勢も巧みに物語に取り入れられている。
・北アイルランドの過激派の動き
・ゲイが集まる”バー”の存在(非合法であるが・・)
・上流階級の人々の結婚観の変化
・女性の地位向上意識の芽生え etc.
又、当時の英国上流階級の方々の豪奢な衣装や邸宅内の凝った意匠もとても宜しい。この物語の人気を支える理由の一つでもあろう。
使用人たちの衣装や、会話の遣り取りも面白い。
国王の従者たちの”ダウントン・アビー”家の使用人たちへの態度が慇懃無礼なことに反発心を覚えた彼らの”策略”に心中喝采し、それと並行して繰り広げられる男女&”男男”の恋物語も品よく描かれる。
<イギリス中部ヨークシャーの美しい風景の中、尊厳さを湛えた”ダウントン・アビー”で暮らす人々の気品ある姿とユーモアに魅入られた作品。>
NOBUさんコメントありがとうございます😊そして返信遅れてすみません。お褒めのお言葉多謝です。落語家ではないのですが落伍者かも知れません。今東京は大変な事になっています。にっちもさっちもどうにもブルドッグです。よそ様の所でネタを入れてごめんなさい。