最初の晩餐のレビュー・感想・評価
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家族って、なんだろな
染谷将太出演映画、制覇の旅。 聖☆お兄さん,君の鳥はうたえるに続き、最初の晩餐です。評判が良かったので、見に行こうかと思った矢先に公開が終わっちゃった。ということでレンタルしてきました。私、全然レンタルとかしないんですけど新作でもこんなに安いんですね。ビックリです 想像してた内容と全然違った...。 最近観た"万引き家族"にどことなく似てる。 料理成長日記かと思ったら、家族日記だった。 父の葬式に出てきた目玉焼きから、父との過去を振り返るヒューマンドラマ。 時系列を上手いことバラしているのが良いね。 急に亡くなったお父さんが出てきて、そのまま過去の話へと繋がる。好きな編集の仕方ですわ 音が全然聞こえない?テレビのせいか...。いや、違うな仕様だな、そういうもんか。でもハッキリ喋れよ。こういうもんだって、仕方ない。でもやっぱりもどかしい。あれ?意外といいじゃないの。 戸田恵梨香の演技力爆発。 力強いし、涙の量もエグい。 1番感情移入できたな...よき。 欠点はいくつかありまして。 まず、森七菜。 さすがに19歳の子に小学生は無理ありますよ。クラスでも1人だけ浮いてるし。けど、中学生って言われたら完全にそう見えますね。 森七菜が戸田恵梨香に成長するともとても思えないですし。 そして、間延び。 最後に持って行き過ぎて、展開がイマイチ。 ヒューマンドラマだからしょうがないっちゃしょうがないけど、せっかくの映画ですから。 私福岡県民ですけどね、なんなんでしょうか。 全くもって福岡だと伝わらない。 季節の風物詩的なのは良かったのに、地元については触れないんだ。なーんだ 血の繋がりって関係ないし。 愛があれば大丈夫。 家族って、血だけじゃないんだから。 戦略勝ちでしょうか。 映画館だったら、伝わるものが違ったかも。 集中しないと全く話が分からないので、静かな環境=映画館を使った良い作品ですね。レンタルするもんじゃない。 初恋、また見たいな。
家族とは
家族の認識ってそれぞれ違うから、自分の中の家族の理想を押し付けることはできない。いろいろな家族の形があって、それを誰かにとやかく言われることなんてもっぱらおかしな話なわけだ。
日本人は、”普通” が好きで、みんなと同じじゃないと区別したがる。
この映画はその概念を少し崩してくれるような作品だったのかなと感じた。
詳しくは語られない部分が多数存在し、最後に疑問が残るが、それがまたいい味を出している気がした。謎を残すからこそ、こうなのではないかああなのではないかと推測し、見終わった後のフィードバックを存分に楽しむことができる。
森七菜ちゃん、出演されているとは知ってたけど、最初小学生で出てきて驚いた!そこから、高校生まで演じてしまうなんて!凄すぎます。
・遺言🤔中身は? 本当に遺言に目玉焼きって書いてあったのか?→斉藤...
・遺言🤔中身は?
本当に遺言に目玉焼きって書いてあったのか?→斉藤由貴「さあね」
・長男が帰ってきた理由は?
・目玉焼き、もつ鍋、餃子、ピザなどの料理に込められた意味は?おはぎが好きな理由も。
余命宣告を告げられた時に登山をし、創案した際に記した日記に書いてあったレシピ。そこには家族ともう一回一緒に食べたいと書いてあった。それが叶わなかったのか、遺言で書いてあったのか葬儀で出されたのでは
・なぜ好きな食べ物を隠していたか。
家族であるからって言えないこともある。これは自分にとって新しい価値観。自分の考え方の狭さを実感。いろんな形の「家族像」がある。これはおかしい、こうあるべきだと家族像を一つに断定するのは浅はかだということに気付かされた。
斉藤由貴は不幸な女性が本当に似合う。圧巻の演技。それに、登場人物みな演技がうまかった。次男役の子役の子も子役にしてはすごく良かった!
森七菜が小学生を演じていたのには驚いた笑
本当に十代にして演じれる役柄が広過ぎる!若手女優では広瀬すずに次ぐ逸材だと思う。たださえルックスが良いのにこれだけの演技力があれば、日本を代表する大女優になるのも夢じゃない、、、同い年の女優として応援します(ラストレターを見るまでは典型的な顔だけで売ってる女優だと勘違いしてました、、、お恥ずかしい、、、)。
最後のネタバレのシーンで共感できない部分が多く、自分の知らない世界だったからかモヤモヤした。
窪塚洋介も雰囲気があってカッコ良かった。
山中で父が長男に話した内容は、ネタバレのシーンで母親がさよことりんたろうに話したことを話した。その内容について受け入れられず、しゅん兄は家を出て行ったと予想。例え自分の誕生日であっても弟との約束を破ることになってもとてもじゃないけど受け入れられなかったのではないか。そうなると前の家族との関係性も気になる。やはり前の家族と別れることに納得してなかったのではないか。露骨に新しい家族と最初は馴染もうとしなかったことや、焼き芋を焼いてるシーンでりんたろうにお母さんはどうしてるの?と聞かれどうしてるんだろうねと名残惜しげに答えていた。
さよこの涙の意味は?
しゅん兄が数十年ぶりに帰ってきてもつ鍋を振る舞うシーンで泣いていたのはなぜ?
脆くもあり硬くもある家族のカタチ
この作品観て家族に関してもう一度考え直してしまった。常盤司郎って誰と思ってけど(ごめんなさい、短編では有名な監督でした)凄い作品作ったなぁと素直に感動です。キャストも素晴らしい。斉藤由貴は歳とってヤンチャして今一番女優として円熟味が出ている。戸田恵梨香や染谷将太は今おしもおされぬ銀幕スターだし、永瀬正敏はこういう役ははずさない俳優になりました。窪塚洋介にはやられました。画面に登場しただけで空気が一変するのは流石の一言しかあり得ません。それと子役で今や大ブレイクしている森七菜を使う贅沢ぶり。 この映画を通して家族と食した料理やその時々の記憶を回想してほしい。常葉司郎監督は次作も注目してます。
死んで初めてわかる、親のこと
なんでか死ぬ間際に長男が頻繁に顔出してるの見て、東京物語を思い出した。最後は結局血の繋がらない人が一番気遣ってくれるみたいな。実の子は危篤になってから顔出すみたいな。紛れもなくどちらも家族なんだよなぁ。 食事で家族の思い出を振り返る家族再生物語かと思いきや、そう単純でもなく。最後に2人で山登りして話するシーンで、てっきり長男が元旦那を殺したのか?!と勘違いしてしまった笑 それは流石に無いよな‥
そう被写体に愛情がないの、そう感じちゃうね
映画「最初の晩餐」(常盤司郎監督)から。
父親の通夜で、母の作った料理を食べながら、
主人公の小さい頃の体験を思い出していく。
最初の献立が、ちょっと変わった「目玉焼き」で、
通夜に駆けつけた親戚の人たちは驚くが、
「これ、親父が初めて俺たちに作ってくれた料理です」
この台詞で、タイトルの意味が理解できた。
お互い家庭のある身だった二人(両親)が、
結婚したということで、その子供である主人公は、
どうしても愛情不足を感じて育ってしまったのだろう。
彼は都会でカメラマンとして生活をしようとしているが、
「写真コンペは不採用」。
その担当者と、ボソっとこんな会話を交わす。
「本音言うとね、冷たいんだよね、隣太郎くんの写真」
「冷たい?」
「そう被写体に愛情がないの、そう感じちゃうね。
まぁ、でもそれって持ち味でもあるしね、
一概には何とも言えないけどさ」と突き放す担当者。
小さい頃の寂しい記憶が、大人になっても影響してる、
そんな設定に、思わず頷いてしまった。
家族の愛情って、いつまでも心に残るんだなぁ。
家族。
家族とは。? 父親の通夜に父が好きだった料理を家族と近しい人達と食する。 その料理を食しながらその時のエピソードを話しながら故人を偲ぶ。 長女に戸田、ニ男に染谷。義母役に斉藤由貴。 染谷の家族って何。家族なんていらないじゃない。と言う。 それぞれに問題を抱えている人達。 それぞれに家族の意味をみつけて答えを出す。いろいろと考えさせられる映画です。 通夜にこういう形でするのもいいかも。と。 皆さんそれぞれの演技が良かったです。 最後に葬儀が終わって帰り道。 染谷の彼女が待っていて家族に紹介する。 澄みきった青空が心の中を表している様でした。
ラーメンから始まりおはぎで終わる
正直中だるみをしてしまったけど家族の温かさが伝わり観賞後にはホッコリする作品。 知ってるようで知らない事が多いのが家族。 そしてキャストが皆さん逸材。 特に斉藤由貴の悲壮感はとても色めいて艶っぽい。 目玉焼きにチーズは今度やってみよう
森七菜が子供時代で、大人が戸田恵梨香で、そこだけに注目して、感性が爆発して、慟哭の涙があふれた
そんなにコメントするほどの話じゃないんだけど。 森と戸田の演技に、もう、平静でいられないほど、感動した。 そんなことあるんだな、何千と映画観てきて、こんなことが。 いやはや涙が涸れて心癒やされました。 やるやるとは聞いていたけど、森のラストレターとか君の名はで片鱗は出でたけど、これほどとはね。 いや、ほんと、凄いから、泣くから、魂が揺さぶられるほど泣くから。
家族とは
この映画はキャストが素晴らしい!! なので、キャストに魅入ってしまって内容はあまり入ってこなくて 後からジワってます。 家族とは って常々悩んでいる私にとって 染谷将太くんの感性かな。 血の繋がりのある家族だったら、それぞれ認め合ってみたり、嫌になったり、避けたりしてみても、なかなか縁は切れなくて。 でも、血がつながらない家族だからこそ、家族になるって大切な事で。 いいも悪いも認め合う。 そこには男女の好意より人間としての繋がりが重きを置くんでしょうね。 内容的には静かな派手さはない映画ですが キャストが派手!! 素晴らしい!! 窪塚くんも色々あってあまり出てないけど 素晴らしい存在感ですよね あと斉藤由貴はこれがクランクインぐらいに不倫でワイドショー賑わしてましたか? レンタル返却日ですが、もう一度ゆっくり見たいですね
食で綴る家族のものがたり
甘くなく、でも温かく、 キレイだけど、ウソっぽくなく、 いい映画だなあと思いました。 傷ついたり、許したり、 離れたり、出会ったり、 そうやって人と人は関わっていくんですね。 窪塚くん、やっぱりやっぱりかっこいいですね! 斎藤由貴さんもとてもきれいでした。
家族とは、一緒に過ごした時間
父が亡くなり、お通夜からお葬式までの数日間の物語。その中で思い出の「食事」をフックに、さまざまなエピソード、それぞれの思いが挟み込まれる。美しい構成で、静かだけど、じーんとしたり、おかしかったり、じわじわと感情を動かされる。
回想シーンも現代パートも、とにかく名俳優だらけで、隙がない!家族の事情は、複雑で、最後まで見ても、まだまだ謎が残る部分もある。でもすべてを言葉で語らなくても、役者陣の佇まいや細かな描写が生きてきた時間や今の感情を語っていた。
仮に長男が主役だったら、この物語もっとドロドロしていたかもしれないけど、次男のちょっと冷めた視点がちょうど良く、「家族ってなんだ」と彼と一緒に考えられた。
一緒に過ごす、ごはんを食べる、その中でお互いに心地いいバランスを見つけていくのが家族になっていくことなのかなあ。
絶妙な距離感。 家族とは。
「酒目的で葬式来る奴居るよな」 「酒呑むと暴れる親戚いるよな」 そんな事序盤考えて観ておりましたが、この映画はそんな映画じゃ無かったw すまぬ💦 父の死をきっかけに、通夜にて家族が揃い、懐かしき思い出を振り返りながら、今現在を再度見つめ直す御話。 シリアスに家族が思い出ふけっている時に、周りで親戚達がそんな事もいざ知らず行動している姿は対象的で滑稽だ。 どちらも再婚どうしの父と母、それぞれの子供達。 最初はギクシャクしていたが、中間良いとこ取りの家族で上手く行っていた。 アクセントとなるのが創作料理。 目玉焼きにハムじゃなくスライスチーズ。 赤味噌&白味噌による合わせ味噌。 外で育む焼き芋。 焼き魚に骨が無い理由。 血は繋がっていなくても、寄り添う形が家族の絆を見せてくれる。 しかし、 ある時を境に家族の心は離れていく。 義理兄弟は別れを告げ、今に至る。 今までの絆を突き放す様に。 久しぶりに兄弟2人に会うシュン。彼が全ての映画の流れを変えた。 家族でさえも分かりきれない部分はある。 だけど、しっかり伝える。コレ大事。 絶妙な距離感。そう思わせてくれる映画だった。 俳優的には、 美也子少女期役:森七々。童顔は分かるがランドセルまで似合うとはwwラストレターの役よりすげぇや💦 1番愛情が分かる存在で有りながらも、最後に突き放され少し捻くれ、愛情に乏しかった青年期末っ子役:麟太郎役を染谷将太は見事に演じた。 カッコ良い所を持って行った青年期シュン役の窪塚洋介には魅力を感じた。 立派な父親だと思うけどね。なんだかんだあっても、小さい頃与えたモノがキチンと子供の職業になってんだから。(与えて貰った事ないからわかんねぇやw) 子供家庭設定がベタながら、キチンと脚本で唸らせてくれる映画。 家族を想う映画。 最後の写真1枚に過去・現在・未来が詰まっていると思った。
食べるラー油
良くも悪くも淡々としていて、邦画らしい作品でした。そんなに驚くこともなく、今時は割とありそうなお話で。あと、日本食はやはり素晴らしいということ。すき焼きを食べる時には、『食べるラー油』をかけてみようと思います。
家族は他人よりも分かり合えない存在なのかもしれない
親父の葬式の晩餐で最初に出てくる「チーズ目玉焼き」。 親父がハムと間違えて偶然出来上がった、創作料理。 それを見て息子は、忘れかけていた「家族」の残像を思い出す。 更に一品、一品、それぞれの思い出と結びついた.世間から見ればあまり立派とは言えない、オリジナル料理が姿をみせるごとに、かつての家族の姿が我々の目の前にまざまざと姿を表す。 思えば家族の繋がりとは食卓でのイザコザであり、思い出とは拙い創作料理のようなものかもしれない。 そしてそれ以上を家族に求めてはいけないし、その程度で十分なのだ。 本作は、一家庭の創作料理のような、丁寧に愛を持って作られた作品である。 作らなければならない理由があって作られた、芯のある作品である。 近年は冷凍食品やコンビニ食品、食べ応えのあるチェーン店の外食、のような映画が映画業界にも溢れているように思う。資本主義がどの業界にも蔓延、跋扈しすぎた。 本作を地味だとか暗いだとこでしか評価できないとしたら、それは本質をどこかに忘れてきてしまった味覚障害の人間の所業のように思う。 僕にとっては、忘れかけていた何かを思い出させてくれる、田舎の実家のような温かくて日本らしくて居心地のいいような悪いような、そんな作品であった。
シュン兄の出番、少なっ!
この家族、全員、一言二言、言葉が足りない。色んな思いを飲み込んじゃっている。まぁ、自分も家族に何でも打ち明けている訳じゃないが。葬式で打ち明けあっても、遅いよ。後悔ばかり。生きている間にわだかまりを無くしておこうっと。
カリカリチーズの目玉焼き
父の通夜。バラバラだった家族が集まってくる。 ちょっと訳ありの家族。 そこに母の作ったカリカリチーズの目玉焼きが登場する。 次々運ばれる料理はどれも大切な時間を思い出させてくれる思い出の一品。 そして母の口から語られる父との秘密。 豪華俳優陣が集結。 窪塚洋介久々に見たけどやっぱり上手い! 扉を開けた瞬間空気が変わる。 料理もどれも美味しそう。 偽物の家族が父の死をきっかけにちょっとだけ本物の家族に近づいてゆく。 長生きのわんちゃんとおはぎが印象的。
父親が亡くなったお通夜から葬儀後の約1日半くらいの間の内容。 全体...
父親が亡くなったお通夜から葬儀後の約1日半くらいの間の内容。 全体的に、柔らかい優しい空気感の作品。後半辺りに、少し複雑な事情も出てきますが、それも、最後の締め方で、微笑ましく心が和むように出来上がっている。 私は、このテイストの映画、非常に好きです。 食べ物から、過去の思い出が回想されたり。逆に、過去の思い出から、食べ物が回想されたり。 そして、食べ物により、家族の繋がり合いが出来上がっている。 映画自体は、再婚家庭の家族の繋がり合いを描いていますが、普通に一般的に家族とは?と問いかける内容でもあるし、家族っていいなあって思う内容でもある。 父親が最後に書き残した日記(手帳)は、重要な役割を果たしている。残された家族を繋ぐという、家族の絆を深めるという、父親の強い思いが託されている気がする。 『最初の晩餐』って題名は、この作品に含まれているものに関する面白味でもあるなあと思った。 人の死を取り上げてはいるけれど、この作品は、全く陰気な暗さを感じないという点でも、良き良きかな!! ー追伸ー 兄弟役の子役の子達の容姿が、成人した兄弟達(3名)の容姿と本当によく似ていて、そこも非常に感心する。
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