「「陰膳」は一緒に生きて一緒に食べたことの証」最初の晩餐 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
「陰膳」は一緒に生きて一緒に食べたことの証
この映画の邦題は、もちろんあの「最後の晩餐」に掛けてあるものだ。
レビューを書こうとして
下書きがとんでもなく長大になってしまったので、何年も放置してあった本作。
そういえば
僕と妻の最初の朝食は、僕が作った。
味噌汁と、ご飯と、大根葉の炒め物だった。
家族が解散する日の昼食も、僕が作った。
玉ねぎをたくさん入れたお好み焼。
駄目な夫で、駄目な父親の自分だったが、スタートも、解散の償いも、曲がりなりにもこの手でやらなくてはと思った。
胸に突き刺さる、痛くて温かい映画だった。
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