「オチが陳腐」最初の晩餐 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
オチが陳腐
幸福な道を歩み始めたかと思われた矢先、いきなり訪れた父子の訣別。
そして、それに伴ってできてしまった家族の溝。
すべてのキーポイントはその原因、経緯にある。
じりじりしながらそれが明かされるのを待ったが、それはあまりにも陳腐だった。
観ながら、49日のレシピを想起していた。
父の残した遺言に沿った通夜の料理が再び家族の絆を結びつける。
心がじんわりと温まるシーンもあったが、陳腐さがすべてを吹き飛ばした。
もうちょっと捻ることはできなかったものか、惜しまれる。
コメントする