「父親が亡くなったお通夜から葬儀後の約1日半くらいの間の内容。 全体...」最初の晩餐 ナガグツさんの映画レビュー(感想・評価)
父親が亡くなったお通夜から葬儀後の約1日半くらいの間の内容。 全体...
父親が亡くなったお通夜から葬儀後の約1日半くらいの間の内容。
全体的に、柔らかい優しい空気感の作品。後半辺りに、少し複雑な事情も出てきますが、それも、最後の締め方で、微笑ましく心が和むように出来上がっている。
私は、このテイストの映画、非常に好きです。
食べ物から、過去の思い出が回想されたり。逆に、過去の思い出から、食べ物が回想されたり。
そして、食べ物により、家族の繋がり合いが出来上がっている。
映画自体は、再婚家庭の家族の繋がり合いを描いていますが、普通に一般的に家族とは?と問いかける内容でもあるし、家族っていいなあって思う内容でもある。
父親が最後に書き残した日記(手帳)は、重要な役割を果たしている。残された家族を繋ぐという、家族の絆を深めるという、父親の強い思いが託されている気がする。
『最初の晩餐』って題名は、この作品に含まれているものに関する面白味でもあるなあと思った。
人の死を取り上げてはいるけれど、この作品は、全く陰気な暗さを感じないという点でも、良き良きかな!!
ー追伸ー
兄弟役の子役の子達の容姿が、成人した兄弟達(3名)の容姿と本当によく似ていて、そこも非常に感心する。
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