劇場公開日 2019年11月1日

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「家族ってを考える父親の死」最初の晩餐 chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0家族ってを考える父親の死

2019年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

同じ日に「ひとよ」と「最初の晩餐」を観ました  共に父親が死に、残された子どもは3人、そして残された母親と子どもの関係は必ずしもよくない
「最初の晩餐」は葬儀という場面から、切ることのできない親族が集い、彼らとの関係から、家族のありようが描かれています  構想7年というから、このテーマにずっと監督兼脚本の常盤さんはこだわられていたのでしょう  父親の死の通夜ぶるまいの一つ一つの料理から、家族の歴史を思い出していきますが、2つの家族を1つにするために常に気をつか
っていた父親の姿が描かれます  子どもが3人いれば、一つの父親の言葉や行為も3つの受け止め方、感じ方があるわけで、料理とともに回想されていく中で父親の本当の気持ちが解き明かされていくような描き方、とてもよかったです  染谷将太さんの「弟」役はピッタリでした(11月14日 テアトル梅田にて鑑賞)

chikuhou