ガリーボーイのレビュー・感想・評価
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とても良い映画
インド映画…150分以上もある…ラップ苦手かも…
色んな不安要素が、頭の中をグルグル…
…杞憂でした(笑)
この作品…
インド映画にしては、
"陽気に"歌って踊らない…(思ってたよりかは)
それに、まあまあ社会派寄りで、なんか暗い(笑)
結果…
恋愛もの、青春ものとして、普通に良質の作品でした。
この秋のオススメですね!(笑)
*ラスト近く、主人公と父が本音をぶつけ合います。二人の心はちょっとすれ違ってしまいますが、"使用人の子は、一生使用人"と思って生きてきた父の心に涙しました。そして、それに抗い、自分の夢を語る息子にもジーンと来ました。
*主人公ムラドと恋人サフィナに幸あれ!
*しかし、インド女性は気が強い!(笑)
脱ボリウッド感!苦手な人でもギリいける?
試写会にて鑑賞
ラップやヒップホップ通でもないし、ロッテントマトのレビュー評価良すぎることが逆作用してあまり期待はしていなかった。でも思ったより入り込める!うれしいのは、いとうせいこうさん監修の字幕から熱いセリフをいくつか見つけることができたこと
インドのムンバイのダラヴィ(スラム地区)出身のヒップホップアーティストの実話ベースのサクセスストーリー。ってことで流れはイメージしやすいけど、インドの生活文化の基礎知識がないと、「?」ってなるところが初め多いかも。ヒンディーラップと一緒にだんだん慣れてきたら、後半のれる感じがあると思う。
ラップバトルのシーンなどリリックが今まさに生み出されてるかのような緊張感があってよかった!ボリウッドボリウッドしてないのもうれしい。(ただ、普通に歌とダンスを大勢がやってるところをみると、キャストがインド人ってこともあって、ちょっとボリウッド臭うとことある)
でも自分はラップそのものよりも、ストーリー中随所にみられるインドのスラム街シーンが衝撃的だった。(外国語のラップは字幕についてくのだけで必死でちょっぴり疲れてしまった)リオとかのファベーラみたいに、インドにもスラムツアーがあることを知った。階級社会の描写はわかってても辛い
https://ryoshooooo.hatenadiary.jp/entry/2019/10/15/200648
未来に向けて 若者達のムーブメント
ダラヴィ地区に住む大学生が主人公です。
他の映画で描かれていたこのスラムが、かなり貧しいイメージだったので
主人公を始め皆んなが普通にスマホを持っていることに違和感がありました。
でも、アジア映画研者の松岡環さんのお話しによると
インドでは携帯の普及率がかなり高く、スラムでもみんなが普通に携帯を持っているそうです!
電話がメインの小型の端末を持っている人達が、街中でしきりにショートメールを送っていたり、
若者はスマホで動画を見たりしているらしいです。
これからご覧になる方は、私のように無駄な違和感を持たずに、物語に集中していただければと思います。σ^_^;
実話との触れ込みですが、インドの人気ラッパーネイジーとディバインがモデルとなっているそうで、ライブに行った監督が楽屋を訪れて意気投合!どうしてもこの物語を伝えなければならない!と映画化に至ったようです。
主人公のムラドや仲間となるMCシェールに二人のエピソードを落とし込んでいるから、社会背景もリアルなのでしょう。
様々な階級と宗教が描かれていました。
・上流階級⇒ナジムの父親の雇い主
家族ごとに車を所有し、それぞれに運転手が付いている。
・中流階級⇒ナジムの恋人
女の子にも充分な教育を施せる経済力とリベラルな考え方をもつ一方で、昔からの価値観も引きずっている。
・下層階級⇒MCシェール
低所得者向けの集合住宅
・スラム⇒主人公ナジム
バラックだてのような長屋。
ラップミュージックを通してのサクセスストーリーに引き込まれますが、
中でも私が感動したのは、悪友モインの友情と、父親との確執でした。
彼を取り巻く悪友やラップ仲間はもちろん、ラップを否定する人々も含め、その出会い全てが、彼を歌う事へとかりたてている。
まさにガリー(裏路地)が生んだ魂の叫びに他ならない。
そして、涙無しには見れないのが、自分達の心の代弁者であるナジムを送り出すムインとのシーンです。(T ^ T)
全てを背負って歌う姿に感動しました。
父親との対峙も感動的でした。
インドに長くいた同僚の話だと
インド社会では、まだまだ父親の言うことは「絶対!!」で、逆らうことなど出来ないそうなのです。
それに、カースト制は無くなったけど、自分は元◯◯だ というカーストが残っていて、周りの人達も「あの人は元◯◯で、あの人は元◯◯」と知っているのだそうです。
そんな根強い階級社会のなかで、スラムの中で生きる事に甘んじている父親と、抜け出そうとする息子。そんな対峙になっていましたが…
でも、父親も息子には抜け出して欲しかったに違いない。だから無理にでも大学に行かせて、新しい未来を切り開いていって欲しかったに違いない。
ただ、ラップという方法が理解出来なかっただけで。
そんな二人の気持ちが痛いほど伝わって
階級社会から抜け出して、いつの日か社会が変わる事を信じて未来を切り開く若者たちのパワーを感じました。
180度違います。amazon.comではprimeビデオです。
わずか半年以上前とはいえ、映画の内容や出演されていた役者さんを全てスッカラカンに忘れていた映画「パドマーワト 女神の誕生(2018)」。CGで描いていた豪華絢爛な宮殿や女王様の鼻ピアスの大きさだけが記憶に残っていた映画で、とても失礼なことをしたと思う。それなら書くなってか? その映画で敵役であり、人の奥さんにちょっかいを掛ける悪役を演じていたのがランビール・シン。その彼が、「パドマーワト」での悪役とは180度違う、母親思いで、恋人のサフィナにやさしい好青年?のガリーボーイことムラドを演じている。
Your father is a driver, remember?
A servant's son is a servant.
It's the law of nature.
But your mother is fighting for you not to be a servant.
Keep that in mind.
The rest is up to god.
とにかく2時間半越えという長さ。インド映画ですから何か? メインはラップ。しかし、そこにドラマ性も含め、トタン屋根の下、灼熱地獄になりそうな家で暮らす主人公のムラドがラップに目覚めてから競技会に出場するまでの道のりを父親との対立や恋人のサフィナとの、つかず離れず状態のいい感じの関係やラップ仲間や幼馴染の半悪との関係など今でも色濃く残る身分制度「ヴァルナとジャーティ」のムンバイを含め南インドには、その存在が残っている背景を考えながら見ると....考えながら見るその必要はありません。どっちなの?単純ですから。
I've seen more sunsets than you have.
I've taught you only what I've learned.
Your dream must match your reality.
-I will not change my dream to match my reality.
-I will not change my reality to match my dream.
-God has given me a gift.
-I won't give it back.
-I've made my decision.
-That's it.
インドの口コミ現象を記録および文書化するインターネットミームデータベースWebサイト”Wotpostは”の記事の中に”Is ‘Gully boy’ a rip-off of 8 Mile?”というものやインドのニュースメディア出版会社のウェブサイト The Indian Express にも”Although Ranveer Singh's performance got a thundering response online, many eagle-eyed Twitter users couldn't stop commenting on how the teaser gave them a vibe of Eminem's '8 Miles'. ”というように2002年のアメリカの映画「8 Mile」と似ているところを指摘するサイトやツイッターの意見、それと少しニュアンスの違う、似ている部分もあるけれども全体ではあまり感じられないという意見も聞かれる。
Don't hit her!
Don't touch her!
-No wonder your husband brought home a new wife.
Let's go, Ma. We can't stay here. You come too.
-What about me?
Your son will look after you.
You've raised him so well.
Hollywood Reporter:映画、テレビなどのエンターテインメント業界の情報を扱う週刊誌の電子版。Stretched out, but the moves are convincing. 2019.9.2.の記事より
「ゾーヤ・アフタール監督は、才能と情熱を持って作品を成し遂げ、また適切なキャストから、その爆発的とも思えるパフォーマンスに助けられて、映画「スター誕生(1954)」と同じ物語から、親しみやすさを勝ち取っています。」
スラムだから許されるのか? 女性同士の争いや夫婦間の暴力、そしてなりよりも子供たちWEEDのような葉っぱを手のひらサイズのプラスチックバッグに詰めさせる場面も出てきたりもする。”G”という視聴制限は何かの間違いかと思ったが、考えすぎか?
ムラドとサフィナの身分の違いを明確に表している冒頭のシーンが反って2人の仲睦まじい心地よい表現となっている。
しかし、ヒンディ語のラップは何を言っているのか、皆目見当がつきませんでした。2時間半が泡と散っていく........?
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