「この企画自体がもう懐かしい」前田建設ファンタジー営業部 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
この企画自体がもう懐かしい
予告で何度も観てどう映画になっているのか気になり鑑賞
ファンタジー営業部の事は当時から知っていました
感想としては
キャスト・ボリューム・展開全体がテレビドラマでいいんじゃね的でした
作り手が観る客の反応を不安に感じつつ演出している感じ
昨年で創業100年、「ダムの前田」で知られる前田建設に
存在するテレビアニメの設定にある建築物の見積もりを出す
「ファンタジー営業部」の苦闘を通じて
大人の忘れたようで忘れてなかった少年の心を
呼び覚ますストーリーになっています
全体的にはマジンガーZの格納庫の仕組みを可能な技術で考証し
アニメの設定に沿って再現し見積もりを出すとこまでやった
およそ15年前のネット企画を描いています
そう
もう15年前の話なのです
マジンガーZが懐かしいという人達もいるでしょうが
当時新社会人くらいだった自分には個人的には
この企画の頃くらいが懐かしいくらいです
でもストーリー的には当時の建設現場にいた
現役の人達の世代に合わせると懐かしがるのは
マジンガーになるのは判りますが
これは前から思ってましたが
ファミコンのスーパーマリオなどを懐かしい懐かしいと
として扱いすぎてもう「レトロゲーム」という1ジャンルに
なってしまっているご時世を考えると
この映画自体ちょっと企画として10年は遅い気がしました
NHKの全6回くらいのドラマで
マジンガーだけじゃなくヤマトやガンダムなど様々な
テーマを取り扱っていく作品にした方がいいような…
キャストもドラマっぽいですし
とりわけ最後のデスラーのテロップは必要なのか?
映画内の小道具はガラケーやXP風のUIで4:3画面のPC
液晶テレビも当時のものっぽくそういうとこは細かでした
あんまり映画を観た気にならない作品でした