ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
全339件中、81~100件目を表示
歴史的名作を超天才監督がリメイクするとこうなる!
元の作品への思い入れが強い人が多いので賛否両論あるのですが
しっかりと現代的な視点を取り入れた立派な映画として
私は好きです!!
ライムスター宇多丸さんの映画評論の中で
「貧しくて親もいい加減で、何も良い事が無かったトニーの人生の中で
初めての良いことがマリアとの出会い、だと思うとそれだけで泣けてくる」
と言う言葉がもう〜〜辛い!!
現在の撮影技術で、街角での群舞を観せられると
ミュージカル好きとしてはもう鳥肌ものです。
有名な「アメリカ」の掛け合いシーンも街中で撮影されており
このシーンだけで何テイク躍ったんだろう?と思うと
もうダンサーの皆さん、カメラの皆さん、ありがとう!!
もちろん、今の時代に合わせたジェンダー的な視点は完璧!
父権的な発言を繰り返す兄に対して
それに負けない意志の強いマリア(妹)やアニーター(妻)
現代的で共感出来ますね。
女性だけでなくトランズジェンダーへの配慮も出来ている。
トランスジェンダーの存在に対して「気持ち悪い」とか言わずに、
ちゃんとその存在を容認するセリフが出てくる!
さすがだな〜〜 スピルバーグ!!
それと、昨年話題になったミュージカル「イン・ザ・ハイツ」も
ラップから始まる楽曲が今風で耳に新しく素晴らしい音楽でしたが
今作は流石に、クラシックの巨匠レナード・バーンスタインの作曲だけに
弦の分厚い音が大好きな私的には格調高くて、聴いていてワクワクします。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
映画の冒頭から再開発で殆ど瓦礫の山の様な町の姿。
そんな町を取り合って何が嬉しいのか!
最下層の白人の意地と
移民としてこの国で頑張ってきたプエルトリカンとの
せめぎ合いの構図が浮き彫りになっていく。
貧しいもの同士の連帯がなぜ出来ない!!
貧困の連鎖を断ち切り人間らしい暮らし守るためには
民族的な対立などしている場合じゃない!
お互いに手を取り合い不公平な社会に立ち向かうべきなのに
それができない事の愚かしさ、悲しさ〜〜
愛する人と穏やかな生活を過ごしたいと言うささやかな願いさえ
ふみつぶされてしまう。
なんと言う悲しみ、なんという理不尽。
原作の持つ普遍的な主題を分かり易く描いてくれたスピルバーグ。
私は黒澤やトリュフォーには間に合わなかったけど
同じ時代にはスピルバーグがいた!!
ありがとう!スピルバーグ!!
圧巻のダンスパフォーマンス!
刮目せよ!!圧倒的映像美
スピルバーグと言ったら、「ジュラシックパーク」や「レディ・プレイヤー・ワン」など派手な映画を撮る監督の印象でしたが、まさかのミュージカルだなんて、想像していませんでした。今作でスピルバーグの個性がはっきりとわかる映画でした。画面いっぱいに人々が躍動し、光の演出やカメラワークは、生の舞台では表現できないような演出をしていて、没入感がすさまじかった。
劇団四季の「ウエスト・サイド・ストーリー」を鑑賞したことがあって、大体のあらすじや結末はやんわり覚えていました。しかし、最後の結末は唇を噛みしめるようになってしまい、移民問題について考えさせられる社会的な映画でもあった。
ただ一つ自分で受け入れられないのが、主人公トニーの身長が高すぎる。高すぎる身長でヒロインが子供に見えた。
劇場でしか観てはいけない!
100%映画館で観るべき
プラグマティズムの体現
発情物語と感じました。(^_^;
バーンスタインの曲の素晴らしさ
映画史に残る名作のリメイク版である以上、前作と比較してしまうのは仕方ないだろう。
前作の最大の魅力は、ダンスと曲、歌の力だが、テーマとなっている人種の分断という問題は、当時から60年以上たった今の方が、よりセンシティブになっているので、そのあたりを作り手がどれくらい意識しているのか、関心があった。
見終わっての感想としては、意外なほど前作を踏襲しているということ。
リンカーンセンター建設のために、両グループの根城が共に失われようとしていること、リタ・モレノが両グループのつなぎ役として設定したことなど、工夫はわかるが、なぜ今このテーマを扱うのかという想いは、よくわからなかった。
プエルトリカンを白人が顔を浅黒く塗って演じている、歌が吹き替え、といった前作の課題をクリアしようとしたことはわかる。
ダンスシーンでは、ジョージ・チャキリスやリタ・モレノのキレキレのダンスに比べるとインパクトは弱いけど、「アメリカ」の日中のモブダンスは良かった。今作の一番のハイライト。
歌では、マリアとアニータが掛け合う「あんな男に/私は愛している」が、心情迫って特に良かった。ただ、その後の展開がちょっと性急な感じで、ラストシーンももう少し余韻がほしかった。
全体として、最も印象に残ったのは、バーンスタインの曲の素晴らしさ。ニューヨーク・フィルのフルオーケストラで、演奏・音質ともに素晴らしく、これぞ20世紀の世界遺産として、後世に伝えていきたいという意図は、よく理解できた。
感性の欠如か未完成か
「いつか舞台で見てみたい」
そう思いながら夢を見る日々でしたが、公演を待つ間に先に映画が公開されていました。
そのためタイトルこそ知っていたものの初見の私がみた感想は、少し想像と異なるものでした。
期待を膨らませすぎた結果なのか..
状況を理解することができない、誰がどの立場なのかはっきりしないまま物語はどんどん進んでいきました。
大事であるシーンに情熱的な部分を感じたものの、あっという間に過ぎ去っていき結局のところどういう完結だったのでしょう
しかし評価は高いこの映画
物語の中に入れるか入れないか
元の話を知っているか知っていないかこう言ったところが大切になってくるのかと思います
私は型にハマることができませんでした。
その中でもミュージカルはこの映画だからこそ感じることができる特別きらきらした胸が躍る瞬間でした。
歌って踊ることは、より感情をあらわにする
その上で全員が整い、ハモっている姿は感動しました
感情を叫ぶことがなかなかできない現代社会にとって少し憧れなるものを感じましたね
でも次見るときは全てを知ってから
仲良くしましょう
なぜ50年代?
ちゃんとシェイクスピア悲劇
とても良い映画
流石!スピルバーグ!…と思わされた反面、「あれっ?こんなんやったけ?」との思いも…というか、くどい、しつこい…というのが正直な感想(笑)
音楽と踊りは全く申し分ありません!ほんと素晴らしかった!感動しましたよ、本当に!
オープニングからワクワクが止まらんかった!笑
でも…、
あんまり感動しなかったんですよね、
ストーリーに。
後半がなんかくどい、
トニー潔くない、さっさと自首しろよ、
マリア、もっと怒れよ!って…笑
物語、途中までは良かったんですよね…ジェッツ団とシャークス団の決闘場面までは。
決闘場面がこの作品のピークだと思って観ていたのがいけなかったのか…?
でも、あそこで主人公さん、死ぬんじゃなかったけ?
そこで互いの憎しみ合いの愚かさに気づいて…みたいなストーリーだったような気が…。
そんな思い込みで観ているから、後半はとにかく長く感じました(笑)
まあ、この映画のオリジナルを観たのは、確か日曜洋画劇場か何かで、小学生の頃だったし…記憶もおぼろです(笑)
必ずしもオリジナルをなぞる必要はありませんが、やや説得力に欠けるストーリー展開で、ハンカチの出番はありませんでした(笑)
*個人的な、この作品最大のピークは、トニーとマリアがダンス・パーティーで出合う場面ですね。激しいダンスが交錯する中、それをバック?前景?に見つめ合う二人を撮るなんて、かなり斬新で、ときめきました。
全339件中、81~100件目を表示