ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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教会のある美術館もすてき
時間が合わず、今日やっと見ることができました。
昔のウエストサイド物語はちゃんと見たことないんですけど、こういうストーリーだったんですね。
え、ここからまだ続くの?っていう展開。
ジョージ·チャキリスらのあの片脚をあげる有名なポーズが、見られなかったのは残念。
トニーとマリアがデートで行ったのはクロイスターズ美術館というところらしいです。
スピルバーグの切なる願い
トランプ政権時代に促進された格差と分断から、いま一度アメリカ国民の心を一つにしたい。
そんなスピルバーグの切なる願いを感じた。
そのために、映画に出来ることがあるのではないか?
映画には、そのチカラがあるのではないか?
映画界の巨匠が、今の時代に敢えてリメイクしたミュージカル映画の傑作『ウエスト・サイド・ストーリー』だからこそ、「なぜ今?」と制作意図を考えるきっかけになり得る。
そして、制作意図に思いを巡らせると、スピルバーグの切望が感じられてくる。
これまで多くの感動を届けてくれた巨匠の願いが、より多くの人の心に届かんことを。
ミュージカル!
って感じの大味な展開ですな、笑。そもそもなんであんな短時間であそこまで大好きになれるんだー!何日間の出来事?人生激動すぎる、笑。ミュージカル!って感じですね。
歌もダンスも楽しくてよかったでーす。
アニータ役アリアナデボーズの圧倒的な存在感
あまりにも有名なミュージカルの金字塔。
学生時代の英語教師が好きすぎて、授業の一環で一部を観せられた。
当時はミュージカルを観ること自体が初めてで、ケンカしながら歌い踊る姿に違和感ありまくり😂
でもそれをキッカケに興味を持ち、いつしか、すっかりミュージカル好きに。
今回はどっぷりと心置きなく名作に浸ることが出来た。
冒頭のバレエのような伸びやかなダンス。手足が長いので、本当に美しい。
そしてダンスパーティーでの踊りは圧巻✨アニータ役のアリアナデボーズ の迫力あるダンスに歌が素晴らしいすぎる✨主役を食ったのではないか。
ただギャング達の抗争を描いたミュージカルだとばかり思っていたが、
孤児や移民達の居場所のない苦しみを描いている。
やり場のない怒りは、互いへの暴力へ。でも力は何も産みはしない。
アニータのように強かに、マリアのように一途な愛情が未来へ繋がるものだ。
アメリカ版ロミオとジュリエットとも言われる今作。
忘れていた。その作品はハッピーエンドではなかったことを。
昔の感動を呼び戻してくれた傑作
待ちに待った公開!
もうね、満点ですよ。オリジナルの1961年版は小学生の時に出会って以来、何百回と観てきたことか。
さすがにスピルバーグ版はそれを超えることは出来なかったにしても、完成度の高さはさすが!というところでした。
音楽は何も言うことなし!
ドゥダメル指揮とニューヨークフィルの演奏とか、バーンスタインの精神を受け継いでいたのも最高でした。
最後にヴァレンティナという新しい役を演じていたリタ・モレノ(90)さん。61年から全く色褪せていない美声を披露してくれました。
これが一番の感動でした。
新旧アニタの共演シーン。ここで僕の涙腺が崩壊しました。61年版でアニタを演じたリタ・モレノさんをまた同じ作品で観れたことに感謝です😃
スピルバーグ最高
本当は5ですが,このごろ5を連発していますので,4.5。
前作をしのぐ傑作です。筋がわかっているのにはらはらさせられました。しばらく歌声が耳から離れませんでした。いい映画です。マリア役がかわいい。
スピルバーグっぽい!
映画ならではの演出が素晴らしかった。
流れるカメラワーク、奥行きのある舞台、ライティングの効果、衣装の巧みさ。
暴力的なエネルギッシュさはスピルバーグらしい力強さ。
ミュージカルってファンタジーになりがちなのに、差別や偏見といったテーマを巧みに織り込んでリアリティのある映画に仕上げている。
リメイクなのだが、なるほど確かに新しい映画だ。
今、この作品を観る意味とは。
社会が、生まれが、身内が人を分つのか。
叶わないと分かっていても好きだから止められない想いなのか、叶わぬ恋だから湧き上がる感情なのか。
人は色んなものに縛られながらも、自由を選ぶよりも、それを失う方が怖いと思ってしまうのか。
言葉の違いが表すものを、字幕でも英語ではないところは括弧付きで表していた。
分断が続いてしまっている現代だからこそ、普遍的なテーマとしてこの作品がスピルバーグによってリメイクされることに意味があったのか。
誰もがそれぞれの、「今夜」を過ごしてる。
その「今夜」を描いた映画、って思った。
ミュージカルはやはり良い
元々ミュージカル系の音楽が好きで鑑賞。
恥ずかしながらウェストサイドの置かれた立場を知らずに見た。差別と貧困で苦しむ中、若者がそれぞれの感情を持って過ごしている。愛情では何ともならない事に現実味があった。
譲り合いや分かり合う事ができないことは、現在の世界情勢にも、とても刺さることではないだろうか。
スピルバーグはミュージカルを“映画”にした
映画が終わると『ウエスト・サイド物語』を“映画”で観たんだな、という気持ちで満たされる。ご存知の通りこれは『ウエスト・サイド物語』のリメイクであるから、当然と言えば当然なのだが、驚くほどオリジナルに忠実に作られ、新しい映画を観たぞ!という満足感は乏しい。
オリジナルと比べてどうこう言うのはあまり好きでないが、登場人物たちを引きの画で見せ、大胆でアクロバティックなダンスの全身の美しさで魅せたオリジナルの方がミュージカルらしい風通しの良さがある。日常生活の中で登場人物が突如として歌って、踊るという特異な世界観を舞台からスクリーンに映し出した“ミュージカル映画”としての魅力はオリジナルに軍配が上がる。
しかし、やはりスピルバーグは優れたストリーテラーなのだと再認識した。本作は登場人物たちにカメラを寄せる。時にじっくりと俳優たちの表情を見せ、感情の起伏を伝え、時にダンスシーンの中にカメラを入り込ませ、その情熱を見せつける。そうして際立つのは物語だ。異なる人種・勢力の間の間に芽生えた2人の恋模様が物語の軸となるようにじっくりとシフトさせ、物語の下敷きが『ロミオとジュリエット』であることを浮き彫りにする。それ故に誰もが知る結末に向かう様に感情の波はピークを迎える。これぞ映画の語り部が描く『ウエスト・サイド・ストーリー』なのかと感心させられる。
その意味で、“ミュージカル” 映画だったオリジナルに比べ、本作はミュージカルを“映画”にした作品という風に見えた。オリジナルにあった非日常的な“ミュージカルらしさ”が減った分、分断と対立、そこに巻き込まれる悲恋という本作の物語はより身近な問題として観客の心にのしかかる。トランプ政権下で分断されたアメリカの縮図とも言える本作であるが、今だからこそ、60年近く前に作られた映画をリメイクする意義があったと感じざるを得ない。
歴史的名作を超天才監督がリメイクするとこうなる!
元の作品への思い入れが強い人が多いので賛否両論あるのですが
しっかりと現代的な視点を取り入れた立派な映画として
私は好きです!!
ライムスター宇多丸さんの映画評論の中で
「貧しくて親もいい加減で、何も良い事が無かったトニーの人生の中で
初めての良いことがマリアとの出会い、だと思うとそれだけで泣けてくる」
と言う言葉がもう〜〜辛い!!
現在の撮影技術で、街角での群舞を観せられると
ミュージカル好きとしてはもう鳥肌ものです。
有名な「アメリカ」の掛け合いシーンも街中で撮影されており
このシーンだけで何テイク躍ったんだろう?と思うと
もうダンサーの皆さん、カメラの皆さん、ありがとう!!
もちろん、今の時代に合わせたジェンダー的な視点は完璧!
父権的な発言を繰り返す兄に対して
それに負けない意志の強いマリア(妹)やアニーター(妻)
現代的で共感出来ますね。
女性だけでなくトランズジェンダーへの配慮も出来ている。
トランスジェンダーの存在に対して「気持ち悪い」とか言わずに、
ちゃんとその存在を容認するセリフが出てくる!
さすがだな〜〜 スピルバーグ!!
それと、昨年話題になったミュージカル「イン・ザ・ハイツ」も
ラップから始まる楽曲が今風で耳に新しく素晴らしい音楽でしたが
今作は流石に、クラシックの巨匠レナード・バーンスタインの作曲だけに
弦の分厚い音が大好きな私的には格調高くて、聴いていてワクワクします。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
映画の冒頭から再開発で殆ど瓦礫の山の様な町の姿。
そんな町を取り合って何が嬉しいのか!
最下層の白人の意地と
移民としてこの国で頑張ってきたプエルトリカンとの
せめぎ合いの構図が浮き彫りになっていく。
貧しいもの同士の連帯がなぜ出来ない!!
貧困の連鎖を断ち切り人間らしい暮らし守るためには
民族的な対立などしている場合じゃない!
お互いに手を取り合い不公平な社会に立ち向かうべきなのに
それができない事の愚かしさ、悲しさ〜〜
愛する人と穏やかな生活を過ごしたいと言うささやかな願いさえ
ふみつぶされてしまう。
なんと言う悲しみ、なんという理不尽。
原作の持つ普遍的な主題を分かり易く描いてくれたスピルバーグ。
私は黒澤やトリュフォーには間に合わなかったけど
同じ時代にはスピルバーグがいた!!
ありがとう!スピルバーグ!!
圧巻のダンスパフォーマンス!
民族や思想が違う事で対立し、暴力にまで発展するのは、今のウクライナ、ロシアの問題に近いものを感じてしまう。
権力や物理的な力を持った者が、愛し合う若者や家族、仲間を傷つけ、殺し、憎しみを生む。
集団バイアスに支配された人間の本能には逆らえないのか。
現代社会の問題としてとらえても色あせない、色々考え深いストーリー。
それを、耳馴染みある曲、圧巻のダンスパフォーマンス、対比したカラーの美しさで表現していて、楽しめた。
ナタリーウッドやジョージチャキリスを超えられない💦主役の2人が弱い...
ナタリーウッドやジョージチャキリスを超えられない💦主役の2人が弱い!日本でも米国でもスターを排出するのは難しい現在の映画業界。
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