ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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アニータ、圧巻の存在感!!!!
とにかくアニータから目が離せなかった。
スクリーン越しにビンビン伝わる彼女のオーラ、圧倒的なダンスの上手さ、存在感。
彼女の為の映画だと思うくらい、抜群に素晴らしかった!!
これまで彼女の事を知らなかったが、こんなに素敵な女優さんに出会う事ができて、本当に幸せだと思えた作品です。
スピルバーグの最高傑作と言っても良いのではないか・・・?
長い事、ウエストサイド物語(旧作を最近はこう呼ぶらしい)が最高のミュージカルで、それを凌ぐ作品に出会った事が無かったので、だんだんミュージカルが嫌いになりかけていたのだが、スピルバーグのこの作品に出会って初めて自分の中の最高傑作ミュージカルが更新された。アニメミュージカルは数多くの傑作がある。だが個人的感想は、実写版のミュージカルではウエストサイド物語とサウンド・オブ・ミュージックが最高だと思って来た。勿論、良い作品は他にもたくさんある。シェルブールの雨傘やメリー・ポピンズ、フェイムにヘアーなどなど・・でもようやく今日出会えた。何故か。それは今までのミュージカルはブロードウェイの映画化が多かったせいだと気が付いた。それは最初の30分、なかなかダンスにこちらの気持ちが入れなくて、後ろの背景が邪魔でダンスが見えないと思ったのだ・・実はそれは当たり前で今までのミュージカルは舞台の背景のようにシンプルにして踊りを際立たせていたのだ。ところがスピルバーグは違った。あらゆる映像言語を駆使して、集大成と言ってもいいような映像技術で、スピルバーグのC-3POと言われるカミンスキーのカメラはまさに世界で初めて映画の中でミュージカルと言う夢の世界を展開させて見せたのだ。これは言うなれば実写版レディ・プレイヤー1。それゆえにキャストに要求される歌と踊りには従来以上の能力が要求されることとなる。これを見事に実現させた、今作品の全スタッフ、役者にそしてスピルバーグに心からの賛辞を。全く以て素晴らしい。
今なお伝えるべきものが、このリメイク映画にある。
2時間37分と長い映画でしたが、あまり長さを感じさせませんでした。オリジナルの映画を見ていたので、前半の導入部はだいたい同じようでしたが、決闘への流れの辺りから、ストーリーの骨子は踏まえながらも、演出が全然違う展開が出てきました。
NYの有色人種プエルトリカンがスペイン語で話すのを、何度も白人が英語で話せというシーンが出てきます。スペイン語が少し分かるのとラティーノの英語に馴染んでいるので、この言葉のやり取りはとても面白く見ました。この言葉の違いは重要です。
踊りの振付や曲目は古い映画とほぼ同じ内容だったので、リメイクする意味は何?と見ていました。後半からは特に現代に合わせた場面設定や踊りなど全く違うところもあり、複雑化する人種問題を見据えて、今なお解決できていない社会問題として人々に訴えているのではと思いました。エンドロールで「父へ」とあったのは、悲しいけどまだ現実はこうなのだということを。
アメリカのサイトを読んでみると、ブロードウェーの舞台も踏まえ、賛否両論ありますが、おおむねは評価しているのが多いです。
マリアはプエルトリカンなのでスペイン語がネイティブ。英語はスペイン語訛りになります。そのマリア役はレイチェル・ゼグラーが約3万人の中から射止めたとのこと。アメリカ人ですが母親はコロンビア出身。家庭の中でスペイン語も話せたのでしょうね。彼女のスペイン語とスペイン語訛りの英語はとても良かった。
バレンティーナ役のリタ・モレノは、オリジナル映画にもマリアのお兄さんの恋人役アニータで出演しており、製作総指揮の一人としてクレジットされています。彼女は本当のプエルトリカンです。
更に調べてみると、マリアのお兄さんベルナルド役はデビッド・アルバレスでカナダ人ですが両親はキューバ出身。道理で本物のラティーノでした。
プエルトリカンがダンスホールで踊るとき「マンボ」と言ってみんなで踊ります。人種のぶつかり合いと、プエルトリコの絆を大事にするその「血」が、ダイナミックな踊りとなり、ニューヨークにおけるアイデンティティの象徴である「サルサ」へとつながっていくのだと、一人勝手に信じています。
主人公のトニーとマリア、ベルナルドなど、オリジナル映画の俳優たちの方が個人的には好きで、全体的にも当時の現場をリアルに伝えているようでしっくりきました。
永遠の名作❗オリジナルと比べるものではない!
スピルバーグ版もいいな~☺️本場のヤンキー魂感服つかまつった❕
ダンスもノリノリ💃上手いな~😵
辛くて悲しいはずなのに、楽しくてしょうがない不思議な活動写真でした🎵
待ちこがれていました
この映画は気になっていたし昨年の公開が伸びた時は正直がっかりした。映画をみた今言えることは、同じプエルトリコ人街を舞台に描いたミュージカル「インザハイツ」は序曲だったのかなとさえ思ってしまう。
もちろんストーリーは知っている。結末だって知っている。流れる音楽も知っている。そして旧作の出だし。マンハッタンを空撮してそのバックに口笛。
スピルバーグ版も、一見同じビルが写ってるのかと思いきや……歌の出方も微妙に違う。それでも迫力に、そう街角でのダンスシーンには圧倒された。
マリアとトニーの運命が変わるわけないは承知してるが、また観にいきたい気持ちが湧いてきてるのは、やはりミュージカルたる所以か?
でも、パンフレット欲しかったなあ。ディズニーの方針かもしれないけど、作らないならせめてネットのHPでパンフ並みの情報量を提供してくれてもよかったんじゃないかな。
スピルバーグの熟練の技に酔いしれる
オープニングショットから魅せるスピルバーグ版のウエスト・サイド・ストーリーは、とにかくカメラワークと照明が美しい。ミュージカルなのに、ダンスシーンではまるでアクション映画のように縦横無尽なカメラ(と言っても意味なく適当に動いているのではなく、それが次の場面へとスムーズに繋がっていく快感。)また、夜の場面の影を強調した照明、50年代、60年代の映画を思わせる美しい贅沢なセットが新しい映画なのにも関わらず、この映画に生まれながらのクラッシックな雰囲気を与えている。
最後まで一画面一画面が見事に構成されており、絵に関して飽きる暇がない。それぞれのグループを赤と青の異なる色彩で描き、恋が高まる場面ではカメラの逆光のフレアが大きくなり鮮やかな色に、不安や悲しみの場面では陰影が深くなり、棚や窓越しからの撮影でキャラクターがフレーム内の狭い空間に捕らえられているかのように見せる。ストーリーと音楽、映像が一体となり、監督スピルバーグ&撮影監督ヤヌス・カミンスキーの卓越した熟練の技を堪能出来た。
代表曲「アメリカ」「トゥナイト」「アイフィール・プリティ」等それぞれの場面が素晴らしいが特に「アメリカ」のストリートでのダンスの躍動感。「アメリカ」での主役マリアの兄の恋人、アニータを演じたアリアナ・デボーズの見事なダンスと演技の輝きは正直主役の二人を食ってしまっているほど。彼女の事は映画を見るまで知らなかったが、これから注目される俳優なのは間違いない。
旧作では当時の日本人にとってはわかりにくかったであろう移民間の人種の対立問題も実際にそれぞれの人種が演じている事と、言語の違いを強調する事でより鮮明になっている。明らかに新しい要素として入れられているトランスジェンダーのキャラクターへのわかりやすい差別だけではなく、同じ人種同士でも、実際には肌の色の濃さやヨーロッパのどこの出身かで微妙な差別がある事もわかってくる。近年の都市の問題であるジェントリフィケーションが実は主人公らをより生きにくい場所に追いやっていることも全編を通してほのめかされている。
正直言って、中盤はテンポを良くするために、削れるシーンもあったのでは?とも思ったが、オリジナルの「ウエスト・サイドストーリー」同様、古典的名作に将来なりえる見事な作品である事に間違いはない。映画を見る醍醐味を味わえる作品である。
素晴らしい!歌とダンスすごい。これぞ超一流。
これほどの愛なら
正しいか間違いかなんて
わからない
愛は人生そのもの
(劇中のセリフより)
・・・・・・・・・・・・・・・
若者たちのエネルギーがほとばしり
対立するギャング団
ポーランド移民のジェッツ団と
プエルトリコ移民のシャーク団
都市開発の始まった鬱屈した街の中に爆発する暴力、憎しみ、対立。
縄張り争いと喧嘩に明け暮れる不毛な日常。
根本では、どちらもマイノリティ同士 互いに生きづらさを感じている。アメリカという国の中で。
その辺りが、旧作よりもより掘り下げて描かれていると思う。
【人はどうして自分と違うものを受け入れられないのか?】
というテーマとも言える気がします。
トニーのように自分を見つめ直して立ち止まることなく、ギャング達は狭い視野と偏見に甘んじ、集団行動に流された結果、悲劇が起こる。
若い2人の愛と悲しみが、ラストで和解を生んだと信じたい。
旧作は一度観ただけなんですが、やはりスピルバーグということで、評判も聞いてIMAXで観て来ましたが、良かったーーー!
特に光ってたのが、3万人の中から選ばれたマリア役と、マリアの兄ベルナルドの恋人アニータ役の女優さん。素晴らしい。
というか、全体的にダンスと歌のレベルが超高くて、華やかで、見惚れます。こんなんぜったい日本は無理。
ニューヨークの「ロミオとジュリエット」ですね。
おすすめです。
ドスンときた!
スピルバーグのミュージカルドラマを見ていたので、ダンスや歌のシーンは期待していたけれど、期待以上の迫力でした!
正直、今この古いタイプのミュージカルを自分が受け入れられるか心配もあったけど、どんどん引き込まれて見終わった後、ずっしりとした感動がありました。
前作はちゃんと見ていないのですが、現代も続くアメリカの(世界のかな?)社会問題、それでも生きてる人々の力強さや、希望、ただのリメイクではない、現代を意識したメッセージが描かれていたと思います。
つまらなかった
タイトルや曲は知ってたけど、詳しいストーリーはそこまで知らずに、有名だしミュージカル系好きだしと思って楽しみに観に行きましたが、なんかこれじゃない感…
喧嘩だ決闘だってすぐ男の子たちがガチャガチャやりだして子供っぽくてくだらないな…と1時間ちょっと見て帰りました。
トニーはかっこよかったしマリアも歌が綺麗でよかった。
ダンスと歌は迫力があって感動したのでその分の星ですが、そもそもストーリーが好きじゃなくてつまらなかったので個人的にイマイチでした。
最高のリメイク
基本、話は同じですが、
骨太に、ダイナミックに、スタイリッシュに、ファッショナブルに、した感じでしょうか。
賛否あるみたいですが、
ミュージカルが好きじゃない、アメリカ文化に興味ない
って方には、受け入れられないかもですね。
舞台が1950年代で、グリースで固めた髪、50sファッション、角ばったデカいアメ車、当時の街並み、が出てきます。
オシャレで、超イカしてて、最高です。
アメリカ文化が大好きなので、それだけでも楽しめました。
こんな良リメイク観せられると、
『雨に唄えば』や、コッポラの『アウトサイダー』も、リメイク観たくなりました。
欠点を2点ほど言うと、
①マリア役の女優さんがな…個人的には、このキャスティングは…ごめんなさい。
②オリジナルもだけど、時間が長過ぎ…2時間37分は長い…途中で気持ちがダレた。
このリメイクは、オリジナルを知らなくても楽しめると思いますが、
オリジナルを観てた方が、このリメイクのセンスの良さが分かります。
スピルバーグって、やっぱスゴイ!!
リスペクト むんむん❗️
リメイクとしては大成功‼️
スピルバーグ監督、前作を真からリスペクトされてます😌
特に、画面の色使いがそのままで 作品に入り込めました。
また、街の人々の活気などは 前作にはない躍動感を感じました。
やはり 名作はいいなぁ😉👍️
躍動をフィルムに刻み込む
ミュージカルシーンの始まったときのワクワク感たるや。
肉体が激しく動いてそれを停めて見せるか、カメラが動いて見せるかの的確なチョイス。
最高っ!気持ち良すぎー!
ついでにやっぱり音楽も最高っっ!
でもう役者が歌って踊ってアクションしてそれを見ているだけで幸せ過ぎる時間。
危なかっしい場所(ボロアパートの非常階段、壊れかけの橋)で横へ縦へ斜めへの動くシーンもいちいちハラハラしてスピルバーグー、嬉しいー、となる。
古典のほうの映画は未見なのでストーリー的にどこまで忠実なのかわかりませんが、ちょっとしんどいなー気になるなー、と思う箇所もあり、ですがもうミュージカル&アクション映画として実に素晴らしかった。
みんなかっこいいしなー!
期待以上、好きな映画の1つに加わった
原作は未鑑賞。
突然踊り出し歌い出すことは、無骨で力強い男達が多い作品な事もあり、他同系統映画より寒々しさが出るかなと思っていたが、全く問題なかった。
華奢で若いマリア役は初めはヒロインに少し物足りないようにも感じたが、
18歳のマリアに相応しい若々しさと情熱の演技、
そしてなにより繊細で美しい歌声に気が付いたら心を奪われていた。
トニーの美男子ぶりには初めからトキメキが止まらず。。
話すように自然な歌と演技は
コミカルに見せる恋の盲目さや、思い通りに行かないもどかしさを強烈に表現していて素晴らしかった。
若気の至り、愛する人を想う発言・行動。
大人の正当性や納得性ではない、彼らの正義や信念がこの作品では正しく、鑑賞側に受け容れる余裕があれば
間違いなく刺さる作品だと思う。
アニタが襲われかけたとき、外に追い出されたリフの彼女が必死に止めている様子がとても印象に残っていて
対立する立場ながら同じリーダーを愛した同性であること、そこには敵味方でないという想いがあるようでグッときた。
踊るシーンしかあまりセリフのない中、ただの添え花でなく存在感と大きな意味をもたらしたシーンだと感じた。
定期的に見返したい(長いけど…)と思えた。
素晴らしい!
見事なリメイク
表題通りです。
バーンスタインの音楽が素晴らしいのは当たり前として、ダンスの華麗さ、歌唱の良さが旧作からさらに磨かれたように思います。最新の機器によりこの素晴らしいミュージカルが後世に残されるだけでもこの映画を制作した価値があるのだろうと思いました。
あまり旧作と比較しても、社会背景も異なるのだし、撮影技術や機器も進化したのだから意味がないのかなと。旧作のほうが美男美女度が高いようですが、新作は演者が歌っていますから説得力あります。
旧作ファン向けには大サービスキャストもいるし、若い世代にはミュージカルの古典として見ておいてほしいし、とりあえず一度は見ておくべき作品だと思います。
リメイクする理由や必要性はわからなかった
音楽やダンス、美術系の要素は文句なく素晴らしかったです!
ストーリーはそもそも好みではありませんが、変に改変せず情勢や背景の表現がさりげなく足されていて、わかりやすくなっていたと思います。
ただ、わざわざスピルバーグ版を観る理由は見つけられませんでした。
人に薦めるなら1961年版を観てもらえればそれでいいかなと思います。個人的にはキャストも旧版のほうが好きです。
前作同様に面白かった
ストーリーは、ほぼ前作の焼き写し。
だから面白かったのだが、前作のベルナルド役のジョージチャキリスの色気たっぷりのダンスに比べると、今回は見劣りした。
私にとっては、前作の映画の魅力の大部分はチャキリスのダンスだったので、今作は、そこが残念だった。
前作未見の人は、是非観て欲しい。
スピルバーグ!・・☆
伝説のミュージカル映画。
・・しかし、あまりにも古い作品のリメイクにもなるので、どうアレンジするかと
思われたが、さすがにスピルバーグ監督、今風のアレンジ満載で新しい作品に
仕上がっている。
歌われる曲は、順番が多少前後したり 違う状況で歌われたりもするが、
違和感なく物語は、進んでいく。
どれもスタンダードになっているような名曲がばかりだが、それよりも
やはり 全般を通してのダンスシーンが素晴らしい。
冒頭のシャーク団のダンスを始めとして、どれも良いが個人的には
やはり、体育館の「マンボ」のシーンが良かった。
「アメリカ」も良いが、こちらは旧作の方が楽しめる感じかなぁ・・。
マリア役のレイチェル・ゼグラーの歌がとても良くて、それほど好きでは
なかった「トゥナイト」をこの映画で聞きなおした。
全編にわたって映像が美しく、カメラワーク等 さすがにスピルバーグ!
旧作のリタ・モレノがキャスティングにあったので、どんな人に・・と思っていたら、
新しく登場したヴァレンティーナを演じていた。
この役は、旧作ではドクというおじいさんだったような気がする。
リタ・モレノは、エグゼクティブディレクターにも名を連ねており、その拘りも
面白く鑑賞。
彼女が終盤に歌う哀愁おびた「サムホェア」。
時間の流れを感じる。
旧作を知っている自分には、比較するということを含めて、とても楽しめる作品
になったが、若い人もしくはこの作品で物語と出逢った人にはやはり古臭い
映画となってしまったのかもしれないが・・
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