ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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初めて拝見
3000円のパンフレット...高すぎ。
スピルバーグ初のミュージカルと言うことで観てみた。昔の「ウエスト・サイド物語」は観たことがなく、有名なシーンとかギャング団が争うくらいしかしらなかったので、色々と新鮮ではあった。
「Mambo」は僕の知っている「ウーマンボ!」ってやつではなかったし、「TONIGHT」はディズニー作品の曲だと思ってたし。
1番驚いたのは、約24時間のお話なんですね。
ただ、長い。いや、長さは気にならないが、間延び感が気になった。歌部分もそんなに多くない気もした。約24時間の話ならもっとテンポ良くも出きるし、曲も追加できるのでは...これで2時間30分は長かった。
1961年版「ウエスト・サイド物語」の良さを活かしつつ「現在の私たちが見たい作品」に昇華させることに成功していた的な評価が多いが、この作品が初めての「ウエスト・サイド・ストーリー」の人にとってはそんなに響かなかった。
この作品はアカデミー賞の作品賞にもノミネートされているけど、それ程かなと疑問に思った。
あと、パンフが高い!通常版と豪華版で分けてほしかったな。残念。
MUSIC BY LEONARD BERNSTEIN
このクレジットにシビれた!いやぁしかし、めちゃくちゃよかったぞ‼️どうしてもロバート・ワイズ版が頭にあるから、なんでスピルバーグがこれ撮んねん?という穿った想いがあった。はじまりは、うーんいまひとつだなー、ってな感じだったけどマリアとトニーの出会いのシーンから変わった。なんかツーっと涙がでるのよ🥲。あの2人の表情、とくに目が心に刺さった。そこからは無我夢中😆。映画や劇団四季でもさんざん観てきたミュージカルだけど完全に新鮮な体験となった😁👌。ダンスシーンのキレと充実度がすごい。圧巻は「アメリカ」。これぞミュージカル映画の醍醐味‼️音楽・ダンス・撮影・演技の何もかもがピタッと一致して素晴らしすぎーる❗️おもえばスピルバーグがいちばん撮りかったのはここなんじゃないか?と勝手に断定😁。それくらいすごい。俳優さんたちのダンスはもちろん演技も相当なもの。スクリーンの隅にいる俳優さんすべてにスピルバーグの演出が行き届いているのもさすが。撮影はお馴染みのカミンスキー。ジョン・ウィリアムズと同じく彼抜きではスピルバーグ映画は成り立たない存在。今回も独創的な良い仕事をしている。そして音楽。レニーのお馴染みのナンバーが全編に流れるこの幸福感😊😆😄。あのメロディーとノリの良いリズムだけでなくオペラ的な要素もあるからコンサート形式の演奏を聴いてみたくなる。レニーは生前、ミュージカルの作曲者で有名になったことを多少残念がっていた。でも改めてこのナンバーを聴くと名曲中の名曲であることに疑う余地はない。このミュージカルを現代に蘇えらせたスピルバーグには感謝する(上から目線)。そしてドゥダメル指揮ニューヨーク・フィルのビックバンド的な軽妙なサウンドは適している。この映像にはフルオーケストラは合わない。あと、終盤の筋を忘れていたからか余計にシェイクスピアのメッセージが直に伝わってきて感動した。えー、ミュージカル?と思っている人たちにもぜひとも劇場で観てもらいたい名作だ😄
リメイクとしてはこれ以上ないくらいの出来
物語の大筋はオリジナル版をほぼ踏襲しており、数々の楽曲もそのまま再現されていて、スピルバーグの原作愛がひしひしと伝わってきた。
ただ、この名作を今リメイクした意図というものは余り見えてこなかった。オリジナル版と一緒であればわざわざ作り直す必要はないわけで、現代に合わせた解釈や改変がもっと大胆にあっても良かったような気がする。もっとも、それをやってしまうと確実に賛否が巻き起こってしまうだろうが…。それくらい名作のリメイクというのは難しい。
しかし、スピルバーグはどうしてもこの企画を成功させたかったのだろう。聞けば、インディージョーンズの続編を中断してまで本作の製作に勤しんだらしい。
では、原作をほぼ変えないまま作られた今回の製作意図がどこにあったか、と想像すると、自分はこういうことじゃないかとおぼろげに考える。おそらくスピルバーグはこの名作の存在を新しい世代の観客に伝えたかったのではないだろうか。
たとえ名作と言えどこれだけ古い作品になってしまうと、今の観客が鑑賞する機会というのはそうそうないと思う。であるならば、リメイクすることで新しい観客に知ってもらおう、と考えるのはありそうな話である。
気が付けばスピルバーグも75歳。もはやハリウッドの重鎮と言える存在にまで登り詰めている。そんな彼がこれから先の映画界のことを考えて、過去の名作を現代に甦らせて今の世代に伝えていく、と考えるのは何ら不思議なことではない。本作にはそんなスピルバーグの”映画愛”が込められているような気がした。
オリジナル版は移民や貧困といった社会問題を取り入れたストーリーで、それまでの華やか一辺倒だったミュージカル映画に新風を吹き込んだと言われている。今回のリメイク版もそこはかなり重視されており、今のアメリカ社会に通じる風刺性が感じられた。60年以上も前の作品が、現代でも違和感なく受け取れてしまう所に、これらの問題の根深さが窺い知れる。
尚、オリジナル版ではプエルトリコ系のシャーク団は白人俳優が黒塗りをして演じていたが、本作ではリアリティを追求するために南米系の俳優に演じさせている。このあたりはオリジナル版にはない本作ならではの”こだわり”だろう。オリジナル版から大きくアップデートされた点だと思う。
もう一つ、本作にはアップデートされたことがある。それはジェット団の中にトランス・ジェンダーのメンバーがいることだ。このキャラクターはメインのドラマにそれほど大きく関わってくることはないが、昨今のハリウッドの潮流である”多様性”を体現するキャラクターになっている。こうした所に目配せしたのも今回のリメイク版の新味だ。
映画自体の出来は、絢爛豪華な映像、ダイナミックな演出、心に響く歌唱の数々など、全てにおいてエンタテインメントとしての完成度が高く、大変満足できた。
特に、前半のダンスパーティーのシーン、中盤の『アメリカ』の群舞シーンは圧巻である。映像の作り込みと迫力はおそらくオリジナル版を超えているだろう。
但し、唯一、ジェット団とシャーク団の決闘シーンの後に挿入される装飾店のミュージカルシーンは、それまでのシリアスなトーンが壊された感じがして興を削がれた。オリジナル版ではどうだったか?随分以前に観たので覚えていないが、ここはカットしてそのまま終盤に繋げてもらった方が、観ているこちらとしては気持ちよく乗って行けたかもしれない。
また、恋愛ドラマとして見た場合、説得力という点でやはり苦しい面はある。元々が古いミュージカル映画であるし、それをそのままリメイクしているのだから仕方がないかもしれないが、トニーとマリアの恋愛感情が上滑り気味で、どこか稚拙さを感じてしまうのだ。愛に犠牲は付き物と言うが、身近な人が次々と犠牲になってもまだ彼らは愛を貫くのか…と。
キャスト陣は実力派揃いで申し分なかった。特に、アニータ役のアリアナ・デボーズは力強い歌声とダンスが大変魅力的だった。ブロードウェイではすでに主演経験もあり、実力は折り紙付きである。
また、本作にはオリジナル版でアニータを演じたリタ・モレノが出演している。しかも、トニーの保護者という重要な役どころで、往年のファンにとっては感慨深いものがあるに違いない。
アニータ、圧巻の存在感!!!!
スピルバーグの最高傑作と言っても良いのではないか・・・?
長い事、ウエストサイド物語(旧作を最近はこう呼ぶらしい)が最高のミュージカルで、それを凌ぐ作品に出会った事が無かったので、だんだんミュージカルが嫌いになりかけていたのだが、スピルバーグのこの作品に出会って初めて自分の中の最高傑作ミュージカルが更新された。アニメミュージカルは数多くの傑作がある。だが個人的感想は、実写版のミュージカルではウエストサイド物語とサウンド・オブ・ミュージックが最高だと思って来た。勿論、良い作品は他にもたくさんある。シェルブールの雨傘やメリー・ポピンズ、フェイムにヘアーなどなど・・でもようやく今日出会えた。何故か。それは今までのミュージカルはブロードウェイの映画化が多かったせいだと気が付いた。それは最初の30分、なかなかダンスにこちらの気持ちが入れなくて、後ろの背景が邪魔でダンスが見えないと思ったのだ・・実はそれは当たり前で今までのミュージカルは舞台の背景のようにシンプルにして踊りを際立たせていたのだ。ところがスピルバーグは違った。あらゆる映像言語を駆使して、集大成と言ってもいいような映像技術で、スピルバーグのC-3POと言われるカミンスキーのカメラはまさに世界で初めて映画の中でミュージカルと言う夢の世界を展開させて見せたのだ。これは言うなれば実写版レディ・プレイヤー1。それゆえにキャストに要求される歌と踊りには従来以上の能力が要求されることとなる。これを見事に実現させた、今作品の全スタッフ、役者にそしてスピルバーグに心からの賛辞を。全く以て素晴らしい。
今なお伝えるべきものが、このリメイク映画にある。
2時間37分と長い映画でしたが、あまり長さを感じさせませんでした。オリジナルの映画を見ていたので、前半の導入部はだいたい同じようでしたが、決闘への流れの辺りから、ストーリーの骨子は踏まえながらも、演出が全然違う展開が出てきました。
NYの有色人種プエルトリカンがスペイン語で話すのを、何度も白人が英語で話せというシーンが出てきます。スペイン語が少し分かるのとラティーノの英語に馴染んでいるので、この言葉のやり取りはとても面白く見ました。この言葉の違いは重要です。
踊りの振付や曲目は古い映画とほぼ同じ内容だったので、リメイクする意味は何?と見ていました。後半からは特に現代に合わせた場面設定や踊りなど全く違うところもあり、複雑化する人種問題を見据えて、今なお解決できていない社会問題として人々に訴えているのではと思いました。エンドロールで「父へ」とあったのは、悲しいけどまだ現実はこうなのだということを。
アメリカのサイトを読んでみると、ブロードウェーの舞台も踏まえ、賛否両論ありますが、おおむねは評価しているのが多いです。
マリアはプエルトリカンなのでスペイン語がネイティブ。英語はスペイン語訛りになります。そのマリア役はレイチェル・ゼグラーが約3万人の中から射止めたとのこと。アメリカ人ですが母親はコロンビア出身。家庭の中でスペイン語も話せたのでしょうね。彼女のスペイン語とスペイン語訛りの英語はとても良かった。
バレンティーナ役のリタ・モレノは、オリジナル映画にもマリアのお兄さんの恋人役アニータで出演しており、製作総指揮の一人としてクレジットされています。彼女は本当のプエルトリカンです。
更に調べてみると、マリアのお兄さんベルナルド役はデビッド・アルバレスでカナダ人ですが両親はキューバ出身。道理で本物のラティーノでした。
プエルトリカンがダンスホールで踊るとき「マンボ」と言ってみんなで踊ります。人種のぶつかり合いと、プエルトリコの絆を大事にするその「血」が、ダイナミックな踊りとなり、ニューヨークにおけるアイデンティティの象徴である「サルサ」へとつながっていくのだと、一人勝手に信じています。
主人公のトニーとマリア、ベルナルドなど、オリジナル映画の俳優たちの方が個人的には好きで、全体的にも当時の現場をリアルに伝えているようでしっくりきました。
待ちこがれていました
この映画は気になっていたし昨年の公開が伸びた時は正直がっかりした。映画をみた今言えることは、同じプエルトリコ人街を舞台に描いたミュージカル「インザハイツ」は序曲だったのかなとさえ思ってしまう。
もちろんストーリーは知っている。結末だって知っている。流れる音楽も知っている。そして旧作の出だし。マンハッタンを空撮してそのバックに口笛。
スピルバーグ版も、一見同じビルが写ってるのかと思いきや……歌の出方も微妙に違う。それでも迫力に、そう街角でのダンスシーンには圧倒された。
マリアとトニーの運命が変わるわけないは承知してるが、また観にいきたい気持ちが湧いてきてるのは、やはりミュージカルたる所以か?
でも、パンフレット欲しかったなあ。ディズニーの方針かもしれないけど、作らないならせめてネットのHPでパンフ並みの情報量を提供してくれてもよかったんじゃないかな。
スピルバーグの熟練の技に酔いしれる
オープニングショットから魅せるスピルバーグ版のウエスト・サイド・ストーリーは、とにかくカメラワークと照明が美しい。ミュージカルなのに、ダンスシーンではまるでアクション映画のように縦横無尽なカメラ(と言っても意味なく適当に動いているのではなく、それが次の場面へとスムーズに繋がっていく快感。)また、夜の場面の影を強調した照明、50年代、60年代の映画を思わせる美しい贅沢なセットが新しい映画なのにも関わらず、この映画に生まれながらのクラッシックな雰囲気を与えている。
最後まで一画面一画面が見事に構成されており、絵に関して飽きる暇がない。それぞれのグループを赤と青の異なる色彩で描き、恋が高まる場面ではカメラの逆光のフレアが大きくなり鮮やかな色に、不安や悲しみの場面では陰影が深くなり、棚や窓越しからの撮影でキャラクターがフレーム内の狭い空間に捕らえられているかのように見せる。ストーリーと音楽、映像が一体となり、監督スピルバーグ&撮影監督ヤヌス・カミンスキーの卓越した熟練の技を堪能出来た。
代表曲「アメリカ」「トゥナイト」「アイフィール・プリティ」等それぞれの場面が素晴らしいが特に「アメリカ」のストリートでのダンスの躍動感。「アメリカ」での主役マリアの兄の恋人、アニータを演じたアリアナ・デボーズの見事なダンスと演技の輝きは正直主役の二人を食ってしまっているほど。彼女の事は映画を見るまで知らなかったが、これから注目される俳優なのは間違いない。
旧作では当時の日本人にとってはわかりにくかったであろう移民間の人種の対立問題も実際にそれぞれの人種が演じている事と、言語の違いを強調する事でより鮮明になっている。明らかに新しい要素として入れられているトランスジェンダーのキャラクターへのわかりやすい差別だけではなく、同じ人種同士でも、実際には肌の色の濃さやヨーロッパのどこの出身かで微妙な差別がある事もわかってくる。近年の都市の問題であるジェントリフィケーションが実は主人公らをより生きにくい場所に追いやっていることも全編を通してほのめかされている。
正直言って、中盤はテンポを良くするために、削れるシーンもあったのでは?とも思ったが、オリジナルの「ウエスト・サイドストーリー」同様、古典的名作に将来なりえる見事な作品である事に間違いはない。映画を見る醍醐味を味わえる作品である。
素晴らしい!歌とダンスすごい。これぞ超一流。
これほどの愛なら
正しいか間違いかなんて
わからない
愛は人生そのもの
(劇中のセリフより)
・・・・・・・・・・・・・・・
若者たちのエネルギーがほとばしり
対立するギャング団
ポーランド移民のジェッツ団と
プエルトリコ移民のシャーク団
都市開発の始まった鬱屈した街の中に爆発する暴力、憎しみ、対立。
縄張り争いと喧嘩に明け暮れる不毛な日常。
根本では、どちらもマイノリティ同士 互いに生きづらさを感じている。アメリカという国の中で。
その辺りが、旧作よりもより掘り下げて描かれていると思う。
【人はどうして自分と違うものを受け入れられないのか?】
というテーマとも言える気がします。
トニーのように自分を見つめ直して立ち止まることなく、ギャング達は狭い視野と偏見に甘んじ、集団行動に流された結果、悲劇が起こる。
若い2人の愛と悲しみが、ラストで和解を生んだと信じたい。
旧作は一度観ただけなんですが、やはりスピルバーグということで、評判も聞いてIMAXで観て来ましたが、良かったーーー!
特に光ってたのが、3万人の中から選ばれたマリア役と、マリアの兄ベルナルドの恋人アニータ役の女優さん。素晴らしい。
というか、全体的にダンスと歌のレベルが超高くて、華やかで、見惚れます。こんなんぜったい日本は無理。
ニューヨークの「ロミオとジュリエット」ですね。
おすすめです。
ドスンときた!
つまらなかった
最高のリメイク
基本、話は同じですが、
骨太に、ダイナミックに、スタイリッシュに、ファッショナブルに、した感じでしょうか。
賛否あるみたいですが、
ミュージカルが好きじゃない、アメリカ文化に興味ない
って方には、受け入れられないかもですね。
舞台が1950年代で、グリースで固めた髪、50sファッション、角ばったデカいアメ車、当時の街並み、が出てきます。
オシャレで、超イカしてて、最高です。
アメリカ文化が大好きなので、それだけでも楽しめました。
こんな良リメイク観せられると、
『雨に唄えば』や、コッポラの『アウトサイダー』も、リメイク観たくなりました。
欠点を2点ほど言うと、
①マリア役の女優さんがな…個人的には、このキャスティングは…ごめんなさい。
②オリジナルもだけど、時間が長過ぎ…2時間37分は長い…途中で気持ちがダレた。
このリメイクは、オリジナルを知らなくても楽しめると思いますが、
オリジナルを観てた方が、このリメイクのセンスの良さが分かります。
スピルバーグって、やっぱスゴイ!!
リスペクト むんむん❗️
躍動をフィルムに刻み込む
ミュージカルシーンの始まったときのワクワク感たるや。
肉体が激しく動いてそれを停めて見せるか、カメラが動いて見せるかの的確なチョイス。
最高っ!気持ち良すぎー!
ついでにやっぱり音楽も最高っっ!
でもう役者が歌って踊ってアクションしてそれを見ているだけで幸せ過ぎる時間。
危なかっしい場所(ボロアパートの非常階段、壊れかけの橋)で横へ縦へ斜めへの動くシーンもいちいちハラハラしてスピルバーグー、嬉しいー、となる。
古典のほうの映画は未見なのでストーリー的にどこまで忠実なのかわかりませんが、ちょっとしんどいなー気になるなー、と思う箇所もあり、ですがもうミュージカル&アクション映画として実に素晴らしかった。
みんなかっこいいしなー!
期待以上、好きな映画の1つに加わった
原作は未鑑賞。
突然踊り出し歌い出すことは、無骨で力強い男達が多い作品な事もあり、他同系統映画より寒々しさが出るかなと思っていたが、全く問題なかった。
華奢で若いマリア役は初めはヒロインに少し物足りないようにも感じたが、
18歳のマリアに相応しい若々しさと情熱の演技、
そしてなにより繊細で美しい歌声に気が付いたら心を奪われていた。
トニーの美男子ぶりには初めからトキメキが止まらず。。
話すように自然な歌と演技は
コミカルに見せる恋の盲目さや、思い通りに行かないもどかしさを強烈に表現していて素晴らしかった。
若気の至り、愛する人を想う発言・行動。
大人の正当性や納得性ではない、彼らの正義や信念がこの作品では正しく、鑑賞側に受け容れる余裕があれば
間違いなく刺さる作品だと思う。
アニタが襲われかけたとき、外に追い出されたリフの彼女が必死に止めている様子がとても印象に残っていて
対立する立場ながら同じリーダーを愛した同性であること、そこには敵味方でないという想いがあるようでグッときた。
踊るシーンしかあまりセリフのない中、ただの添え花でなく存在感と大きな意味をもたらしたシーンだと感じた。
定期的に見返したい(長いけど…)と思えた。
素晴らしい!
見事なリメイク
表題通りです。
バーンスタインの音楽が素晴らしいのは当たり前として、ダンスの華麗さ、歌唱の良さが旧作からさらに磨かれたように思います。最新の機器によりこの素晴らしいミュージカルが後世に残されるだけでもこの映画を制作した価値があるのだろうと思いました。
あまり旧作と比較しても、社会背景も異なるのだし、撮影技術や機器も進化したのだから意味がないのかなと。旧作のほうが美男美女度が高いようですが、新作は演者が歌っていますから説得力あります。
旧作ファン向けには大サービスキャストもいるし、若い世代にはミュージカルの古典として見ておいてほしいし、とりあえず一度は見ておくべき作品だと思います。
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