ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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終わってみれば面白かった。
ミュージカル系が苦手な上、前半話が面白くなく、分かってはいたが後悔。。。 と思いきや決闘から一転、あれ?話しが急に面白くなった!そのまま後半は良かった!一気に評価20→3.5へ
物語を抜きにしたら、映像は洒落ていたし、素敵な映画だった。
ただ、ちょっと長かかったな。。。
リメイクだからってここまで高揚できる映画もそうそうない
超超超超素晴らしい。冒頭のほうからグイグイくる。明らかに古典のルックスでありながら現代的アクション&ダンスを堪能できる。バーンスタインのスコアはやっぱり超絶凄いのはズルいくらいだけどその音楽と共に駆け出す躍動感を的確に捉えている前半だけで、その動きだしでウルウルくる。ウエストサイド物語は正直そこまで好きな訳ではないけどサントラは何度も聴いてるので、その音楽に負けない映画を現代に再生できてるだけでも凄いなぁと。逆にヴォーカル(特に脇役)は昔の方が個性的でサントラのほうは負けてるかも。
でも、これ確かミュージカルが街に出たことの衝撃で永遠の映画になった風に聞いてたけど、その後「シェルブールの雨傘」もあったり、そもそものロミジュリでいうとバズ・ラーマンのもあり、いろんなのを経て「ララランド」があってからの原点回帰からか街中で踊り出しても違和感はない。むしろ今のほうがすっきり飛び込んでくるくらい。にしても、やっぱりあの貧民窟の掃き溜めの美しい花、そしてラブシーンは今いつの時代の何を見てるのかわからなくなるくらい素晴らしい。
リメイクと聞いて、そうか今の時代にあってるかもと思える民族のネタ、対立の愚かさ、そして全体的にバーンスタインサウンドを今の映画館でガーンと聴かせるのはスターウォーズのオープニングを今の映画館で体感するのに近い。チラッとシンゴジラで伊福部サウンドに涙したのに似てる(笑)。シンウエストサイド物語的な要素もありますね。久々にポップコーン買って映画館に入ったけど、まったくポップコーンに手が伸びなかったな。
みなさん辛口でビックリ!私にとって余裕の星5です
公開初日に見て、興奮冷めないままこのレビューにたどりつきました。
もちろん1961は大好きな作品ですので今まで何度も観ていますが、この2021バージョンは圧巻の一言。
事前に情報仕入れずに観たので、最初は「あの名作をリメイクするって、凄い勇気やな」と思っていました。1961が絶対の評価を得た作品である以上、良い作品でトントン、ちょっとでも色あせる内容であれば絶対批判食いますからね。
で、監督がスピルバーグって書いてあって納得。
名匠だからこそ、批判を恐れず自由に作れたんですね。
ストーリーそのものはおおむね1961と同じですが、ダンスシーンが素晴らしい。
アメリカにはこれほどたくさんの優秀なダンサーがいるんだと、びっくりし続けました。
ダンスのレベルがすごく高く、動きの洗練さ・同時性・撮影方法など、まばたきを忘れるくらい素晴らしいシーンの連続でした。
ダンスで感情を表現する、ということに関しては、過去の映画の中でもトップクラスでしょう。
いや、演技も素晴らしかったですよ。切ないシーンも多く、途中8回ぐらい泣きました。
過去の作品と同じものを作っても批判され、違う切り口で作ってもだいたい批判される名作のリメイク。
巨匠は、現代だからこそできる撮影技術(ドローンや優れた映像・録音技術等)を名作に加え、ダンスを歌を進化させ、しかも物語のあらすじを変えることなく、完成させた見事な手腕に、心から拍手を送りたいと思います。
これから50年間、この2021バージョンが「ミュージカル映画の傑作」と言われ続けると確信します。
光と影、上から下から存分に100点満点の演技を楽しむ
そもそもミュージカルを映画にする意味はなんなのか。
と思って観に行く。
舞台は豊洲のアラウンドトーキョーのように回転する客席こそあれ、基本的には正面からしか観る事が出来ない。
映画では上からの俯瞰も、下から舐めるように撮影することも可能だし、光と影を存分に使える。
オープニングにもエンディングにも影が効果的に使われていた。
舞台では日々の俳優のコンディションもあるが、撮り直しの効く映画では俳優たちのパーフェクトな100点満点の演技を楽しむことが出来る。
絶対に舞台のミュージカルができないことを次から次へとやってのけ、映画にする意味を存分に感じられるのだ。さすがのスピルバーグ作品だ!
とりあえず吹き替えで観て原曲の響きを存分に楽しんだ。
ストーリーは起承転結を四コマ漫画で表現できるくらいシンプルなので、その分、歌やダンスや衣装も楽しむ余裕がある。
衣装の色のコントラストがとても美しいし、キレのあるダンスも完璧だ。
最初は、どうでもいい不良同士の抗争で、ヤンキー漫画を映画にした今日から俺はと変わらないくだらない喧嘩のように思えるのだが、後半になると民族間の対立の根深さを感じ、やがてメンツをかけて戦わねばならない男VS恋と平和を望む女という構図にも思えてくる。
時代を超えて幼少期からワルたちを見てきたばーちゃんの視点からすると本当にやるせない。ばーちゃんが歌うからこそ歌詞の意味が俯瞰的に思える。
元ネタを生かすも殺すも腕次第なのだが、生かしきって間違いのないパーフェクトな映画に仕上がっていた。
だからと言って星5つにはならない優等生的もの足りなさもあるのだけど。
とにかく、主演の声優が宮野真守と聞き、吹き替え版も観に言ってしまいそうだ。ブラボー!
帰りにニューヨークバーガーを泣きながら食った😭
新星レイチェル・ゼグラーに酔いしれた
伝説のミュージカル作品を巨匠スピルバーグ監督が再映画化するということで楽しみにして公開初日に鑑賞しました。運命に翻弄されながらも真実の愛を求めあう男女のせつないラブストーリー。
新たに生まれ変わって誕生した本作は期待通りの作品に仕上がっていてマリア役を演じた新星レイチェル・ゼグラーの圧巻の歌唱力に酔いしれました。素晴らしい名曲とダンスシーンをスクリーンで堪能出来て大変満足です。
2022-30
とりあえず映画見たなぁの満足感
さすがスピルバーグ、胸にグッと迫る
いくら身長差があるからって彼がプエルトリカンでないことくらいすぐ分かるだろうとか、出会って2〜3日の彼と血を分けた兄で彼の方を取るのはどうかとか言い出してはいけない。
スピルバーグがこの映画に着手すると報じられた当初本国では「なぜ今?求められているのか?」といった冷めた批判が多かったと読んだが、スピルバーグはそんなヘマはしない。人種だけでなく性の多様性や銃の怖さ、オリジナルキャストへのリスペクトなども入れてきて、批判を跳ね飛ばした。
こういう労働者階級の争いの根底には貧しさや生きづらさがあるのだと思うが、それが本質から目を背け何故か実は似た者同士の憎み合いになっている。この映画の中では、開発によって自分達の街から立ち退きを迫られていることを背景に、社会に問題があるのだとも言う。実際、私達から見たらプエルトリカンも白人みたいだ。
この映画のダンスはちょっとバレエ寄りだったが、遡ればジャニーズ安室ちゃんEXILEやBTSなど大勢のダンスがビタッと決まっている様子は見ていて快感なのだ。誘われても絶対踊りたくない私ですら体が動きそうになる。しかも単なるダンスでなく台に乗ったり降りたり柵を越えたり等もあり、撮影に相当時間かかってるよなーと思わせる。
あと、歌。実際に生で歌っているようで、アンセル・エドゴートの喉が震えているのも見える。マリア役の歌声もキレイ。
にしてもパンフレット2,970円とは!ほぼ毎回パンフレットを買う私でも、誰が買うねんバーカ、と思ったが、観終わった後、買っていた。重い。入手した資料全部まとめたって感じ。読みきれないよー
ヤヌス・カミンスキーか素晴らしい‼️
一目惚れは!とは!
さすがにスティーブンスピルバーグ
ダンスも歌も素敵で素晴らしかったです
1番切なかったのは、ジェット団の"仲間"に入れて貰えないFtMの子。男の所有物としての美しい女子も、喧嘩の出来ないお坊ちゃんですら性別男ってだけであっさり仲間になれるのに、FtMの子は組織に大きな貢献をしないと認められないという。私は女ですが、このキャラに簡単に自分を置き換えることが出来ました。男優位社会での「同等に振る舞いたい」女の扱われ方と同じだから。
銃の持ち主を突き止めてやっと仲間として「認めて貰えた」とき、彼は嬉しかったでしょうが、私は反吐が出そうでした(^.^)
1961年版にも出てくるキャラクターだそうですね。見てみます。
映画はとても見応えあって楽しかったです♡
流石スピルバーグ
スピルバーグは何をしたかったのか?
スピルバーグ好きとして、楽しみと不安を抱えて見に行きました。
私には何をしたかったのかわからない、残念な物に感じました。何一つオリジナルを超えておらず、ポリコレアピールも不発。オリジナル崇拝者ではないのですが。
好みと言われればそれまでですが、先ずキャストが全て残念。お巡りさんだけは良かったかな。誰一人印象に残らず感情移入出来ず。主役級もイケてなく感じました。
ミュージカルでクラシカルなアレンジの楽曲なので、2021年に制作されている感ゼロです。歌ったり、劇伴が流れると全くシリアスさを感じられずコメディのようでした。なのに命をやりとりするストーリーって。ラストもマリアに無理やり歌わせなくとも‥。
ほぼ良いところを見出せなかったが、時代を感じさせる見事な風景の特殊効果だけは凄かった。でもオリジナルを見ればいいのであって、いっそ現代に置き換えて作ってほしかったなあ。
スピルバーグも、オリジナルも好きです。本作はもう観なくともよいけれど、スピルバーグの才能の枯渇がかなり進んでいるようで寂しく感じた作品でした。
色褪せない名曲の数々 ✨
キレのあるダンスシーンが素晴らしい。
アニータを演じたアリアナ・デボーズの圧巻のダンスシーンに魅了された。既視感が…と思いながら観ていましたが、映画「ザ・プロム」で主人公エマの親友役で出演されていました。
移民グループの抗争が軸となる為、感情移入が難しい箇所も有りますが、その障壁を超え愛を誓う若い二人の姿は美しく、素晴らしい楽曲、美しい色彩、キレのあるダンスシーンの数々、とても見応えがありました。
映画館での鑑賞
もう一回古い方も見てみよ。
古い方も見たことあるけど別物に感じる。ストーリーは同じだし、音楽も同じだけどね。予習しなかったから復習しよ。
トニー役の彼はBABY DRIVERの彼よね?こんなに大きかった?と、ヒロインがね…なんかね…もう少し…好みじゃなかった。
吹替え版も歌は吹き替え無し
移民の問題に対して実感が無いせいでしょうか、登場人物達に共感しにくいんですよね。
もっと言ってしまえば、嫌悪感すら持ってしまう。
そのせいか、ストーリー自体はあまり面白いと感じなかったんです。
それでも、踊りながら道を進むシーンはワクワクするし、体育館での対決する様なダンスは見ていて楽しいし、『トゥナイト』を聞けた時の満足感等、映画としては楽しめました。
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