「ミュージカルは見応えあり。でも、ストーリーが…」ウエスト・サイド・ストーリー 臥龍さんの映画レビュー(感想・評価)
ミュージカルは見応えあり。でも、ストーリーが…
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ミュージカルの最高傑作ともいわれる本作のリメイクをスピルバーグが担当したということで観に行きました。
結論から言うとストーリーがいまいち。
映像も音響もミュージカルもキャストも非常に素晴らしく見応えがあったのですが、いかんせんストーリー自体が極めて単純明快で中身が薄い。要はヤンキーの縄張り争いがもつれて、殺意はなかったのに偶発的に人が死んでしまってさあ大変!みたいな内容。
その中に人種を超えた愛やアメリカ社会の根深い人種差別、不遇な家庭に生まれた若者の行き場のなさなど、大きなテーマも含まれてはいるのですが、それにしてもちょっと内容が薄いなあと。個人的にヤンキーの縄張り争い的なストーリーがどうもくだらなくて苦手っていうのもあるんですが。
本作は原作も含め初見なのですが、こんな感じで物語が進むんだろうなというのが全部読めてしまって『ああ、やっぱりそうくるよね』って感じが続いて途中から眠くなってしまいました。
でも、音響、映像、ミュージカルは本当に素晴らしかったです。
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kazzさんのコメント
2025年1月6日
臥龍さん、コメントバックありがとうございます。
この物語は古典がベースですから、ご指摘のとおり展開は短絡的ですよね。
映画の楽しみ方は人それぞれなので、他の方のレビューで学ばせてもらうことは私にもよくあります。
臥龍さんも素直な切り口で述べられていて、参考になります。