「スピルバーグはすごいね」ウエスト・サイド・ストーリー かとしさんの映画レビュー(感想・評価)
スピルバーグはすごいね
スピルバーグのスリリングな演出のうまさは、やはり天才的。
過去作見ても分かると思う。
絵作りや演出、カメラワーク、光の陰影、色使いなどなど、映画の面白さを知り尽くしている。
それに加えてヤヌス・カミンスキーの撮影の素晴らしいこと。
本作でもその才能が遺憾なく発揮されていて、ダンスシーンの迫力は圧巻。
スピルバーグの映像作家としての力量にバーンスタインの楽曲のクオリティーの高さ、そしてダンサー・シンガーのパフォーマンス素晴らしさが加わり、スクリーンに釘付けになった。
それにトニーとマリアの純愛が切なくて、胸が苦しくなる。男女が恋をして愛し合うことの尊さが痛切に伝わってくる。
非常に質の高い作品を見せてもらって、貴重な映画体験であった。
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