「MUSIC BY LEONARD BERNSTEIN」ウエスト・サイド・ストーリー ぼぶさんの映画レビュー(感想・評価)
MUSIC BY LEONARD BERNSTEIN
このクレジットにシビれた!いやぁしかし、めちゃくちゃよかったぞ‼️どうしてもロバート・ワイズ版が頭にあるから、なんでスピルバーグがこれ撮んねん?という穿った想いがあった。はじまりは、うーんいまひとつだなー、ってな感じだったけどマリアとトニーの出会いのシーンから変わった。なんかツーっと涙がでるのよ🥲。あの2人の表情、とくに目が心に刺さった。そこからは無我夢中😆。映画や劇団四季でもさんざん観てきたミュージカルだけど完全に新鮮な体験となった😁👌。ダンスシーンのキレと充実度がすごい。圧巻は「アメリカ」。これぞミュージカル映画の醍醐味‼️音楽・ダンス・撮影・演技の何もかもがピタッと一致して素晴らしすぎーる❗️おもえばスピルバーグがいちばん撮りかったのはここなんじゃないか?と勝手に断定😁。それくらいすごい。俳優さんたちのダンスはもちろん演技も相当なもの。スクリーンの隅にいる俳優さんすべてにスピルバーグの演出が行き届いているのもさすが。撮影はお馴染みのカミンスキー。ジョン・ウィリアムズと同じく彼抜きではスピルバーグ映画は成り立たない存在。今回も独創的な良い仕事をしている。そして音楽。レニーのお馴染みのナンバーが全編に流れるこの幸福感😊😆😄。あのメロディーとノリの良いリズムだけでなくオペラ的な要素もあるからコンサート形式の演奏を聴いてみたくなる。レニーは生前、ミュージカルの作曲者で有名になったことを多少残念がっていた。でも改めてこのナンバーを聴くと名曲中の名曲であることに疑う余地はない。このミュージカルを現代に蘇えらせたスピルバーグには感謝する(上から目線)。そしてドゥダメル指揮ニューヨーク・フィルのビックバンド的な軽妙なサウンドは適している。この映像にはフルオーケストラは合わない。あと、終盤の筋を忘れていたからか余計にシェイクスピアのメッセージが直に伝わってきて感動した。えー、ミュージカル?と思っている人たちにもぜひとも劇場で観てもらいたい名作だ😄