「視野が狭い」ウエスト・サイド・ストーリー 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
視野が狭い
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若者たちの視野が狭くて、いいかげんにしろよと思うのだけど、ネットやスマホもない当時では仕方がないのかとも思うし、現代でもネットやスマホがあっても視野が狭い人はたくさんいる。視野の狭さこそが若者とも言えるのかもしれない。地域の幼馴染みの友情が生涯不変であると確信しているようだし、住んでいる地域が世界の全てであるかのように思っていて、それは法律や人の命より重いと錯覚している感じがすごくする。喧嘩なんか行かずに部屋で寝てれば何もなく過ごせていただろう。拳銃を持っているなら、天井に向かって威嚇射撃して解散させればいいのにとも思う。友達が刺されたからと言って恋人のお兄ちゃんを刺し殺すことないだろう。すべてが悪い方に転がる。
恋愛も出会ってほんの1日か2日で、激烈に恋が燃え上がっているし、相手のことを何も知らないし、もし何も仕事もできない相手だったらどうするのだと思う。
現代とは全く違う空気感がすごい。カメラとか照明とか美術とかがきっとすごいのだろう。本当にその当時のその場所でカメラを回しているようだ。
ただ、ちょっと長くて眠くなる。
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