劇場公開日 2022年2月11日

「老いた、、IMAXで観ながら そう思った。」ウエスト・サイド・ストーリー イコンさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0老いた、、IMAXで観ながら そう思った。

2022年2月11日
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1961年の12月に公開された『ウエストサイド物語』は私のクリスマスプレゼントとして家族でテアトル東京でシネラマで観た。

冒頭の空撮でニューヨークに引き込まれ、ソウルバスのタイトルに最先端のアートディレクションを感じ、ジョージ・チャキリスの足が巨大画面、いっぱいに映り、それからの怒涛の歌と踊りラス・タンブリン(その後、来日した時、日生劇場で観た)タッカー・スミスのカッコよさに痺れ、リタ・モレノの「アメリカ」で沸騰した。 その後、ロンドンでもチャキリスがsトニー役の舞台も観た。

ウエストサイド物語は私が観た生涯の最高作だと思った位だ。

それは スピルバーグも同じで、15歳の時に父親と劇場に行き、翌日からは食卓でスピルバーグは全ての歌を諳んじる程、夢中になっていた。

だから、今度の『ウエストサイドストーリー』のエンドロールでは 『父に捧げる』と献呈されている。

しかし 情に棹とは禁物なのだ。  リタ・モレノに温情を与えたのも含め、巨匠の眼に曇りを感じた。

巨匠の最大の失敗作、、、1961年にあの感動を味わった者は押並べて思うだろう

イコン