「スープカリー」KESARI ケサリ 21人の勇者たち chazさんの映画レビュー(感想・評価)
スープカリー
シク教徒以外にとっては、平凡なアクション映画。
長くて、薄い。
この手の映画が荒唐無稽なのは、何処も同じ。
徹底的に荒唐無稽に徹しているので、その点は潔いともいえる。
冒頭に、特定の何かを誹謗するものではない、とのコメントが入るが、イスラム聖職者が野蛮で卑怯に描かれ、神の名で首斬りが行われ、爆弾を括り付けられたイスラム教徒が爆死するなど、反イスラムの感情を持つインド人に露骨に媚びているのは、見苦しい。
彼の地の映画館では、観客がこれを見て盛り上がるのだろうか。
まぁ、こうしたナショナリズム映画はどこの国でも作られてきたから、この映画だけを非難はできないけどね。
史実を学べると期待してはいけません。
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