「まさに壮絶の一言。信じるもののための、切なすぎる戦い。」KESARI ケサリ 21人の勇者たち 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに壮絶の一言。信じるもののための、切なすぎる戦い。
【賛否両論チェック】
賛:己の正義を貫くために、絶体絶命の戦いへ身を投じていく主人公達の姿が、切なくも勇ましい。アクションシーンのスケールも圧倒的。
否:戦場でのグロテスクなシーンがかなり多いので、苦手な人には向かない。インド映画特有の演出もある他、宗教色もあり。
1万人の敵を相手に、自らの正義を貫くため、たった21人(ともう1名)で戦いを挑んでいった男達の物語だけあって、そのストーリーは非常に圧巻かつ壮絶です。
どんな時でも自分が正しいと思ったことを行おうとする主人公・イシャル。時にその結果に心迷いながらも、遠く離れた妻の面影を励みに、やがて来たる戦いへ向け、新たな部下達を鍛え直していく姿が、どこか切なくも雄々しさを感じさせます。また、初めこそそんなイシャルを煙たがっていた部下達も、その本心を知っていくうち、次第に心が1つになっていく様子も、また感動を誘います。
戦闘シーンはまさに圧倒的なスケールです。ただ生々しくてグロい描写も多く、インド映画なのでミュージカル調の歌が入ったりしますが、そこはご了承下さい。宗教色もありますが、気になった方は是非。
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