カセットテープ・ダイアリーズのレビュー・感想・評価
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ブルーススプリングスティーンの歌がすばらしい
70年代のロックスターといえばボブかブルースか、20代の頃よく聞いていたころは英語の歌詞をあまり理解していなかったが、こんなに深い物語があったのかとこの映画で知った。
父との固執はどの男子にもあるものだが、大人として家族から独立していく心の変化がよく捉えられている。
日本人には英国でのパキスタン移民へのヘイトはうまく理解できないところもあるが、人種問題・移民問題はどこの国でもあるもんだと思いつつも、人間の尊厳は必ず守られなければいけないと感じさせてくれた。
貧しさの中に、世を売れうる心、自由でありたいと心より叫ぶ・ほとばしる感情を表現したブルースの歌が全編にあふれていて感動しました。
前向きに生きる大切さ
日本語版タイトルのカセットテープという懐かしい言葉に惹かれて鑑賞。観る前は何でブルース・スプリングスティーンとパキスタン人なんだ?と思っていましたが実話をベースにして作られた映画だったんですね。曲の内容に合わせて主人公が成長していく姿を描いた本作品は内容的にはちょっとベタですが、全体的にはまあまだだったと思います。ブルース・スプリングスティーンのファンならすごく楽しめる映画だと感じました。
サンダーロードで踊れ!
愛と友情と夢の正しい青春映画。単に夢を掴め!というお話ではなく、家族のために夢を捨てて労働してきた市井の人たちへの愛情とリスペクトも。そして、勿論全編ボスの楽曲が流れまくるんだけど、サンダーロードのシーンは椅子に乗って、歌って踊らないように注意です。
あと、カセットテープダイアリーズ が正しいのは、ネオナチとレイシストは死ねという映画でもあることですね。某登場人物がナショナルフロントのヘイトデモへカウンターをやっているシーンは胸熱。
ボス好きには堪らない
曲調に比べ歌詞の内容が重いボスの
曲がストーリーに直結していました。
いい意味で単純なお話です
帰り道ではボスの曲を大音量で聴きながら
歩きました!!
イライザさんがシンディー・ローパーに
見えて来るのもイイ!
最高な青春映画!
パキスタンからの移民で英国人ジャーナリストの自伝を元に作られた実話。舞台は1980年代前半のイギリスの田舎町。主人公は移民、パキスタン特有の家族文化、強い親父に悩みながら、インドからの移民の同級生から借りたブルース・スプリングスティーン(ボス)のカセット・テープに触発・励まされながら夢を追い求める。ボスの楽曲が映像化されるのでよりリアルに感じとれるとこがみそ!ボスの魅力を再確認でき泣けます!上映中の「ワイルド・ローズ」もそうだけどイギリス製作の音楽関連映画には秀逸な作品が多いかも。
音楽ってすごいね
主人公は作家になれたのかなあ?
音楽ってすごいね。人生に影響を与えることもある。
分かりやすい単純ストーリーとも言えますが、若者の自立ストーリーに英国における人種差別移民差別の一端が見えるところが妙味でした。
ブルースの曲は知らなくても楽しめると思います。
良すぎ
ミュージカル仕立てだけど、あの鳥肌立つ恥ずかしさはなく、踊りだしたりしても違和感なし。細かいエピソードが詰め込まれてるけど、すべて主人公の立場を描くのに必要でその散りばめ方も自然で秀逸。この監督天才だわ。ただ一つこの映画を見ての後悔はスプリングスティーンの大ファンじゃなかったこと。
Luton City Boy♪
音楽大好き作家志望の少年が、差別やお堅い父親との関係に悩みながらも、あるバンドの音楽との出会いから、周りの環境に負けず本当の自分を目指す青春物語。
全体を通しての感想は…
正直この映画を見るまで、ブルーススプリングスティーンというバンドを知らなかったので、曲をよく知っていればより楽しめたのかな~といった所。
ペットショップボーイズは知っているんですけどね。
家族をがんじがらめに縛る父親との衝突や、序盤にちょくちょくパキスタン人であることで差別を受けてしまう描写があるものの、そこらへん以外は基本的にポンポンと順風満帆そうにことが進んでいたように見えたため、個人的にはもうちょっとシリアスな展開が欲しかったかな。
しかし、難しいお父さんと優しいお母さん、仲良しの妹、可愛い彼女、2人の親友、学校の先生、隣のおじさん…と、多くの人物がいながら、皆見事にバランスよく登場し印象に残った映画はあまりないかも!?すごい感心してしまった。
それでも、本映画のベストキャラクターはマットのお父さん!
いきなり一緒に歌いだしてくれる友達のお父さん最高すぎる!!w
カセットテープ、そして80年代の音楽💛
邦題の「カセットテープ」という言葉にノスタルジーを感じて鑑賞。
私もカセットテープ世代だが、その後、CD、MDと進化したときに捨ててしまった。
昨今は、カセットテープの人気が再燃し、東京には専門店もあるというではないか。
レコードといいカセットといい、捨てなきゃよかったと思う。
時は80年代をティーンエイジャーとして過ごしたパキスタン移民のイギリスの男の子。
カセットウォークマンを聞き、Gジャンを着て、父親の管理と学校や地域という窮屈な場所から早く解放されたいと願っていたのは私も同じ。
突然ミュージカル調になったり、ハイになったりする前半にはついていけなかったが、後半はぐんぐん惹きつけられ、涙と鼻水でぐじゃぐじゃになった。
洋画を見るのが好きだと、どうしても欧米の価値観に影響されることになる。
支配的な父親、従順な母親と子どもたち。子どもは親の期待に沿って生きる、というのはアジア的な価値観で、これに反発して家を飛び出すのは欧米的、と言えようか。
私も、古い価値観を押し付ける親世代はけしからんと思っていた。
主人公も初めは父親に反抗するのだけれど、最後の最後で、「希望への橋を架け、家族との壁を作らない」という道を見出す。
イギリス映画なのに、アジア的な価値観のボールを不意に投げられたような気がした。
私も若いとき、こんな大人の考えができていたら、父親と対立することも少なかったか。
欧米の人が観てもはっとさせられるのではと思った。
良作ですが、ファンしか観ないでしょうね^^;
観るか迷ってましたが、ブレーン2人が高評価だったので、久々にauマンデー
『カセットテープ・ダイアリーズ』
イギリスに移民したパキスタン人家族の長男が、理不尽とも思える家訓と差別に葛藤しながらブルース・スプリングスティーンの音楽に出会い感化されて、我が道を切り開く実話ベースのお話
ちなみに僕は、どちらかと言うとビリージョエル派なので、ブルース・スプリングスティーンと言えば、Born in the U.S.A・・・と、We Are The Worldで、俺こそがアメリカって存在感が、脳裏に残る程度でございます。
WALKMANを買えずにカセットボーイを買った40年前を思い出すw
自分の人生の道標になるモノと出逢う素晴らしさのそばには、必ず良き理解者と友人がいる〜良い作品でした!!
が・・・・
思い入れの強い音楽好きの人しか観ないかな!?ってのが、鑑賞者数に現れてました(^◇^;)
ブルースを扱う?好きに決まってますよ!
原題が割と通なタイトルでアメリカ人にすらまあまあ知られていないブルースの歌詞の本質をモチーフににした映画です。イギリスにいるパキスタン人がブルース?違和感はしばらくありましたが、だんだんとパズルが埋まっていくように違和感は無くなっていきます。
ラストは想像つくのですが、ラストのスピーチは本当に胸が熱くなりました。親友や恋人への想いもすごくよく表現されていたと思います。その他の人たちもいい味だ出しており隣人のお爺さんや親友のオヤジは最高です。
個人的に無くていいと思う点もありました。born to runを聴かせたいがためのミュージカルじみたシーンはせっかくのドラマをファンタジーにしてしまいます。個人的にi wanna marry youとか使って彼女への想いや父との確執を描いて欲しかったです。それとラストのあの人のすごい方向転換がちょっと極端すぎませんか?でも事実なら仕方ありませんね。
全体的にはすごく好きな映画でテーマも今見るべきテーマ性もあると感じました。
古臭くて過剰な演出!でも泣かされた!!
映像も古臭いし、ましてや音楽はコテコテ80年代、しかもメインはブルース・スプリングスティーン・・・あまりに直截すぎる、しかも過剰にハートフルで青春丸出し、苦笑そして笑いそして苦笑苦笑の連続、○○映画劇場なるものを映画館で見せられているかの如く、これは酷いよ─とマジで思いながら見ていたけれど、スッゴく泣いた!泣かされた!!スプリングスティーンをよく知っているだけに、結構やばいものがありました。。。
(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)(ToT)
自分にもあった音楽家への思い、自分にもあった親への反目、そして故郷を捨て…そう自分にもあったことが過剰にドラマチックに演出され、熱い熱い音楽やメッセージが目の前に繰り広げられるわけだから、作品の質云々無関係に号泣。
決していい映画だとは思えないけれど、泣ける作品かもしれない。
カセットテープってタイトルに食い付かない訳が無いっ!!
「テクノが未来を変える!」
主人公ジャベドの親友マット同様、私も当時はペットショップボーイズ推しでした
どちらかと言うとブルースは熱すぎて面倒くさくて苦手でした・・(すいません💦)
なのに・・その熱さと現実的な歌詞にこんなにも引き込まれ
今更ながらで恐縮ですが😅
ブルースの魂と彼の音楽の大きく素直な力に感動しました🌟
主人公の父との確執や人種差別、思い通りにならない毎日を過ごしながらも教師をはじめ親友やガールフレンド、恵まれた環境にもおかれていたのは少なからずラッキーだったのでは?
ボスに出会い更にはそのラッキー度が増し
希望に溢れる未来の入口に立つ事が出来た!
前向きさが足りなくなりそうなこの時にこそ観るべき輝かしい青春映画が生まれましたね!
ずっと頭の中で…
見終わってもBORN TO RUN、鳴り続けます(笑)
一定の年齢層だとは思いますが。
今の時代がすでにディストピアかもと疑うような時代で、BOSSのメッセージがどこまで響くかわかりませんが、今でも、届くと信じて。
もし、“ベッカムに恋して”見てないなら、ぜひ!
ちょっとベタなベタ(息子)のお話
ブルース・スプリングスティーンは日本人には馴染みがない。音楽(曲・アレンジ)だけでは目新しさがまったくない。歌詞も、もしわかっても、シラケ世代にはまったく響かない。日本では同年代でアコギのストロークで歌うタイプのソロミュージシャンは長渕ぐらいだ。長渕はギター上手いが拓郎の影響強し。拓郎のギターはボブ・ディランの影響強し。しかし、それぞれ歌詞に個性がある。ブルーススプリングスティーンの影響が強めなのは佐野元春、浜田省吾あたりか?あの頃、我が国ではディスコ音楽真っ盛り、洋楽はビジーズ、ジャーニー、デュラン・デュラン、ホィットニ・ヒューストン、ビリー・ジョエルなど歌詞なんかわからなくったって、曲が綺麗で、ムードでいけたアーティストが押せ押せだった気がする。もちろん、レコード会社がコントロールしていたわけで。
イギリスのパキスタン移民の出世ストーリーで、実話なので派手さはない。
さて、どこに自己投影して共感するかが問題だ。日本の家長制度は都市ではとっくになくなっていた。みんな中流意識。
やっぱ、カセットテープでしょ。邦題はうまいところをついてきた❗
あの頃、渋滞で、カセットテープを入れたり出したりして、ついつい、前の車にゴッツンコしたのを思い出しました。
政治オタクの彼女はシンディー・ローパーに多部未華子合わせたみたいな真面目そうなキュートな娘だった。
幼なじみのアイシャドー少年が1917のすぐ死んじゃう上等兵殿とはわからんかった。バンドに入れてあげなよ。幼なじみなんだから。タンバリンでもコーラスでもいいからと思った。
お母さん役の人はなんだか日本にもいそうなお母さんで親しみを感じました。
ミス・クレイは本当にいい人だったね。いい先生にめぐり会える幸せはなかなかない。生まれ変わらないと。
音楽に乗れないと苦痛
80年代のロックにはあまり馴染みのない世代だが、音楽を扱った映画ということで鑑賞。
MVかと思うくらい全編に亘って流れ続けている80年代調の音楽に対して想像していたよりも強い拒否反応が出てしまい、まったく受け付けられず残念。曲が好きなら最後まで楽しめたかもしれないが現実離れした演出も相俟って最後まで尻の据わりの悪い心地を味わった。
単純に家族ドラマ、青春ものとして見るにはまとまってはいるが、題材に目新しさがなく既視感が拭えない。80年代のロックが余程好きでないと楽しめないのではと感じる作品だった。
とてもよかった
ちょうど先月スプリングスティーンが聞きたくなって、あれこれ聞いてみたのだけどあまりピンと来なかったが、映画で歌詞を見ながら聴くと最高に素晴らしい。主人公が初めて聞いた場面でいてもたってもいられず暴風の中外を歩き回る場面がいい。
国語の先生が常に言って欲しいことを全部言ってくれるし、パキスタン人の友達も最高だし、彼女も最高で、ちょっと周りに恵まれすぎではないだろうか。お父さんも結局のところ認めてくれる。しかし子どもの夢を大人は認めない方がいいと思う。オレは漫画家になったのだけど、デビューするまで親に話したこともなかった。親が簡単に認めてくれていたらちょっと描いただけでやめてしまっていたかもしれない。高圧的に抑圧する方が反発してやる気を育むし、反発できないくらいならデビューもできないと思う。なので、自分の子どもが夢みたいな事を言い出したら「いいぞいいぞ」と言って応援する予定だ。本当はまともな社会人になって欲しいので。
この当時スプリングスティーンがちょっと古くてお父さん世代に親しまれていたというのが面白い。現在の日本に置き換えると、スプリングスティーンは長渕剛かな。
シンセ側だった私へ
シンセこそ未来だ。
後にクラフトワークやミニマルミュージックに派生してしまう程、完全にそっち側だった私。
32年後の今、スプリングスティーンに心打たれる。
80年代後半、ポップな音楽やユーロビートなんか流行っていて浮ついた雰囲気だった当時の日本。
同様に平和でのほほんとした学生生活を送っていた私、当然移民だとか人種差別とは無縁の世界だった。
差別と家庭環境からの脱出、こんなに視野を広げてくれる曲だったなんて知らなかったし、こんなに心打たれてしまう自分の一面にも、今更気がつかされた。
Thunder Roadを鑑賞、さらにこの作品のサントラも聴いて望んだだけに、ジャベドと共に衝撃を受けながら曲を聴き入ってしまった。
時代の象徴で何度も流れるa-haのThe Sun Always Shines On TV。
シンセの代名詞take on me を使わないのも、流行りサイドへのリスペクトに感じて、a-haファンとしては嬉しかった。
父と子、移民、慣習、不況を乗り越えろ
父と子の葛藤。
今では想像つかないけど、イギリスの不況。(サッチャーがあんなに人気がなかったとは知らなかった。)
イギリスの移民問題。(あの当時あんな問題があったとは知らなかった。最近ブレグジットで話題になってたがあの時代から続いていたと思わされた。)
同じ時代を過ごしたが、こんなに知らないことがあったと驚いた。
エンターテイメント性よりも、社会的なメッセージが強い映画でした。
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