「『サンダーロード』はボブ・ディランの歌だと思っていた。」カセットテープ・ダイアリーズ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『サンダーロード』はボブ・ディランの歌だと思っていた。
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『サンダーロード』はボブ・ディランの歌だと思っていた。
それは嘘。でも、ブルース・スプリングスティーンの曲だとは知らなかった。ブルース・スプリングスティーンと言えば、『ボーン.・イン・ザ・アメリカ』で、それだけのカントリー・アンド・ウェスタンの歌手だと思っていた。
さて、実話だと知り、今でもこう言った移民に対する差別が残っているが、それをこの映画の演出家はどう考えるか、がこの映画の評価を分けると思う。
彼女は『脱亜入欧』した保守的なリベラリストなのだろうと思う。つまり、現在のイギリスの首相がそれを語っていると思う。
『約束の地』はユダヤ教だし、パキスタン人が『オー・マイ・ゴッド』とは言わない。演出が矛盾している。
アメリカやロンドンが、差別のない場所な訳が無い。そんな場所がパラダイスな訳が無い。
この主人公にはパキスタン人としての民族的アイデンティティが欠落している。
僕はブルース・スプリングスティーンよりも、彼や彼の親が聞いていた『パキスタン音楽』の方が好きである。何一つ引け目を感じないで、パキスタン音楽もインド音楽も好きである。
ブルース・スプリングスティーンは結局差別は払拭出来なかった。
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