「冷静に判断できない」カセットテープ・ダイアリーズ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
冷静に判断できない
「サンダーロード」に続いてのスプリングスティーン映画。こっちはイギリスの田舎に住むパキスタン移民の少年が主人公。
元々ボス(ブルース・スプリングスティーン)は好きで、しかもジャベド少年とちょうど同じ世代。高校生のときにはスプリングスティーンなんて少し古いって感覚やシンセがこれからの音楽を変えていくって雰囲気はわかる!それでも好きだったあの頃を思い出して懐かしくなった。
やはりこの映画はボスの歌詞がポイント。ヘッドフォンをつけたら流れてくる音楽に合わせていろんな手法で歌詞を画面に映し出す手法がとてもよかった。
正直、ミュージカル仕立てのシーンとかは若干引いたし、終わり方も駆け足で気になることは片付いていないし、どうなのよ?って思う。思うけどそんなの関係ないんだよ。
社会的に虐げられ、家庭内で押さえつけられていたジャベドがどんどん前向きに外に向かっていく姿がいい。そこにあの名曲の数々が彩ってくれるんだから、ボス好きおじさんとしてはたまらない。昔の自分とも重ねながら、ジャベドに感情移入してしまった。
実際どうなんだろう。曲をあまり知らない人が観て楽しめるのだろうか。冷静に判断できない映画は久々だ。
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kossyさんのコメント
2020年7月4日
kenshuchuさん、
俺はブルース・スプリングスティーンをあまり知りません(汗)
ボス=born to run くらいにしか思ってませんでした。
知らない曲ばかりだったのですが、驚いたのが「ビコーズ・ザ・ナイト」
あ、バンドでやってことある!てな感じで、
コピーしたのはパティ・スミスでした・・・これもボスの曲だったのか~と驚いたため、評価も上がっちゃいました。