「異なる時代の者でも楽しめる」カセットテープ・ダイアリーズ KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
異なる時代の者でも楽しめる
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ジャベドという実在する人物の実話作品。
実話のためやはり見応えはある。
90年代に生まれ、カセットテープの存在とはほとんど縁もない僕だがそんな僕でもこの作品を楽しみ事はできた。
また洋楽には疎くブルース・スプリングスティーンの音楽は殆ど耳にした事はないが、それでもこの作品には移民に対しての人種差別や、宗教・文化の違いからくる保守的で頑固な父親との関係を悩むジャベドのファミリーストーリーとして十分楽しむ事はできる。
この時代を生きたリアルな世代の人たちに比べるとしっかり理解、楽しめてるかは分からないが、こういう作品を見ると音楽が持つ力の凄さ、魅力を改めて感じさせてくれる。
そして同時に他文化、異なる価値観を理解し共生する美しさを感じさせてくれる。
僕のように異なる時代の者でもこの作品を楽しめたのはまさにブルース・スプリングスティーンの音楽の力もその要因の一つだったと言えるであろう。
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