ガール・イン・ザ・ミラーのレビュー・感想・評価
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もとのままでいて下さい。(個人の好み)
家でも学校でも居場所がなくて自分を嫌いな18歳の女子校正が鏡の中のもう一人の自分と出会い変化する話。
家では押しつけ決めつけ形に拘る父親と父親にそれに準じる様な母親、学校ではイジメられ、気が許せるのは友達のリリーとその彼氏のショーンだけという設定。
それ程悲劇的な感じはしないけど、マイナスな主人公がドレッサーからみつけたエコー写真に絡み、出会ったもう一人に励まされ…。
この主人公がなぜイジメられるかはわからないけど、彼女レベルで落ち込んでたら生きて行けない人が沢山いるだろうに。。。
全体的にテンポがあまり良くなくて怠いし、転じた後ももっともっと激しいものが欲しかったけど、いちゃつくばかりで大して思っていた程盛り上がらず。
ラストは良かったけど、やっぱりもう一歩足りず…
全体的に面白かったけど、全てがもう一歩足りなく感じた。
ホラーなのに清々しい不思議な味わい
冒頭から、何が原因でこういうことになるのか、割と明確に描かれるし、思わせぶりだけど謎めいたシーン、みたいな描写もなく着実に展開するので、ストレスが溜まることなくラストシーンを迎えます。
あれやこれやと見ているこちらのほうが気になってしまう後始末のことなどもあっさりとすっ飛ばしてくれます。
ひたすら主演の少女の妖艶な色気で押してきます。
天晴れなくらいに潔くて、ホラーなのにある種の小気味良ささえ味わえます。
この不思議な爽快さ、なんとも言いようがありません。
なかなか見ごたえがあった
こんなかわいい子がいじめられるのは、ちょっと無理がある。普通だったら、男子の憧れの的になるよね。
父親から受ける心理的虐待やクラスメートから受けるいじめによって、心の奥底で育っていくもう一人の自分。もう一人の自分は、いじめに対して何もいいかせないマリアと違い、気が強く、自信もあって、自分の欲望に忠実でもある。
もう一人の人格が覚醒してからの逆襲がなかなかよい。特に、一番いじめていた、アイスホッケー野郎へのリベンジは、爽快でもあり、溜飲がさがった。
二重人格ものは、いろいろな小説、ドラマ、映画で描かれているのでオリジナル色を出すのはなかなか難しいが、主役のインディア・アイズリーが二重人格をうまく演じ分けていてけっこう見ごたえがあった。また、the OAのハップが父親役で脇を固めている。ジェイソン・アイザックスは、偽善的な人間を演じるのが上手いね。
オリジナル題名「Behind the Glass」
整形外科医の父を持ち、娘想いというか甘やかしすぎではないかと思える母親との両親を持ち、コンクリート打ちっぱなしの大豪邸に住み、その上、当然と言っていいほど自分の部屋には専用のバスルームのある部屋の住人で、何不自由のない生活にもかかわらず、ただ学校では、虐められ、親友と思っていた友達からは、"He's mine, you know?”なんて嫉妬心むき出しに言われてしまう。そう主人公のマリア、彼女自身に心の問題があり、消極的で影の薄くていじめの対象となりやすいステレオタイプで、その代表的な人物、スティーブン・キングの小説が初めて映画化の日の目を見た時の主人公のサイキック女子、そうその人、キャリーと性格が似ている。ただし、外見が違います。すみません、ㇱシー・スぺイクスさん。
この映画自体、マリアが化粧台の隙間から胎児が写ったエコー写真を見つけた時から、鏡の中に自分とクリソツなもうひとりの人物を見つけたことによって、彼女の恐怖が始まることとなる。
とにかくシナリオをどうのこうのというよりか、同じ人とは思えないくらい化粧や照明の当たり具合で顔もさることながら、性格自体も変わって見える主人公を演じているインディア・アイズリーさんで肌が透けるように白く、しかも、とてもチャーミングな方です。個人的に驚かされたのが、彼女は今年26歳になるのだけれども10代にしか見えなかったし、もっと驚かされたのが、彼女の母親がオリヴィア・ハッセーだったとは月日を感じさせます。
マリアがエイラムになってからは、エッチなシーンも出てきたりして、こちらのほうが恥ずかしくなるようで、しかも
Am I not funny anymore?
Or is that 'cause you get a hard on every time you see me?
なんて恥ずかしくもなく言ってしまっている。
また、この映画では"deformed”なんて悲しい言葉が使われていて、何故この映画の原題が「Look Away」なのかがわかる気がする。
amazon.comではすでにレンタルが始まっていてレビューが約100件ほど集まっているが、おおむねこの映画は、amazonの視聴者からは受けられている。しかしながら....... 中華系アメリカ人がオーナーの日刊紙Los Angeles Timesへの投稿記事によると「この映画"Look Away"は、 'キラーティーン'映画としてはほとんど失敗していると言える。それは、シナリオのペースが遅すぎで、しかも雰囲気が暗すぎる。」や別の意見として、人種の壁なんてちっぽけなことより自由に発言するオタク的エンタメサイト、Black Girl Nerdsは「この映画を見ている間に何か違うものを見ることを期待しているとするなら、おそらくあなたは目をそらして(look away )何か他のものを見つけるべきです。」あまり批評家からの良いコメントを見ることのできない本作、しっとりとしたホラー映画という言葉が適切でないかもしれないが、アイススケートも屋外でできるシーズンなので、こんな言葉が当てはまるかもしれない。
先日拝見した「ジョナサン ふたつの顔の男(2018)」も、本作と設定が異なるにしろ、一つの体?に2人の人格が支配するというある意味、新しい形の"ジキル博士とハイド氏”と呼ばれていたりするもので、こちらの映画はイケメンのアンセル・エルゴートが一人二役をこなしている。
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