ゾンビの中心で、愛をさけぶのレビュー・感想・評価
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なんじゃこの夫婦は?さっさと別れてしまえ(笑)
倦怠期の割には仲良いし、近所に盗みに入るなどはちょっとヘンテコな夫婦だ。
立て籠ろうと言うわりには入り口の補強とかしないし、食べ物も大して無いのに他人を部屋に入れる。お人好しなのかアホなのか?
しかも入れた夫婦の所からTVや服を盗んでるから「同じものがあるね?」なんて…(笑)
入れたら入れたで普段の生活の差に嫉妬して嫌がらせするし、された夫婦も主権を取り戻すとかいって喧嘩腰になるし。
果ては薬殺してしまうとか救いようがない。
悪いことしまくって、共存関係が復活した夫婦が仲良くなるのは結構だが、別段美しく素晴らしい物語でもないため、ハッピーエンドなど期待するべくもない。
目立ちたいだけの題名
LOVE ME !
KILL ME !
優柔不断で愛想だけはいい旦那さん。その妻で活発な女性。妻のカレンはいつ離婚を切り出そうかとうかがっていたが、突然のゾンビ菌が蔓延し、しばらくは様子を見ようと夫婦ともアパートに引きこもることとなる。最初のうちは、ゾンビも少なかったせいか、ヘルメットをかぶったり、肘あてなど防御をして近くの店に出かけたり、空き家になった部屋から食料を調達していたが、ゾンビが増えてくるとそうもいかなくなる。前半のシナリオはいたってノーマルで、いつものゾンビサバイバルが始まるステレオタイプの筋書きであまり面白みのない話となっているが、後半になると、原題の「Zoo」という名前が何故ついているのかがわかるように人間らしさをなくす部分も出てくる。そんな中、嫁さんのカレンが、覚せい剤からウィード、エクスタシー、コカインといろいろな麻薬を持っていたので、2人してパーティを開いたりもしている。そしてある時、思いがけないことに男女2人が助けを求めて彼らのアパートに来てしまう.....? 疑心暗鬼をもろに出しているジョンとカレンが彼らに出したクッキーにはある仕掛けがしてあった! 恐ろしい2人の会話。
What's the secret ingredient?
Amphetamine!
-Are you........Are you serious?!
I thought you were gonna say......Valium or something.
How much?
-All of it. サラっと言ってしまう。
男女2人のうち、男の人が最後にもがき苦しみながら
You're ......argh.....
You're so ........so super nice.
Thank you.
このシーンは、普通の人なら言葉では表せることはできないものでYouTubeのトレーラー映像でもこれはないので、ラストのシーンを含め目をそむけたくなり、しかも不快な映像と個人的には思っている。
配給会社は確かに利益を少しでも出さないといけないことはわかっていても、以前に公開された映画のような題名をつけるという売名行為に近いものはどうかと思ってしまうし、映画自体、アパートの一室だけのソリッドシチュエーション・Sci-Fi・スリラーの特徴の話の尻すぼみ感や閉塞感が出てきてしまい、ストリー展開が退屈なものも散見する。それに加え、後半のシーンでジョンとカレンがお互いに愛を感じるシーンで個人的には、何故、わざわざ"Adagio in G minor "曲を選択したのか受け入れられない自分がいる。仰々しすぎる。
ラストのシーン、旦那さんのジョンは、奥さんのカレンのことを実は、ず~ッと好きだったのにカレンには気が付いてもらえず、かえって彼女が、日に日に自分をあからさまに遠ざけているのを何もできない自分のふがいなさをどうしたらよいかわからずにいたのかもしれない。最後は、谷崎潤一郎の小説「春琴抄(1933)」を彷彿とさせている。
What the hell is this?
-Why are their arms taped together?
The fuck are we looking at here?
-"Love".
治安部隊の隊長の言葉が、この映画の太い骨組みのテーマだったのかもしれない。
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