糸のレビュー・感想・評価
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誰の人生も振り返るとドラマになるだろうなと思った。
菅田将暉のファンなので見た。
いつものテンション高い菅田ではなく比較的押さえた演技で、でも表情が雄弁に物語っていて、よかった。
相手役の小松菜奈もよかった。
山本美月はきれいな子だとは知っていたが、力一杯存在感を出していた。
脇をしっかり固めてあってよかったが、なんで二階堂ふみが出てくるかね?
友情出演とあったけど、今や存在感ありすぎでしょう。
でも全体的にストーリーテリングに忙しくて慌ただしかった。
運命の赤い糸はもつれて切れてまた繋ぎ直したり、まあ頭を真っ白にして楽しめばよい映画。
こうやって30年の年月を俯瞰すると誰の人生もドラマになるな~と思った。
激しい恋をしていようと、してなかろうと。
そしていろいろ諦めて生きてきた人生も噛みしめ甲斐のある人生だろうな~と。
昭和の歌姫は永遠です。
原作にかなり忠実である意味安心して観られます。
しかしオープニングの空飛ぶ自転車と花火の描写には「この映画大丈夫?」って(笑)
物語の進行が早くて原作読んでおいて良かった…ってなりました。
まぁ読んでなくても良い作品には変わりがないんですけどね。
置いてきぼりになる?シーンもあったかも。
エンドロールはハッピーエンドに輪をかける様なシーンの連続なんですがそれがいい。
溜まりに溜まった不幸からの〜みたいな。
最近の映画に多いんだけどハンパな喫煙シーンっているか⁈
深く吸い込んで自分自身を落ち着かせるために煙を吐き出すのに完全にふかしで白い煙を吐くだけ…
あんな中途半端な吸い方しか出来ないのなら喫煙シーンは全カットすべき。
あっという間
平成を生きてきた人の心に刺さる
運良く先行上映で鑑賞できたので感想を書いておきたい。
ストーリーはわかりやすく、平成史を絡めながら男女二人のであい、それぞれの歩み、そして再会を描いている。原作の中島みゆき「糸」の歌詞をよく表現していると言える。
その内容から、主人公と同じ時間軸で平成を生きてきた30歳前後の方は特に心に突き刺さるものを感じるのではないだろうか。確かに、平成の大きな出来事をはじめ、暴力、金、出産、病気、死別など、多くの「泣かせ要素」を詰め込みすぎていることは否めなかった。しかし、各キャストの演技力が軒並み高いため、各シーンに感情移入がしやすく、とても濃厚で見ごたえのあるものとなっていた。
そして、このような要素の詰め込みは平成に一時期流行したケータイ小説を想起させるものである。個人的には、「要素の詰め込み自体が平成を感じさせる要素」という多重構造を形成していると考えている。もしこれが意図的なものなら、折り重なる糸を表現した秀逸なプロットではないだろうか。
最後が惜しい。。。結果、普通の映画。
全体的にいって普通の映画でした。
オープニングはいい。ただ途中から”そうだよね。。”という点が多くなってきて、
最後に”そうしたかあ。。。”となりました。
非常に一般的過ぎる。予告や最初はいいのに、なぜこんな終わり方にするのか?
結果、2時間ドラマ級の映画になってしまっています。
だからといって、面白くない訳ではない。
だから、とても惜しい映画です。
俳優陣などもいい。菅田将暉、小松菜奈などもいい。脇の俳優もいい。
だから本当に惜しいのです。
最後に彼らの好きの思いが回想するシーンなども、そこまでは結構友人的に描かれているのに、
旧に思っていたなんて、突飛すぎる。もっと散らばってもいいと思います。
その方が最後が感動的になる。
最後も綺麗すぎる。こんな背景ならぐちゃぐちゃでもいいのに。。
観点としては現在社会の世相を入れたりしてとてもいいのですが、
やはり終わり方が気になります。
面白い映画ではあります。
恋愛映画が好きな方は観てみてはと思います。
本気でこの2人を応援した
長い長い年月の、2人の男女のお話。
いや〜長かった…でもなんか充実した時間だったなぁ。映画という2時間前後の時間をふんだんに使って、魅力的な人達をふんだんに使って、2人のそれぞれの歩んでる人生で起きた出来事を所狭しと描いている作品でした…◎
ちょっとスケールもストーリーも壮大過ぎるしドラマティック過ぎるしセンセーショナル過ぎるんだけど、そこを楽しめたし、何より私の大好きな菅田将暉と小松菜奈が演じるそれぞれの人生の話なので、どちらの事もずーっと応援しながら、幸せになれ幸せになれって祈りながら観れて、ある種の応援上映的な感じだったなぁ笑。
2人とも普段はナチュラルな演技が発揮される個性の強い作品が多い気がするから、逆に今回は新鮮な菅田と小松菜奈ちゃんが見れたのが良かった気がする。とは言え小松菜奈の方は不遇な青少年時代を過ごし、大人になってからも色んな事が起きててんやわんやなんだけど、とにかく強く生きていく、凄い女性の役だった。だけど菅田将暉はこれまでやってきた面白い役とは打って変わって、とにかくかなり普通の人へと寄った役だった…のがとても新鮮で良かったなぁ。見た目も動きも行動も、そこまでかっこ良くもなく、オシャレでもなく、変人でも、特殊でもなく、限りなく普通の人。をさせたら本当に普通の人にしか見えなくなってくるから俳優って、俳優菅田将暉って凄いよ…笑。
そして脇役陣…全員友情出演なの?ってぐらい、菅田将暉の仲の良い人たちばっかりわんさか出てて面白かったなぁ。それもスタッフ陣が意図したキャスティングらしい。良いね。
2人も勿論良かったけど、周囲の人達も良かったなぁ。榮倉奈々とか、瀬々監督作品の常連になってるけど、相性ぴったりなのかな?ってぐらいめっちゃ良かった。演技が光ってた、上手かった〜。山本美月も良かったなぁ、年々良くなってくね…。ほんの少ししか出なかったけど、竹原ピストルも相変わらず演技ばかうまだったし。やたらとちょいちょいここでこの人出すんかいな人も出て来て少し面白かった笑。そして大好きなひゅーいも、少しだけ出てた、嬉しかった。
私のような心を少しこじらせてる人間からしてみたら、こじらせた感想や思いも割と頻繁に抱いた内容でしたが…それでもやっぱ感動したしいっぱい泣いた。2人がぎゅってするシーンは異常にドキドキした。これまでのスダナナ共演作では無かったし、え?ってぐらいスクリーン越しに人肌の質感みたいなもんが伝わって来たから、よりね…。良いもの沢山見せてもらえたよ…!!
たまたま全国の映画館で先行上映あるって聞いて、観に行けて良かった〜。
映画て面白いなホント…。
「糸」とは人との絆
何度も予告を見て、感動の恋愛物語が描かれるのかなと期待して、先行上映にて鑑賞してきました。期待以上とは言いませんが、何度も目頭が熱くなり、心温まるいい作品だったと思います。
物語は、菅田将暉くん演じる漣と小松菜奈さん演じる葵の二人の恋愛を、平成史に絡めて描いています。こういうとチープな印象を受けますが、二人の恋の始まりからすれ違いを経ての再会、そして成就までを、十数年間の時間の重さを感じさせながら描いているところがとてもよかったです。
まずは序盤で、蓮と葵の中学時代の甘酸っぱい初恋が描かれます。雄大な北海道の自然をバックに、二人の子役の初々しさが映え、これだけで幸せな気持ちになります。その二人が引き裂かれる、予告で何度も見たシーンが描かれたところでやっとタイトルなのですが、すでにここで泣かされました。
その後も、菅田将暉くんが妻役の榮倉奈々さんと娘と抱き合うシーン、小松菜奈さんがカツ丼を食べるシーン、永島敏行さんが菅田将暉くんを追い返すシーンなど、何度うるうるしたかわかりません。他にも、どんぐりを投げつける、手を握る、離す、泣いている人を抱きしめるというシーンが象徴的に描かれますが、そのどれもがぐっときます。
メインストーリーはもちろん二人の恋物語で、運命の糸に導かれるように劇的な再会を果たして結ばれるわけですが、実際に描かれることの大半は、離れている間のそれぞれの人生です。漣にも葵にも、それこそ大勢の人が関わり、大きな影響を与えていきます。中でも、榮倉奈々さん、成田凌くん、山本美月さん、斎藤工さんあたりの存在は大きかったと思います。そんな人との出会いがあったからこそ、二人は青春の甘酸っぱい恋を、大人の愛として成就させることができたのではないかと思います。
ただ、ちょっと詰め込みすぎて掘り下げが甘く、もったいなく感じました。多くの人との出会いやさまざまな経験がかなり濃密であったにもかかわらず、とっ散らかることなくコンパクトに収めていたとは思います。それでも、やはりテレビドラマで1クールぐらいかけてじっくり描ければ、もっといい作品になったのではないかと思います。
この物語で描かれる糸とは、恋愛の赤い糸だけではなく、自分にまつわる多くの人との絆そのもののような気がします。誰かと結ばれた糸のおかげで、見方や考え方が変わったり、背中を押されたり、そしてそれが新たな誰かとの糸を結んでくれたり…。そうして結ばれた無数の糸が、自分の人生を織り上げてくれるのでしょう。そう考えると、これまでに出会った全ての人が本当に大切に思えてきます。
泣きました。
平成から令和にかけて絡み合う人間模様
この平成13年から令和にかけて、いろんな人にいろんなことがありました。詰め込み過ぎた感が若干ありますが、年月が長いのでしょうがないのかなと… 前編、後編にしたらよかったって、仰ってる方がおりましたが、それもありだったかなとも思いました。
俳優陣もとても豪華でした。
中でも榮倉さんの闘病してる姿が目に焼き付いています。涙を目にいっぱい溜めながら、必死に話す姿を見て胸が苦しくなりました。そして、お母さんの言っていたことを忠実に守っているゆいちゃん。子役の子には泣かされちゃいます。
菅田・菜奈コンビは安定でして、同じ空気を纏ってるので、何の違和感もなく、観ていられました。
ただ、糸の曲を使い過ぎなとこ、ここはもっとこの感情に浸りたいって時に、急に場面が変わったりするとこは、感情移入がしづらいなと思いました。
〝糸〟というよりも〝ファイト‼️〟の方がふさわしいかもしれません
冒頭のレビュワーの方が、「いい映画を観た、と言える作品」と書いておられたので、普段は感覚的にしか物事を捉えることができない私が、柄にもなく、『はて、いい映画の条件とは?』なんて考えてしまいました。
この映画はサスペンスやホラーやSF要素はないという前提でいくつか思いついたのが下記です。
・登場人物を応援したくなる
・自分の日常では、たぶん死ぬまで経験できないようなビジネスの世界や憧れの場所や未知の国へ連れて行ってくれる
・泣いたりヤキモキしたり、色々な感情が次々と味わえる
・見終わった後、満たされた気分に包まれる
あれ?この映画、すべて当てはまってる❗️
そのうえ、さらにです。
・ヒロインは少女時代も成人してからも文句無しの美形‼️
・ガサツに見えてもおかしくないのに、食事しながら泣いてる表情が狂おしいほど愛おしい❗️
もっと決定的なのは、コロナ禍の渦中にこの映画を見ることで、どれほどの温もりが日常の中から失われているか、を突きつけられることです。
・泣いたり悲しんでいる人を抱きしめてあげる
・子供食堂のような集まり
・守りたい人や愛する人の手を握りしめる
・大声で思いの丈を吐き出す
・結婚式などのパーティー
この映画は、ついこの前までの平穏な状況で、出来映えはどうかな、と観てしまうと、まぁそこそこ、と感じる方もいらっしゃるような気もしますが、先行きの見通せない不安を抱えているリアルタイムの感覚の今観ると、とても暖かくて前向きな気持ちになれる作品だと思います。
私はとても心に染みました。
(以下、ふと思いついたことを追記。2020.8.20)
『思い、思われ、ふり、ふられ』を観たあと、ああ、繋がっているんだな、と思うことがありました。
それは〝安全基地〟という言葉。
「朱里は私にとっての安全基地だった。今度は私が朱里にとっての安全基地になる」
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は
いつか 誰かを
暖めうるかもしれない
いつか 誰かの
傷をかばうかもしれない
自分にとっての安全基地が、今度は子どもや他の誰かにとっての安全基地にもなっていく。
葵にとっての人生は、幼い頃から恵まれることのなかった安全基地がどこかにあるはずだと求め続けていく旅ですから、途中で、こんがらかったり、切れたり、見失ったり。
誰にとっても、その思いは切実で、決して人ごとではないと思いました。
りゅ〜
大丈夫。大丈夫じゃない。
(若干のネタバレありかもかも)
「大丈夫?」そんな一言で始まった2人の物語。
うまく行ったかと思えば、また失敗して。失敗したかと思えば、うまく行って。当たり前のことなのかもしれないけど、皆そうやって生きていくんだと改めて実感した。
「大丈夫、大丈夫。」そう言い聞かせながらカツ丼を頬張る葵(小松菜奈さん)にはとても心を打つものがあった。
手を握り続けれる人になりたい。そう言っていたからこそ、玲子(山本美月さん)の手は離さないで欲しかったし、ずっと寄り添っていて欲しかった。
今思い返せば、映画前半と後半で全く話が違う。30年の月日はこうも人生を変え得るんだと感じた。
この映画の元となった、中島みゆきさんの歌、「糸」にこんな歌詞がある。
「縦の糸はあなた。横の糸は私。」
この歌詞のように、漣(菅田将暉さん)と葵、漣と香(榮倉奈々さん)、葵と大介(斎藤工さん)など、沢山の人同士のつながり、物語が映画の中で繰り広げられていた。こういうつながりで一枚の布が出来上がり、人生が出来上がっていくんだなと感じた。香が死の間際に言った言葉。「この人生に後悔はない。」しっかりとした布が出来上がったということだ。そして、香が織りなした布は娘の人生を温めていることは観た皆さんにはわかりきっている事だと思う。
「過去より今だ」
香はそう言っていた。
でも、たまには過去によりすがってもいいじゃないか。後悔したっていい。大事なのは、諦めないこと。乗り越えられない、乗り越えるのが難しい過去を背負って生きている人だって世の中には沢山いるはずだ。でもそんな時は周りの人を頼って、諦めないで、糸を紡いで、時には綻びて、そうやって回り道しながらでもそれぞれの布をゆっくりと織りなせばいいんじゃないかなと思う。漣がチーズを成功させたみたいに。葵が玲子の手を取り、仕事を成功させたみたいにね。
みんな、大丈夫だよ。
p.s.
ちょっとだけ、内容じゃないとこに触れますね
中学時代の、漣と葵の絡みが甘酸っぱすぎる!!
いいなぁ、あの純粋な恋。映画のつかみとしては素晴らしい気がした!葵役の植原星空さんも声がまた好き!ほくろの位置も菜奈ちゃんと一緒だし、すごかった!
成田凌くんも弥生三月といい、震災に関する役やってて大変だろうに。すごいです。
糸が流れるシーンがたぶん3回くらいあるんだけど、全部鳥肌。上にも書いてるけどカツ丼食べてるシーンはなんかわかんないけど泣けてきちゃう。
ぜひいろんな人に観て欲しい映画です!
自分もいろんな人のレビュー観てあーだこーだ思っちゃお!
映画館に行こう!
悪くないが…
心に染みる
同じテーマの映画を同時に作ることを認める映画会社の度量にも頭が下がりました。
決して幸せではなかった平成という時代へのレクイエム映画が、ここのところ、立て続けに公開されています。
この作品では、「栄光のド昭和」の歌手である中島みゆきが、大銀行や大証券が立て続けに破綻し、日本中が「貸し剥がし」の恐怖におののき萎縮していた暗黒の時代、すなわち平成10年にシングルCD発売された歌「糸」をモチーフとした作品です。
縦糸はあなた、横糸はわたし。
しかし縦糸一本と横糸一本だけでは、人を暖める布には、なれないのです。
運命の糸などという、たった一本きりの存在を信じられなくなった平成という時代。
縦糸も横糸もグシャグシャに絡み合う作品こそが、時代を象徴するのかもしれません。
小松菜奈は、まるで百面相かと思えるほどに表情が豊かで魅せてくれます。
ねっとりと濃厚な演技力で楽しませてくれる榮倉奈々も、チャラいけど味のある成田凌も、みんな平成風。
そしてみんなモデル出身の俳優なんですよね。
もしかすると、モデルという職業、つまりカメラマンの要求に応じて瞬時に豊かな表情を紡ぎ出しつづけた経験が、名俳優を産むための良きトレーニングの土壌だったのかも知れません。
ストーリーには、いくつもアラがありますが、なんのなんの、最初から最後まで心地よく感動に酔いしれることができる作品なので、細かいところにいちいち目くじら立てていたのでは損でしょう。
いい話だけど、音楽だけ昭和、ぶち壊す
結婚おめでとう!
とてもベタでいい!
ストーリーはは予想できるほど。
予告見た通り。てか、予告でバラシすぎ。
ただ、こんなベタな内容のラブストーリーがあって良い。
ストーリーが予想出来ても泣けました。
菅田将暉も小松菜奈もとても良かったです。
強いて言えば、駆け足すぎる。
キャラに感情が移入する前にいなくなる汗
ただ、、、、ファンの方すみません。
根本ですが、途中の中島みゆきがいらない。
所々、中島みゆきの歌が流れますが、一気に昭和歌謡感が出て冷めてしまう。
演歌とは言いませんが、途中で演歌が流れるような感覚がある。え?ここで演歌?みたいな。
「糸」は良い曲だし、エンディングは良かった。
その他の「糸」×2回はいらない。
「ファイト」は、、、普通の人が真面目に歌うのは無理×2回。
とても良い雰囲気をぶち壊す。改めて音楽の大切さを知る。
中島みゆきファンの方は良いのかも。
楽しみにしてたので、期待しすぎた?
もう少し掘り下げてほしい
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