劇場公開日 2020年8月21日

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「小松菜奈さん菅田将暉の存在力」糸 なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 小松菜奈さん菅田将暉の存在力

2025年12月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

癒される

小松菜奈さんと菅田将暉さんは素敵な俳優さんで、
どの作品も魅力的ですが、
本作「糸」の2人がとてもスキです。
瀬々監督は、そのシーンで人の生き様を表現する演出をするので、空気にその人の匂いが滲んでいるような感じがする。

小松菜奈さんが子ども食堂でご飯を食べるシーン。
帰って来られる場所。懐かしい味。
涙が止まらないと、後から女の子が抱きしめる。
泣いている人がいたら抱きしめてって、お母さんが。

人にはそれぞれ幸福の意味が違う。
普通に生きたいだけ、と言っても普通の意味さえ各々
違う。
人の生活や生き様は、他人には関係のないもの、で
あろうから、そう背中を向けられる。
でも、もし、その織りなしのなかで、誰かをあたためたり傷をかばえたら、
そうすることができる人生には意味が
あるように思える。

主人公2人の痛みや哀しみと労り。
思いやりとか愛とか、もう言葉を超えている。

なかじwithみゆ
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