「優しさに溢れた作品」糸 RENさんの映画レビュー(感想・評価)
優しさに溢れた作品
まだ何も知らずに純粋に好き合っていた少年少女が再びめぐり逢うまでのラブストーリーのような…でもそれだけに留まらない人間ドラマですね。
それぞれの登場人物が紆余曲折あり成長していく姿も描かれていて役者さんの演技も素晴らしいと思います。
小松菜奈のアンニュイな雰囲気が役にピッタリだし、菅田将暉さんもヒョロっとした田舎で燻ってる若者が似合う!
それにやはり凄いのは榮倉奈々さんですね。
本当の病人にしか見えなかった。
主役キャラクターがみんな優しすぎて周りを思いやる気持ちにやきもきしつつ、最後にはそんな人達がみんな笑顔で幸せになれて良かったなあと思います。
香の親の気持ちになって涙して、葵の気持ちになって涙して、蓮の気持ちになって涙して…多分鑑賞中3回は泣きました笑。
見終わったあと良い物を見たなーと思える作品です。
唯一、小松菜奈ちゃんが洗練されすぎてて最後のエンディングシーンで華やか美しすぎてちょっと舞台と合ってないなと感じましたね。
垢抜け過ぎと言うか綺麗すぎる。
もうちょっとナチュラルな感じでも良いのではと思うけど、素材が良すぎちゃって化粧映えしすぎるのかな。
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