「名曲「糸」をモチーフにしようとした製作陣の胆力に敬服 榮倉奈々の役作りにも最敬礼」糸 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)
名曲「糸」をモチーフにしようとした製作陣の胆力に敬服 榮倉奈々の役作りにも最敬礼
地上波初放送のあったタイミングで、改めてこの作品を振り返ってみる。
菅田将暉と小松菜奈は実生活で結婚したわけだが、その事実を慮りながら観ると、また更に様々な感情が去来する点が実に興味深い。ふたりの熱演は、言うまでもない。
そして、今作における榮倉奈々の激烈な役作りには感服というほかない。病に倒れる役ということもあり、ここまでの減量をやってのける役者魂には敬意を表したい。
それにしても、中島みゆきのあの名曲をモチーフにしているわけで、劇中でも効果的に使われている。それだけで、今作のグレードを1ステージ押し上げているほどの効果があったのではないだろうか。
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