「涙が止まらない」糸 丘の上のひじきさんの映画レビュー(感想・評価)
涙が止まらない
糸というテーマを劇中ずーっと考えさせられた映画です。糸って何だろう。どんな太さなのか長さなのか。丈夫なのか切れやすいのか、、。
エンドロール終わってからも涙が止まらない良い映画に出会えました。
小松菜奈の演技が成熟してて、完成度高い。
菅田将暉はもちろん言うことなし。安定感抜群で、もはやベテランの域。
人生は、自分が止まっている間に、相手がずっと先に行ってて、、。自分だけが馬鹿みたいに同じ場所に固執していたり。またその逆も。
でもちゃんと糸は頼りなさそうでいながら。今にも切れそうで、もう切れたかもって思い込んでいても、しっかり繋がっている。
望郷の念に感慨耽りながら、今を生きる。でも過去もちゃんと繋がっている。
コロナ禍において、余計に胸に染みる作品でした。
自分だけが立ち止まっていたんだ、という気持ちになった青年を演じる菅田将暉の演技も圧巻過ぎて。
最後は嗚咽レベル^ ^
マスクの中、、涙と鼻水が大変でした笑
夏の最後に良い映画を見れました。
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